*らしくない人間譚
"多様性"という言葉が蔓延している今世。
私はあれから、"らしくないなぁ"と思う仕事に就きました。
絶対この仕事だけはしたくないと思っていた仕事です。
でもなんだかんだ、楽しく過ごしています。
大変なことも多いですが、それも含めて楽しめているので。まぁ順調といえるのではないでしょうか。
半年が経って、今年も終わりに近づいてきました。
ありがたいことに食事に誘っていただく機会もあって色んな方のお話を聞きます。
そこで、ふと感じる違和感。
『この人たちの意見は共感しにくいなぁ……』
と思うことが多々あります。
やっぱり自分がまだ経験が浅いからかなぁ。とか。
自分の力不足なのかなぁなんてその場ではちょっと落ち込むのですが。
働いている時は、別にそれで困ることはありません。
むしろあんまり他の人たちとも変わらないのかなぁなんて感じたり。
だから、このままでいっか。って思ってしまうんです。
そんで冷静なった頭で気づいたのです。
"もともとスタート時点から違っていたじゃん"
その仕事に成りたくて頑張って実現した人と
その仕事に成り行きでなってしまった人じゃ、
意欲も、精力も雲泥の差があると。
そりゃ考え方も違って当然だと。
じゃあ私はどうするべきか。
どう立ち振る舞っていくのか。
その答えが最初に書いた通りです。
多様性という言葉が蔓延する今世。
多様な人がいたっていいじゃない。
白黒つけなくたっていいじゃない。
グレーがいてもいいじゃない。
なら
"らしくない"仕事をしてる"らしくない"人間
がいても、きっと許されるんじゃないかって。
なので私はこの先も、この仕事を続ける間は
らしくない人間で居続けようって思いました。
きっとそんな人間の存在が必要とされる時もあると思うので。
私は私らしく、適当に、楽しく毎日を過ごしていきたいなって思います。
ありがとうございました。
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