『強み』の自己認識ワーク~自分自身の『強み』を言語化してみる~
こんにちは、シュハリの河合です。
「あなたの強みは何ですか?」と聞かれて、即答できる方はどれだけいるでしょうか?
本日はシュハリの講師・伊藤さんがインターン生2人に対して『強み』の自己認識ワークを実施してくれました!
①自己紹介&アイスブレイク
まずは参加者全員で自己紹介。「名前の由来は?」という質問に、インターン生の2人は少し恥ずかしそうに、「雪のように白い肌になってほしいという願いを込めて“ゆき”」「草木が萌えるように芽をはぐくんでほしいという願いを込めて“もえ”」と、素敵なエピソードを話してくれました!
② 『強み』を言語化することの重要性って?
さて、「あなたの強みは何ですか?」と聞かれた時、とっさにどんな言葉が出てくるでしょうか。自分が得意なこと、周囲から評価されたことなど、なんとなく分かってはいるものの、それを明確に言語化できるかと言われると、なかなか難しいものです。
では、『強み』を言語化することはなぜ重要なのでしょうか?
言語化することで、その強みをもっと「発揮」することができるから、と伊藤さんは言います。
例えば、私自身はというと、人と話すことが大好き。人と話すことで自分の考えが整理されたり、相手から学ぶことが非常に多く、人と話せば話すほど、自分の幅が少し広がるように感じるから。ただ、人と話す際には当然ですが、一方的に自分の考えを発信するのではなく、常に相手の様子を観察しながら、相手の共感を引き出すように伝える必要があります。こういった力を“単なるおしゃべり好き”と片付けていたらもったいない!私の強みは「伝える力」「共感力」「観察力」「人間関係構築力」…といったように言語化し始めたのは、かれこれ7年前。そこからなんと、一気に仕事の幅が広がったんです。
大切なプレゼンを任せてもらえるようになったり、講演の依頼をいただいたり、そして講師の仕事までいただけるようになり…と、自分でも驚くことばかり。
こうして自分の『強み』を言語化することで、自分でもそれを意識する、そして周囲からは『強み』を生かす機会をいただける、その結果『強み』はさらに磨きがかかり、大きな成果に繋げることができる。『強み』を言語化することは、想像以上の効果がある、と私自身実感しています。
③それぞれの『強み』
今回参加したインターン生2人の『強み』はというと…
まず、72個の「強みを表現する言葉」が書かれたシートを参考にしながら、2つのことを実施します。
1. 自身が発揮していると考える強みを3つ挙げる+強みを発揮した場面を整理する
2. もっと発揮したいと考える強みを3つ挙げる+その理由を整理する
まず、もえさんの強みは、「追及力」「成長意欲」「自己研鑽力」という言葉が並びました。一度決めた目標に対して、絶対に屈しないことが強みとのこと。実際、幼少期からバレーに力を注ぎ、努力し続けてきたそうですが、高校2年生の時に体調を崩してバレーが出来なくなってしまったそう。しかしそこで停滞するのではなく、それを機に勉強にシフトし、見事希望の大学に合格したこと。これはまさに「自分がこうしたい!」という高い目標を掲げて己を高めていく、もえさんのパワフルな強みが見事に表れているエピソードだなぁ、と感心してしまいました。
しかし一方で、「自己客観視力」や「時間管理力」「自己肯定力」はもっと伸ばしていきたい、と言います。成長意欲が高いからこそ、自分の出来ていない部分に焦点を当てて落ち込んでしまうのだそう。
講師の伊藤さんからは、「この『強み』の自己認識ワークもまさに、“自分を客観的に見る力”を養っている。もえさんはとても最上思考が強い人。そんな自分を客観的に認めてあげて、自分を追い詰めるのではなく、このあたりでいいかな、という良い塩梅の着地点を見つけてあげることも良いかもしれませんね」というコメントがありました。
そして、次にゆきさんの強みはというと…
「集中力」「感受性」「対人関係構築力」と3つ挙げてくれました。感受性が豊かで、相手の気持ちをくみ取ることで、相手との信頼関係を築くことができるゆきさん。大学でもとても良い友人関係を築けているようです。
一方で、「観察力」や「協調性」「決断力」をもっと磨いていきたいとのこと。特に「協調性」は、単に周囲に合わせるのではなく、しっかりと自分の意見も伝えた上で周囲と協調していきたい、と。そして、「観察力」に関しては、もともと人間観察が好きではあるものの、これまでその力をどこの生かせばよいか分からなかった、とした上で、「今はシュハリのインターンとして研修陪席の機会がある。その際に、社会人の方々を良く観察して、そこから多くの学びを得たい」と意欲的な表情で語ってくれました。
ワークショップが始まる前には、「私に強みなんて…」とどこか自信なさげで恥ずかしそうにされていたお二人。しかしワークショップが終わるころには、とても良い表情で、背筋が伸びていたことが印象的でした。お二人とも、自分の『強み』を言語化したことで、自分自身との向き合い方、『強み』の生かし方・伸ばし方が見えてきたのかもしれません。
④シュハリが考える『強み』とは
強みは必ずしも相対的に秀でていることである必要はありません。自分がその強みを活用している時にとてもイキイキできたり、その強みを発揮すると充電(チャージ)されたりする感覚があるだけで十分です。
他者より優れていることを見つけるために『強み』を認識するのではなく、「自分自身と上手く付き合うヒントを見つける」ための手段になればと思っています。
【シュハリの取り組み:研修講師も学びを欠かさない】
シュハリでは皆さまの学びのお手伝いをするからには、まずは「自らが学ぶ」を大切にしています。基本的には月1回のペースで講師向けのワークショップを実施しており、その度に講師自身も新しい気づきを得ることはもちろん、シュハリのモットーである「教える側と教わる側の壁を取っ払う」を実践しております。今後も私たち自身の学びのレポートを投稿させていただこうと思いますので、ご覧いただけたら嬉しいです!