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if design project day1

if design project参加の経緯はこちら

3つのコースから酒コースを選択

if design projectでは、酒・農・海の3つのコースが用意されており、
いずれかのコースを選択すると、各コース7人ずつがチームになって提案を考えていく流れ。
いずれ新潟で、この経験を活かすことも視野に入れた場合、どのコースでも活かせる経験になりそう。それならば、自分が好きなものをということで「酒コース」を選択。(結構、安易ですが)

事前にfacebookで参加者同士の自己紹介など軽いやり取りをしたうえで、
9/14(土)に、第1回からいきなり現地・茨城へ出向いてのワークショップを迎えました。

朝9:10に土浦に集合して、駅構内の施設でオリエンテーションを行って、
それぞれのコースごとに分かれてバスに乗って、それぞれのコースを回る。
9:10に茨城集合とは言え、土浦は東京寄りで、僕が住む船橋からも1時間10分程度…のはずだったのだが、まさかの柏での乗り換えで東京方面に向かってしまい、参加者内で唯一の遅刻という失態。のっけから無駄にインパクトを残してしまった。

とは言え、オリエンテーションは今後の流れの説明や、提案時のサポートをしてくれるメンバーの紹介等がメインで、バス移動する10時までには余裕をもって到着できたので、少なくとも迷惑をかけることはなかった模様。
※後に、「遅刻するなんてどんな人なんだろうと思ったら、真面目そうな人が来て驚いた」と言われる。

訪れて驚かされた、総合酒類メーカーの技術力

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訪れたのは、水戸市にある明利酒類株式会社の酒蔵。
茨城県は、関東で最も酒蔵が多い県らしいのだが、その中でも有名な総合酒類メーカーだ。

酒蔵に訪れるのは初めてで、予習が足りないこともあって、生産過程については、正直こんな設備で作っているんだな程度の感想にとどまってしまう。
ただ、1981年から通算11回金賞を受賞している日本酒「副将軍」や、2008年の全国梅酒大会(天満天神梅酒大会)で日本一を受賞した「百年梅酒」など多品種少量生産の様々なお酒を飲ませていただいて、これだけ多くの種類のお酒がどれも美味しい。明利酒類のお酒を飲み比べるだけでも、自分が好きなお酒が見つかりそうだと感じた。

その後、
加藤社長をはじめ、多くの方から明利酒類の取り組みについてお話をいただき、凄く技術力の高い会社である一方で、まだまだ取り組みできる可能性も感じた。
端的に言うと、「技術力は高く、酒造りのネットワークを持っている。ただ、販売については、卸売に依存していて消費者の顔がハッキリとは見えていない」。だからこそ、販売についてはまだ伸ばす余地があると感じるのだ。

【強み】
・飲み比べてもらえる豊富なラインナップ
少量多品種、製品開発力高
内訳 日本酒 20%, 焼酎 30%, 梅酒 10%, スピリッツ 20%, 発酵調味料 20%
・全国の酒蔵に酵母を提供している
優良な清酒製造のための協会10号酵母、小川酵母を販売。〆張鶴、出羽桜、十四代、くどき上手なども小川酵母による醸造
・全国の酒蔵に指導を行う技術力
日本各地の酒蔵の後継者育成も手がける
・酒づくりネットワーク
企業・自治体とのつながり
・立地の良さ 観光地から近い
弘道館、美術館等が近い
【弱み】
・お客さんの顔が見えていない
卸、小売店比率が高く、直販の比率は少ない
オンライン売上は売上比3〜4%、自社webではほとんど売れていない

・県内消費量は少ない

上記を踏まえると、

○ファンづくり
消費者との接点を増やし、茨城県内からファンを増やしていく
○広報
明利酒造の技術力や想いなど、「ストーリー」の伝え方の見直し
○開発
開発力や酒造りのネットワークを生かした、新商品の開発(できれば茨城の特長を出した商品)

といった部分で、まだまだ広げられる余地はありそうだと感じたフィールドワークだった。


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その後は、水戸市内を回って、明利酒類の販売状況、水戸周辺の飲酒事情、観光事情を見て回った。

茨城の地酒コーナーでも、明利種類のお酒は埋もれてしまっていることや、
水戸駅構内の地酒バーも最近できたことを知る。

まだまだインプットの段階だけど、大きな可能性とやりがいを感じたday1でした。


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