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フレームと奈落と春一番。 ざっつぶん#16

こんばんは!コダカです!

今日は春日通りのランニングの話をします。

昨年の年末からランニングを始めました。これが未だに続いているのです。
仕事で疲れたときやアルコールが入ったときを除いて、だいたい毎回5キロ週5で走っています。

走ってみたら、意外と気持ちよかった。

ただそれだけの理由で時間を作ってはロードワークに出かけてしまいます。
何か大会にエントリーしているわけでもないので、ストイックさはなく体力作りにでもなったら儲けもんといったところです。
ただただ気持ちいい、それに尽きます。

今日は遠出して(と言ってもそこまで走るのですが笑)お気に入りのコースへ。東京・豊島区→文京区の「春日通り」をひさびさに攻めていました。

春日通り、いいんですよ。
春日通り友の会を作りたいぐらい、いいんですよ!(強調)

高台の上に道がひかれていて、空が近い。

休日はさほど交通量も多くなく、閑静な住宅街のため歩行者も少ない。

非常にのんびりとしていて気持ちよくダラダラ走ることができます。

それに昨年のNHK大河ドラマ「いだてん」の主人公金栗四三さんの寄宿所と学校までの通学路でもあったそうで、元々由緒あるランニングルートなのです。

さて、本日も順調に池袋の喧騒を抜け、お目当ての春日通りに入るころには、天気も良く、、風も穏やか、、ではなくなってきました。(汗

太陽は隠れ、雲は厚めで風強め。

茗荷谷も過ぎたので、そろそろUターンして帰宅しますかね。と思った矢先、ぱっと視界に入りました。

『春日通りから一本を外れたら、いったいどんな風景になるんだろう。』

ああ、思ってしまった。

昔からどうでもいいことに関しての実行力は強く、いったん思ってしまうと、この好奇心は止まらない、止められないのです…。

ええ、行きましたよ。ひゅっと右に曲がりましたよ。だだだ!と坂を駆け下りましたよ。



ここか!!!!!

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坂を下り切った地面の底で眼前に広がったものは、長年車窓から眺めていた地下鉄丸の内線の車両基地でした。

いつも電車から見ていた風景と、自分が今いる風景がオーバーラップするのはなかなか新鮮な体験です。
強制的かつ物理的に視点の変更が行われたわけですから。

フレームの外の世界。

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蛇行した道路、南北に続く長い地下通路、何メートルも伸びるダムのような灰色の壁。丸の内線の上から想像もしていなかった都市建築の数々に暫しランニングをやめて見入ります。

いよいよ、日も暮れて雲行きも怪しくなってきたので、土地勘のある東京ドーム方面へ大急ぎで走りだしました。
丸の内線の高架沿いを進み、春日あたりの昔ながらの細い道に苦戦し、なかなかたどり着かないもどかしさ。


やっと、牛天神下の都道に出たかと思うと、今度は強風で帽子が後ろに飛ばされました。

生暖かい突風?もしや、春一番?

奈落の底から這いあがって春一番とは縁起がいい!と一人ご満悦!(東京地方の春一番自体は11時頃吹いたみたいなので、ボクにとっての春一番ってことでお願いします笑。)

と、なったのも束の間。

なんとか持っていた天気も日没を待ち構えていたかのように、大雨が降り始めてしまいランニングは中止。
水分補給のために持っていた残高ギリギリのSUICAに救われ、泣く泣く電車に乗って帰宅しましたとさ。(ちゃんちゃん)

東京はまだまだ広い。
いつも通る道でも1本入れば、まったくの別世界が広がっています。
皆さんもどうです?そこの角、曲がってみませんか?

最後までお読みいただいてありがとうございました。

つたない文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。 もっと上手に書けるよう精進します。