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不安なのはいいこと

「不安でええのよ。不安だから努力すんねん」
すごく耳に懐かしいフレーズが蘇ってきた。おそらくこれは、小さい頃にテレビで観たCMに使われていたフレーズで、島田紳助の発言だった気がする。

迷いと悩みの違いは大きい。迷いはあてもなく彷徨うこと、悩みはどうすべきか逡巡することだと考えている。

迷っても悩んでも、不安になるという点では共通しているが、迷うのはさっさとやめて悩むことを意識したほうがいいだろう。
一方で、悩みがあることは幸せなことだと思う。悩みであるならば、そこから次なる一手を繰り出せるからだ。

最近の私の状態として、差し当たっての悩みには一通り答えを出したつもりだ。

仕事や家庭、趣味や友人との付き合い方についてなど、大きいトピックには暫定的な答えを出せている状態だと思っている。

しかし不安は尽きない。
いまの一番の不安は「今やっておくべきことをやっていないことで、知らない内に何かが手遅れになっていないか」ということだ。
これはまだ悩みというよりも迷いに近い気がする。

最近話をした友人の何人かが、自分の意思で、生活環境や職業を変える決断をしようとしている。ちょうど20代後半〜30代に来る「転機」が来ているのかもしれない。

判断は早ければ早い方がいいに決まっている。自分はその判断ポイントに気付かず、ひたすらに遅れをとっているのではないかと考え始めた。

「生き急ぐ」という、あまり良い意味で使われない言葉があるが、生き急ぐことは仮想の安心の中で生きることと同義でもある。生き急ぐことであらゆる迷いを排除して、シンプルに、スピーディーに駒を進めていくことができる。

大器晩成の逆を行く自分にとって、何かに「遅れる」ことは致命症になりかねない。どこかで皆に追いつかれたら、そこから再逆転する力を自分が持っている気がしない。だから先行者の利益を少しでもしがんでおこうと必死なのだ。
(そもそも逆転しなければならないと思う考え方が正しいかは分からない)

もしかしたら、このnoteを書いているのも、一種の不安の象徴なのかもしれない。
最近の自分がぼんやりとかんが考えていることをnoteに残しておくことで、迷いを悩みに向かわせた気になることができる。

サポートがnoteを書く頻度の向上+モチベーションアップになりますので是非お願いします。