『LINEで話せるロボット』を作って遊ぼう! ②あいさつのパターンをふやす
親子で楽しめるチャットボット作成講座、第2回です。
前回は、チャットボットをつくるツール『Repl-AI』を使って、『ロボ太郎』というチャットボットとあいさつをしました。
今回は、会話をつくるブロックの使い方をくわしく見ていきましょう。
今回つくるもの
今回は、「こんにちは」のほかに「おはよう」と「こんばんは」を言えるようにしましょう。
5種類のブロックがある!
まずは、Repl-AIのブロックの使い方を学びましょう。
前回は、このようにブロックをつなげましたね。
左にブロックのパーツが並んでいます。
ブロックの種類は少なくて、たった5つしかありません。これを組み合わせて、いろいろな会話を作っていきます。
この5つのうち、まずは『シナリオ遷移』以外の4つのブロックの使い方を覚えましょう。
『ユーザー発話』と『システム発話』のブロック
このブロックは、ユーザー(わたし)と、システム(ロボ太郎)が話すことばを登録するためのブロックです。
たとえば前回は…
このようにブロックをつなげて、このような会話をつくりました。
わたしが「こんにちは」と言ったら、ロボ太郎は「こんにちは!ロボ太郎です!」と言う
ブロックの中のことばを変えたり、もっと長くブロックをつなげていくと、いろいろな会話をつくることができます。
『ユーザー起点』と『システム起点』のブロック
このブロックは、会話のはじめ方を決めるためのブロックです。
たとえば前回は、青い『ユーザー起点』のブロックを使いました。
こうすると、わたしたちが「こんにちは」と話しかけたときに、ロボ太郎が動き出す、ということです。
ロボ太郎から先に話しかけてほしいときは、赤い『システム起点』というブロックを使います。
…しかし、このブロックはあまり役に立ちません。
じっさいに動かしてみましょう。こうなります。
このように、『システム起点』のブロックを使ったときは、はじめに「init」という命令を送ってあげないと、ロボ太郎が動きません。これでは、こちらから話しかけるのとあまり変わりませんね。
なので、ふだんは、青い『ユーザー起点』をつかうことにしましょう。
※『システム起点』のブロックは、今回紹介しなかった『シナリオ遷移』のブロックといっしょにつかいます。
あいさつのパターンをふやそう!
ブロックの使い方がわかると、いろんな会話をつくることができます。
前回は「こんにちは」だけでしたが、「おはよう」と「こんばんは」も言えるようにしてみましょう。
いまは、こうなっています。
わたしたちが「こんにちは」と言ったら、ロボ太郎は「こんにちは!ロボ太郎です!」と言います。
まずは、ここに、「おはよう」と「こんばんは」を足してみましょう。
「おはよう」と言ったら「おはよう!元気ですか?」、「こんばんは」と言ったら「こんばんは!今日も楽しかったですか?」と言うブロックができました。
でも、このままだと、「おはよう」「こんばんは」と話しかけても、ロボ太郎は動きません。
ロボ太郎が動くようにするためには、「おはよう」と「こんばんは」のブロックも、「スタート」とつなげなければいけません。
実は、1つのブロックからは、いくつものブロックに線をのばすことができます。
これでロボ太郎は、3つのあいさつができるようになりました!「保存して公開」を押し、「APIコンソール」で動かしてみましょう。
3つのあいさつができるようになりました!
やってみよう!
3つのあいさつのほかにも、ブロックを追加してみましょう。
わたしたちが「はじめまして」と言ったら、ロボ太郎が「はじめまして!お名前は何ですか?」と言う会話をつくってください。
(答えは次回)
次回予告
ロボ太郎が、わたしたちの名前を覚えられるようにしましょう。
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