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~今年一年を振り返って~渋谷・神泉で40年続く整体、手技道【No.248】(再掲)

2019.12.21掲載


こんにちは、手技道の門田です。
今回が、今年最後の手技道コラムとなりました。

今年も最後までお付き合い頂き、
誠にありがとうございます。

今年は、元号が「平成」から「令和」となり、
非常に大きな変化が生まれた年でもありました。

また、災害も今年は特に多い年でもありました。

年々災害はひどくなっており、環境という面で、
改めて人類全体がもう一度考えなければならない
時期に来ていると思います。

この環境については、来年手技道セミナーでも取り上げていくと、
院長が言っていましたので、そのセミナーを受けてコラムを書くのを、
楽しみにしていてください。

さて、手技道の変化としても、いくつかありました。

まず、久しぶりとなる段位式を行いました。

多治見先生と私が三段位⇒四段位へ

田屋先生、内田先生、治実先生が初段位⇒二段位へと

昇段し、新たなステージでの勉強が始まっています。

さらに皆様に還元出来るように、
日々精進をしてまいります。

それから、手技道を勉強したいという方が何人か申し込みを頂きました。

現在、多治見先生を中心に勉強会を行っておりますが、

技術の継承を含め、手技道の想いをつなぐ人が、
一人でも増えると良いなと思います。

日によって、研修に来ている日もありますので、
もしお会いする方がいらっしゃいましたら、
どうぞよろしくお願い致します。

他にも様々な「変化」があったのですが、
皆様は改めて一年を振り返ってみて、
いかがでしょうか?

変わった事、変わらない事、様々にあると思いますが、
良い一年だったでしょうか?

私は素直に良い一年だったなあと思います。

色々な事があり、様々に考える事もあれば、
失敗する事、大変だった事も多かったですが、

総括してみると、充実していた一年だったとは、
胸を張って言えます。

勿論、総てが思い通りに行ったわけもなく、
まだまだ途中、途中の面はありますが、
自分が出来る事は頑張って出来たのかなと。

手技道の教えの中に「作務」という事があります。

セミナーに参加されている方は、
よく聞く言葉かも知れませんが、

元々は禅寺での僧の方が行う、
掃除などの日常雑事全般の事を指します。

「作務衣」というのは、この雑事を、
行う時に着る事から来ているのですね。

この作務を通じて、自分の修行とし、
自らの心を磨く事を目的としています。

なぜ、この作務が手技道の教えに通じるのか?

院長が千日回峰行というとても大変な荒行を2回も行った、
阿闍梨さんとお話をする機会があり、
その修行方法について聞いた事があるそうです。

曰く、

「仏教の修行で悟りに至る道は3つある。
元々頭が良い者は、ひたすらお経を読む。
元々身体が強い者は、ひたすら山の中を何日もかけて歩く。

そして、頭もよくない、身体も弱い者、すなわち凡人はどうするか?
それは日々作務をする事である」

との事でした。

つまり、特別な事をしなくても、日々やるべきことを
自分の出来る範囲で精一杯やる事、それが積もり積もって、
自分の成長につながるという事を言っているのですね。

これが出来ない、あれも出来ない、
人と比べてなんでこんなに自分は出来ないのだろう?

よく聞く言葉です。

しかしながら、自分に出来る事は必ずあります。
自分に出来る事を1日1日精一杯やる事、
それが日々の成長につながるのですね。

うさぎとかめの昔話ではないですが、どんな一歩であれ、
一歩は一歩です。

それが半歩かもしれないし、0.1歩かもしれないけれど、
足を出した事には違いはありません。

情報が多すぎる世の中では、
なかなか自分の一歩を見つめる事は、

難しいのかもしれないですが、
人と比べても仕方のない部分でもあります。

自分の事は自分でしかわかりません。

それを他人に任せようとするから、
自分が分からなくなってしまうのです。

しかしながら、励ます事は出来ます。

手技道で「作務衣」を来て、
仕事をしていると、
皆様に励まされている事がとてもよくわかります。

どんな一歩でも、自分の道は、
探す事をやめないでいたいですね。

今年も一年ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。

良いお年を過ごされますよう、願っております。
渋谷・神泉で40年続く、手技道の門田でした。


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