見出し画像

Stand by me 描クえもん 第2話

言われてました…、こんなセリフ。

【あとがき】

本作以前、僕は見開き表現を多用する作家でした。

漫画の画面を最大に使えるのが見開きです。
だけど、それは紙媒体の話。
閲覧環境がデジタルに移行したことで、新たに制約が生まれました。
せっかく見開きで大きな絵を描いても、スマホでは1ページ単位でしか表示されなくなったのです。
もしかすると、電子書籍をメインの表現媒体と考えた場合、見開き表現は使うべきではないのかもしれません。
「描クえもん」では見開き表現を捨てることにしました。

そして多分、スマホで漫画を読むような読者は難しい物語を望んでいません。
電車の中で暇つぶし程度に漫画を読めれば良いのです。
短くて読み飛ばしても理解できるような物語が好まれるはず。
1話あたりのページ数を減らすことにしました。
かと言って、栄養不足になってはいけません。
かつては1話20Pを基本としていましたが、描き方を変えれば読み応えはそのままに1話16Pでいけるんじゃないかと。

この第2話は15Pです。
実際に場面を描写するのではなく、コマとコマの間にある展開を読者に想像させることで減ページしました。

ラモーンズのように2分で曲を終わらせて、とっとと家に帰ろうと考えていました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?