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東京ヤクルトスワローズが143連勝するセ界 6月8日〜13日

今週はビジターでマリンーズとホークスとの6連戦。
燕が、敵地で鴎と鷹相手にどう戦うのか注目である。
鳥類最強を決める戦いが、今週はじまる。

まずはZOZOマリンに立ちはだかるは、鴎のマリーンズ。
幕張の風なんてなんのその。
挨拶代わりと、塩見青木が連続ホームランで幸先良く先制すると、走塁で得点してさっそく3点をもぎ取った。
先発は、未来の日本のエース奥川さん。
マリーンズ打線を完璧に封じていく。
ピンチらしいピンチはなく、5回を投げ切った。
6回から登板した吉田大喜もその勢いに乗って、こちらも無失点に抑える。
追加点のほしいスワローズは、ミスタースワローズ山田哲人の豪快な一発でリードを広げた。
幕張の夜空に3発の花火を打ち上げ、見事に快勝した。

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スワローズ 300000010 4
マリーンズ 000000000 0
奥川5勝目!

続く第2戦も、ツーアウトから1・2塁のチャンスをつくると、オスナサンタナの連続タイムリーで2点を先制する。
この日も初回から試合を優位に進めていく。
1点差に詰め寄られた3回表には、昨夜に続き山田哲人のホームランで突き放す。
スワローズ先発は、ビジターゲームに強い名誉生え抜き田口。
毎回ランナーを出すも、粘り強いピッチングで7回途中までを3失点で抑え、先発の役割を果たした。
その後は、今野がピンチを切り抜けると、8回は清水が三者凡退に抑える。
9回表には、満塁で中村が6回に続きタイムリーを放ち、2点差で最終回を迎える。
新守護神マクガフは、2本のヒットとフォアボールでワンアウト満塁とこちらもピンチを招いてしまう。
しかし、ここからがマクガフの真骨頂。
打率3割超の中村、角中を変化球で連続三振を奪いゲームセット。
接戦ながらもリードを奪われることなく勝利した。

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スワローズ 201001001 5
マリーンズ 010001100 3
田口6勝目!

この日も勝利したい第3戦。
しかし、マリーンズの先発は、奥川さんの同期で令和の怪物と呼ばれている佐々木朗希。
毎試合初回に得点していたスワローズだが、やはり怪物。
この日は、三者凡退に打ち取られてしまう。
しかし、2回表。
怪物を退治したのは神様だった。
先頭の村神様が第18号ホームランで先制点を奪い取る。
その後もオスナと元山のヒットで、ツーアウトながら1・2塁のチャンス。
ここで、久しぶりのスタメンとなった山崎が、身長が高いからってうらやましくなんてねぇよと言わんばかりのスイングで、右中間を破るツーベースヒット。
さらに2点を追加した。
スタメン落ちが続く中、いろんな鬱憤を晴らす形となった。
先発のサイスニードは、3回までほぼ完璧だったが、4回裏に3つのフォアボールで満塁のピンチを招くも、なんとか無失点に抑えた。
しかし、5回に自らの悪送球で1点を失ってしまい、なおもワンアウト1・3塁のピンチ。
ここで村神様は守備でも魅せた。
強いゴロを横っ飛びして捕球すると、すかさず2塁へ送球、そしてダブルプレーを完成。
打ってよし、守ってよし、いよいよ神様以上の存在となってきた。
その後、8回裏に清水は寿司職人レアードに1発を打たれるも、大西→今野→清水のリレーで1点差ゲームを勝利し、令和の怪物にプロの洗礼を浴びせることができた。

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スワローズ 030000000 3
マリーンズ 000010010 2
サイスニード3勝目!

交流戦最後のカードは、昨シーズン日本一となった鷹のホークスとの対決。ラスボス登場といったところであろうか。
PayPayドームというバンテリンドーム並のふざけたネーミングの球場で行われるとは、燕のスワローズもこれには黙っていられない。

この日の両チームの先発は石川。
どちらの石川が最強の石川なのか白黒はっきりつける試合となった。
2回表に試合は動いた。
地元である九州の空気はおいしいと、村神様がスタンド中段に突き刺さるホームランで先制に成功する。
いくら九州の空気はおいしいからといって、この日2三振を喫したバレなんとかのようにホークスに行ってもらいたくはないものである。
また、このホームランで12球団の本拠地すべてでホームランをマークした。
わずか4年目での快挙。
本当に末が恐ろしい神様である。
一方のプロ通算174勝の石川は、コースを丁寧に突くピッチングで、前回の登板のように凡打の山を築いていく。
結局、6回無失点という完璧な内容でリリーフ陣にバトンを渡し、大西→梅野→清水→マクガフが燕の子の1点を守り切り、見事に勝利した。

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スワローズ 010000000 1
ホークス  000000000 0
石川3勝目!

この日は、好調のライアン・マダックス・小川が、5月の月間MVPに選ばれたマルティネスと対峙した。
しかし、2回裏に熱(苦しい)男松田のタイムリー、4回にはバケモン柳田のホームランで2点のリードを許してしまう展開となる。
それでも、小川の好投に応えていきたい打線は、6回表にミスタースワローズ山田哲人のこの日猛打賞となるホームランで1点差に詰め寄ると、続く8回にはサンタナのツーベースからピンチバンター宮本がきっちり送り、ここでミスター最低限中村が犠牲フライではなく、しっかりとタイムリーを放ち、同点に追いつく。
こうなれば勢いはスワローズのもの。
さらに8回表、相手のエラーで青木が出塁すると、本日絶好調のミスタースワローズ山田哲人が、交流戦では無失点にセリーグを抑え込んでいた板東から、レフトスタンドへと突き刺さるツーランホームラン。
たちまち2点差にリードを広げた。
一方のソフトバンクも負けじとツーアウトながら、2・3塁のチャンスを迎えるが、ここで交代した梅野がきっちり打ち取った。
シーズン序盤までイニング途中での登板は、あんなに頼りなかった梅野。
今では威風堂々と投げ込んでいる姿に、未来の日本の守護神を感じさせる。
そして、現在の守護神マクガフは最終回を難なく無失点で抑え、ホークス相手に連勝を決めた。

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スワローズ 000001120 4
ホークス  010100000 2
小川9勝目!

この日も勝って、昨シーズン日本一のチームから3タテを奪取したいスワローズは、今シーズン初登板となる高橋がマウンドに上がる。
全国289689610人のスワローズファンの、会いたかった〜!が日本列島をこだました。
そんな高橋を楽にさせてあげたい打線は、さっそく初回に昨日の好調そのままに山田哲人のタイムリーで先制を奪う。
それに応えるかのように高橋は、4回まで2つのフォアボールはあったもののノーヒットピッチングを継続。
まさに神投球である。
そんな好投に打線は、4回表に「山田さんばかりずるいぞ〜」と言わんばかりに村神様の両リーグ最速となる第20号ホームラン。
さらに5回には「やっぱ本塁打王はオレでしょ」とミスタースワローズ山田哲人もホームランを放つなど、中盤で6対0と試合を優位に進めていった。
しかし、5回裏ワンアウトの場面で、お金で幸せは買えないと悟ったバレなんとかがホームラン、続く打席でもツーランホームランを放ってしまうと、川島kzもホームランと2人の元スワローズの選手で4点を奪い返す。
これで10対0だと、全国289689610人のスワローズファンの中には間違えて歓喜した人もいたことだろう。
最終回は、これで3連投となる守護神マクガフが2点あれば充分と、この日も無失点に抑えて3試合連続でセーブをあげた。
先頭打者を塁に出すことはちょくちょくあるが、守護神にふさわしいピッチングを続けている。
そして、高橋が勝ち投手。
これには、AKBファンも喜んでくれたことだろう。
これでなんとソフトバンクホークスまでも負け無しでカードを終えた。
なんでも交流戦で同一カード全敗したのは、2012年のジャイアンツ戦以来9年ぶりだとのこと。
毎年、日本シリーズでホークスに苦汁を舐め続けているセリーグは、ホークスが日本シリーズに進出したら、CSで勝ち上がったチームではなく、強制的にスワローズが日本シリーズで戦えばいいのではないだろうか。

      123456789
スワローズ 100320000 6
ホークス  000010210 4
高橋1勝目!

燕が鴎と鷹に挑んだ、鳥類最強決定戦も無事全勝。
さて、交流戦が終わり、またリーグ戦がはじまる。
これからも投打のバランスがしっかり噛み合い、どんどん勝ち星を増やしていってほしい。

143連勝まで、あと82試合!

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