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化石 fossil
半月間にわたる、免許合宿。
めまぐるしく進む授業に加えて、大学のファイナルたちに向き合う日々。
気分はまるで予備校生。いや~、濃かった。
そんな中で起きたこと、2021のわたしがしたことを書きます。
そんなつもりはなくても。
「彼氏いるの?うまくやってんの?」
「隣の〇〇さんに見とれて聞いてなかったんじゃないのー?」
「そこは、お前、男/女なんだからさ~」
「勝手に痴漢って勘違いして警戒してくる女性はさ、自分のことそんな美人だと思ってるのかね。」
「女性はさ、褒めないとすぐこっちの評価を下げるでしょ。」
これ全部、教習中に隣に座っている教官の口から生み出された言葉たち。
きっつ。トゲトゲしい変化球を投げ続けられてる気分。
でも、これから行動範囲を広げるほど、モヤモヤにたくさん出会うんだろう。いつも安全なところで温かい人たちと過ごしているから意識せずに済んでいるけれど。
そして、自分も誰かをモヤモヤさせてる可能性はめちゃくちゃある。
だからこそ、「そんなつもりはない everywhere」なこの世界で(悪意があるやつはまた別として)、認識のすり合わせ方を学んで実践していくのって大事じゃない?なんて、思い始めた。許し、許され生きていく方法ともいえるかも。
それに、生きている限り対人関係は続いていくのだから、今のうちにいろいろ試しておいた方がいい。おばあちゃんもそう言ってた。
免許合宿の教官とは、合格すればもうそれきり。
よくない言い方だけど、実験の場にはぴったり。
そこで、対話プロセスを実践してみることに!(参考:他者と働く)
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STEP1:準備「溝に気づく」
今回の溝は、こちらと向こうの「当たり前」がずれていること、そして向こうは自分の発言がモヤモヤを生み出し、自分を下げていることに気づいてないこと。
STEP2:観察「溝の向こうを眺める」
なんで、誰かを傷つける発言が飛び出てしまうのか考えてみた。
❶セルフラブが足りない型
誰かを傷つけることで、優越感を得ようとする。自分よりも下にまだいる、大丈夫って。誰かを傷つける目的で差別発言をしている人が多い。
❷無意識に化石型
縦横を横断する雑談やインプットが足りないと、視野は狭くなって凝り固まる。自分の持つ「当たり前」を疑う機会がないから。
❸過去に固執型
自分の考え方は今だと非難されるものだとうすうす気づいてる。でも居座っていたい、王の座に。しがみついていたい、自分の過去の功績に。
❹プライドがアプデを許さない型
自分が遅れてると指摘されることを嫌い、恐れる。
❺距離の詰め方バグってる型
仲良くなる最初のステップ=恋人や好きなタイプを話す(いわゆる恋バナ)だと思ってる。食べ物とかでよくない?
STEP3:解釈「溝を渡り橋を設計する」
相手は、今回の場合は、❷・❺タイプ。
向こうに悪意はないけど、その発言がアウト(=誰もハッピーにならないもの)って教えてくれる人もいなければ、気づく機会に触れることもない。
きっと、今までモヤっとした人はなんとか笑って流してたんだと思う。
そして、ちょっとの雑談に選ぶトピックが、いろいろすっ飛ばしすぎてる。
向こうから見た私は、大学生、女、レスポンス多め、笑顔も多め(困るといつも笑ってしまう)。ちゃらちゃらしてなくて、真面目そう。運転技術は可もなく不可もなく。なんか指輪とマフラーいつもしてるな。
よし、彼氏いるの?から入れば場は持ちそうだな。あとは専攻と住んでる場所とかでつないで。って感じやろか。
STEP4:介入「溝に橋を架ける」
わたしの目的は、向こうの中にある○○=△△っていう方程式が成り立たない場合も、○○=■■っていう別の解も存在する場合もあることを知ってもらうこと。相手を否定して論破するのが目的ではなく、↑を会話にいかに自然に混ぜていくかが大事。
◎「差別発言」はかなり力がある言葉なので、ぶつけてしまうと自分の言いたいことを伝える前にバリアをはられてしまう可能性あり。
◎相手の言ったことをわざわざ追いかけて否定することはせず、でも、こういうのもありますよねーと返してみる。
◎そもそも自分の内面に触れさせないってのも一つの手。お互いストレスなく話せるトピックに、流れをもっていく。表面上でうまくやりたいときに限る。
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もしかして、化石?
こんな感じで今回はやってみたけど、心に余裕があったからできたこと。
自分の健康第一。すべてはそこから。
そして、最後にお願い。
もしわたしの言葉があなたやほかの誰かを排除したり傷つけていたら、どうか教えてください。それ化石だよ、こういう可能性もあるよ、と。
この前とある化石発言をしてしまって、それを教えてもらったのに咄嗟に出たのは言い訳だった、、情けない。
素直に受け取り、お礼と謝罪、アップデート。忘れない。
実験は続く。
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