鈴木財務大臣は、4月7日と4月11日に記者会見を行いました。
その中で、こども・子育て政策と財政健全化について言及をしています。
まずは、質疑応答の概要です。
個人的にポイントとなると感じた部分を太字にしております。
こども・子育て政策の財源に関しては、国民の理解を得ながら税による負担も踏まえて検討する必要があると述べています。
一方、財政に関しては、国債による財源の調達は抑え、財政健全化推進の必要性を強調しています。
これらを合わせて考えると、増税を示唆していると捉えても差支えが無いと思います。
また、今回のコメントにはありませんでしたが、防衛費も今後5年間で43兆円を計画しており、財源の問題で増税が取り沙汰されています。
ここ最近、安定的な物価上昇の兆しが見え、大企業を中心に賃上げを実施する傾向が強まるという状況の中で、増税はこの状況を反転させる危険性を多いに含んでいます。
こども・子育て政策、財政健全化、防衛力強化も全て必要ですが、財源は果たして増税で良いのか?
特に財源確保をどのように行うのかを注視する必要性は、更に高まったと思います。
衆議院解散・総選挙がいつ行われるかもささやかれる中、どの党に投票するのかを判断する上でも動向を引き続き注視していきます。