沼に誘うのに必要なのは”熱量”

人にものを勧める機会は誰にでもあると思います。
ドラマのシリーズを観始めるとき、漫画を読み始めるとき、今まで聞いたことのなかったアーティストの音楽を聴くとき、
往々にして、人は識者の意見を仰ごうとするものです。
趣味に関して言えば、この傾向は顕著だと思います。

趣味のコンテンツが多様化し、探そうと思えばいくらでも面白いものが探せる時代になっているため、一つひとつのコンテンツに費やせる時間は限られたものになっています。ましては、外れを引いたときの徒労感と絶望感があるので、何かと情報収集をしてから、コンテンツに足を踏み入れがちです。

そこで、人に何かを勧めることを求められた時に、人は人を沼に落とすチャンスが発生します。

そこで、何を、どう勧めるかがネックになってくると思いますが、
アプローチの方法は主に2つあると思います。

1つは、勧める対象の人の趣向に合わせて、その人が好みそうなものを勧める方法。
もう1つは、勧める人が好きなものを勧める方法です。

私の実体験からいけば、このうち上手く人を沼に落とせるのは後者です。

理由は2つあります。
・勧める人の好きなものに関しては、弁に熱が入るから
・(物好きな点を勧めなければ)そのコンテンツを熟知した上で好まれるポイントは、コンテンツの最もいい部分である可能性が高いから

この2点において、勧める人は、自分の好きなコンテンツの一番好きな点を熱く語るのがいいと思っています。

さまざまな沼が存在する中で、その人を新たな沼に引きずり込むことは難しいかもしれません。百人に一人刺さるような熱のある説明が、最も効果的だと思っています。

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