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コンサドーレを好きになったきっかけ

今回は俺が北海道コンサドーレ札幌を好きになったきっかけと、コンサにどっぷり浸かっていた青春時代の昔話を書きたいと思います!
古い話なので、所々間違えてる所あると思いますけど、コンサドーレサポーターの皆さん、優しく訂正してくださーい!
ではいきまーす!

コンサドーレとの出会いは小学校1年生の時。サッカーを幼馴染の兄に誘われて、始めたんだけど、まぁお遊び程度にやっていた。
そんな時にコンサドーレ札幌というプロサッカーチームが函館千代台競技場で地元の函館選抜チームと親善試合的なのをすると聞いたので、サッカー仲間と家族と見に行った。

スタジアムに入った瞬間、鳥肌がたった。この瞬間は今でも忘れない。赤黒のかっこいい選手達、大声援を送るサポーター、場内の雰囲気。
将来の夢が決まった。
『コンサドーレの選手に絶対になる』
それまではジャニーズに入りたいとか、オーレンジャーになりたいと言ってたんだけど、大幅な夢の変更。まぁここから25年ほど経って諦めた頃に、夢が叶うとは思わなかったけど。

内容は覚えてない。アシスのキックめっちゃ曲がるー!ってのは覚えてる。
まだGKもやっていなかったので、単純にサッカーかっこいい、コンサドーレってカッコいい!って思ったかな。

翌日にコンサドーレ主催のサッカー教室があってそこに参加して、当時GKコーチだったディドさんとのPK対決をさせてもらったんだけど、しっかり止められた!で、悔しがって頭抱えてる俺に、めちゃくちゃ速いボールをディドさんは投げ返してきた。見事に俺の背中にぶち当たり、強烈な痛みを感じた…笑

何でそんなことすんだよ!と思ったけれど、それ以上にシュートを止めるGKがカッコよく思えた。

上から白、青、黄のソックスを履いてる真ん中で走ってる選手が俺です。
ちなみに周りは3年生。俺は1年生。
デカ過ぎ。


まぁそれからもコンサドーレが函館千代台に来る度に、観戦しに行ってたし、ハーフタイム抽選でボールが当たった事もある。コンサのエンブレムが入ってるボールが貰えたのが嬉しくて、友達とその日に公園でサッカーしたんだけど、すぐに変色して変な色になったので、そのうちクラブから代わりのボールを貰いたいと思う。

初めて札幌ドームで試合を見たのは2001年の浦和レッズ戦。函館から札幌に小旅行がてら、コンサドーレの試合を見に行く事になった。ウキウキし過ぎて、行くと決まった日からずっとチケットを祖母の家の仏壇の前に置いてた。何故かわからんけど。
試合当日ドームへ行くと、赤黒と赤い人らが沢山いて迷子になりそうだったし、席に着くとコンサドーレの応援歌とレッズの応援歌がガンガン聞こえてくる。もう鳥肌立ちっぱなしで興奮しっぱなしだった。
妹はレッズの応援歌につられてレッズの手拍子してたけど…
俺はGKを始めていたので、佐藤洋平選手に釘付け。腕のまくり方をこの試合の後から真似してました。
ウィル選手のロングシュートは興奮したし、前年度までコンサドーレに在籍していたレッズFWエメルソン選手に対して大ブーイングしていたのも覚えている。
結果は1-1のドローだったけれど、最高に楽しかった。延長戦も終わらなければいいのにと思っていた。
翌日、観光がてらサッポロファクトリーに行ったんだけど、レッズのユニフォームを着たサポーターが沢山いたので、多少ビビりながら周りを歩いた。何で翌日なのにユニフォーム着てんのさ!
と、子供ながらに思った。

んな感じで自分のサッカーも頑張りつつも、コンサドーレの動向も追っていたし、沢山グッズも買っていたし、月刊コンサドーレは親が毎月買ってくれたので、部屋中に貼り付けていた。

コンサドーレのアカデミーには入りたかったけれど、函館の田舎のチームで全道大会にも出たこと無かったし、入るなんて夢のまた夢。別世界のものだと思っていた。

けれど2004年に小学校6年生になり、函館市の選抜で北海道の大会に出て優勝。
その後北海道選抜に選ばれた。北海道選抜のGKコーチは現トップチームコーチの赤池さん。
そして周りに上手い選手が沢山いたんだけど、その中でも札幌市内や、札幌近郊に住んでいた選手は、ほぼコンサドーレU-15のセレクションを、受けるとの事だった。
だったら俺も受けてみたい、俺もコンサドーレU-15に入りたい、セレクションを受けてみたいと思ったのを覚えている。

右手前のオレンジが修平。
デカすぎ。このまんま伸びて190センチ欲しかった。
このちょい袖捲りが佐藤洋平選手の真似。

幸運な事に、親の仕事の関係で翌年から札幌に引越しする事になったので、コンサドーレU-15のセレクションを受ける事になった。
その結果合格。合格させてくれた赤池コーチには本当に感謝している。

でもその年はコンサドーレがJ2最下位だった年。それでも俺の中では憧れのチームや、選手達だったので、そんな事は関係なかったけれど、同級生とか周りの方々も、コンサドーレって弱いよねって言ってくるのが悔しくてしょうがなかった。
まぁこれは高校卒業するまで、よく言われた事だけど…泣

それでもクラスメイトや周りの方々も、石屋製菓のコンサドーレのCM
『俺たちの勝利だ、強いぞ強いぞ、俺たち戦士よ、フォルツァ札幌!ウィーアーサッポロ!』
というフレーズはみんな知っていた。コンサドーレってやっぱり道民、函館市民にもしっかり認知されてるんだなと思うと、嬉しく思った。
まぁ函館の人たちからすると、コンサドーレは遠いものだった気がするけど…

ちなみにこの年の函館サッカー協会の表彰式で、小学年代の優秀選手的な形で表彰を受けた。
その会で、色々と抽選でサッカーグッズなどがプレゼントとして用意されていた。忖度があったか、俺がコンサドーレのアカデミーに入るからか、本当に抽選で当たったか、どれかわからないけれど、2004年に使ったadidasの黄色いGKユニフォームを頂いた。もう興奮が止まらない俺は、ほぼ毎日着た。本当に家宝だった。

そして冬を越え、小学校を卒業し、函館から札幌に引っ越して、札幌栄南中学校に入学。それと同時にコンサドーレ札幌U-15に入団。コンサドーレが自分のクラブになったのを嬉しく思うと同時に、これからは札幌に住んでるから、沢山試合見に行けるし、なんならコンサアカデミーにいる事で、無料で見れる時もあるじゃん!と、テンションが上がっていた。
それにコンサドーレのエンブレムが入った練習着を着用出来る事がとても誇らしかった。
そしてその頃からチームのスタッフの方々に、コンサドーレのエンブレムを付けて行動してる事に対して、とても責任があるから、自覚ある行動をしていけと強く言われていた。なのでコンサドーレのジャージを着ている時に、地下鉄で飲食したり、席を占領したり、マナー悪い行動をしないように心がけていた。それでも若かったので、俺かどうかわからないけど、よく苦情の電話が来ていたみたい。申し訳ないです…

コンサアカデミーでトップチームの試合観戦に行く日は勿論、それ以外の日も行ける日は学生料金でチケットを購入して試合観戦しに行ってた。GKのウォーミングアップを見たい俺は1時間近く前に席に着いてスタンバイ。むしろ試合よりウォーミングアップの方を集中して見ていた。その頃は林卓人選手や佐藤優也選手、高原寿康選手、高木貴弘選手が数多く試合出場していたので、その選手達中心にホームもアウェイも、試合前のアップも沢山見ていた。
2007〜8年に所属していたGK富永康博さんとは、岡山や京都でGKコーチとしてお世話になった。
赤池GKコーチは2007年からトップチームのGKコーチになったので、より一層トップの選手達を意識して見ていた。まずはモノマネからだったけど…笑

2007年にJ1昇格争いをしていて、コンサアカデミーの先輩である藤田征也選手や西大伍選手が大活躍しているのを見ると、いつか俺もあの舞台に立ちたい、必ずあのゴール前に立ちたい、というより、俺なら絶対立てる!と思っていた。

U-18に昇格後もコンサ愛は変わらずあって、ずっと応援していたけれど、高校生という事もあって、選手として、トップチームをより近く感じていた。
実際に練習やキャンプにも参加させてもらっていたし、トップチームと練習試合も何度かあり、とても近い存在になっていた。
アカデミーの先輩らがドンドントップチームに上がっていくし、俺の心の中も、憧れという存在から、次に必ず行き着く所という存在に変わっていた。

応援していたというより、俺が行くチーム。この頃にはそう思ってた。コンサドーレ以外でサッカーをする事なんて考えた事もなかった。

だからこそ、トップチームに上がれないとU-18の四方田監督に言われた時は悔しかったし、嫌いになろうと思った。赤池コーチの事も嫌いになろうと思った。
けれど、やっぱりチームに対する愛は夢が叶わないと告げられても冷めることがなかったし、四方田監督や赤池コーチも嫌いになる事はなかった。むしろあそこでトップチームに昇格させてくれなくて良かったとも思ってる。

プロになってからも常にコンサドーレの事はずっと気にして応援していたし、同級生の三上陽輔選手や櫛引一紀選手、後輩の荒野拓馬選手や深井一希選手が活躍してるのを見ると、自分の事のように嬉しくも思った。悔しさもあったけど。

今こうしてJ1でコンサドーレが定着してるけど、昔はそんな事が現実になるなんて思わなかったし。

厚別やドームのゴール裏で見ていて、格下と思われるチームに負けたり、J1の舞台でボロボロに負けてブーイングをされるチームが、ここまで大きくなるとも思ってもいなかった。

けれど今こうしてJ1に居て、たまにタイトルを狙えるようなクラブになった事、とても幸せなんだよ。それも当事者としてね。試合にはまだ絡む事はないけれど、それでもこのクラブが今の状況にある事が幸せ。

このクラブに与えてもらった事が沢山あるから、今後は、コンサドーレに対して、試合や練習、それ以外の活動でも恩返し出来れば良いなと思ってる。
そして、函館出身のJリーガーがコンサドーレにまた入ってくれると良いなー。

ってな訳で、今回はこの辺で終わりです。今でもサポーター兼、選手です。笑
今シーズンもよろしくお願いします。素晴らしいGK達がいるし、俺が試合に出る事は相当難しい事。そのくらいわかっています。
ですが、チャレンジする事で自分の能力も上がると思うし、人間的にも更に大きくなると思ってます。

ピッチに立った時は、俺の夢が叶った瞬間だし、大歓声で修平コールしてください!

よろしくお願いします!




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