*桜の樹の下には……
人身事故で止まった電車
車窓から見える夕焼けがやけに綺麗だった
灰色の雲からところどころ見える
オレンジと藍と赤い空
燃える焔のように雲を照らした
桜の樹の下には屍体が埋まってる
なんて言葉がある
なるほど、と思った
あまりにも綺麗なものの下には
犠牲があるものだ
つい先ほどまで生きていた 彼か彼女かは知らないが
その魂は死後の世界に満足したのだろうか
こんなはずじゃと嘆いているのだろうか
振替輸送の電車に乗るために駅を探す
私は明日も生きるために帰り途を捜すのだ
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お久しぶりです。
作詩意欲も湧かず、noteから離れていました。
これは先月あたりにふと思ってスマホのメモ帳に書き残していたものをそのまま貼り付けました。
私は自分の字が嫌いなので、スマホのメモ帳に助けられています。
来週からもう師走、今年も終わりに近づいてきましたね。2022年、どんな一年だったかなぁなんて振り返って、何かあったようで何もないような。
それが幸せなんだなぁなんて思ったり思わなかったり。
あとがきの方が長くなってしまいそうなのでこの辺で。課題のレポートの文字数は一向に埋まらないのに、こういうのはダラダラと書けてしまうね。
終わり。
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