こんな難しいテーマパークを私は知らない
先日イマーシブフォートの「今際のアリス Immersive Death Game」の選考体験会にご招待いただいたので体験してきた。遥々大阪から東京まで飛行機で。体験時はプレス以外撮影が禁止だった。撮影禁止のスピールが十分にされておらず撮影してしまうゲストも多数いた。ユニバーサルスタジオジャパンのプレスレビューを何度も体験している私からみると今のイマーシブフォート東京の対応の未熟さを感じる。体験時間の詳細はメールにて送られてきていたのだがどうも準備時間が長い。11時半集合で体験開始が13時前。この空き時間は事前準備と説明との記載があった。実際現場では説明等は合計10分程度で残りはスタンションで組まれたキューラインに待機させれているだけだった。プレス向けの説明でもしていたのだろうか。先行体験とはいえども私たちは客。約1時間半も無の時間が生まれたのはどうなのだろうか。待っている間もフォルテヴィータの皆様が声をかけにきてくれたりと、このような点ではイマーシブフォートの良さを感じた。
とまあここまで運営の文句を書いてきたがアトラクションの感想を書いていこうと思う。原作自体はNetflix独占配信のドラマだそう。私はNetflixを契約をしていないので原作を見ることはできなかったが十分内容は楽しめた。シナリオ等はネタバレになってしまいそうなので くびわ の話をしようか。
首輪についてるのは謎の機器、南京錠、電流が流れるパッド。
制限時間終了までに数字を見つけ出し、南京錠で首輪を外すことができたゲストが成功となる。
ゲストは最初に一回電流を浴びるのだがこれがまあ痛い。これは私が貧弱なだけだろうか。家庭用低周波治療器以下と記載があったので油断していたが痛すぎた。
口コミを見るともう少し痛くても良いという方もいたが首の神経死んでいるのではないかと疑いたい。失敗したらまた電流を受けなければならないのかと必死こいて解いたが失敗。最後も無事電流を浴び死んだ。
南京錠について一つクレームが言いたい。南京錠のサイズが普通のサイズで首についているためダイアルがとても回しにくい。首をめーっちゃかがめてかろうじてダイアルの数字が見える程度だ。それに加え会場が薄暗いため見えない。他の参加者は連れの方に外してもらっていたりしたが私はソロでの参加だったためダイアルを回すのに一苦労した。あれどうにか改善できないのだろうか。普通に友達とパークに来いという運営の意図なのだろうか。
ソロプレイヤーに優しくあってくれ世界。
江戸花魁も体験してきたよ
当日は入場料無料で入場できたのでせっかくご招待いただいたしお金を落とそうと有料アトラクションの江戸花魁奇譚を体験。
こちらは18歳未満(高校生以下)体験不可のガチガチのイマーシブシアター。なんといっても入場料6800円を上回る体験料。超期待大。
夢を見ていたのか私は。
体験の内容をいーーっぱい書きたいのだが誓約書で内容を口外することが禁止されているので書けない。悔しい。
確かにあれは9000円の価値がある濃い濃密な時間だった。登場人物の息遣いまでが肌で感じられる。しかし感じたのは体験価値はゲスト一人一人の運にかかっているように思える。私も序盤では特にはアクションを起こしてもらえず棒立ちに。後半でアクションを起こしてもらい感動した。体験者が最大30人といえどもキャストは10数人なのでなかなかな運ゲーかも。その場その場で事件が起こるのだが内容が難しすぎて理解不能。大枠のストーリーは把握することができたのだが詳細の小ネタ?などが全くわからず。普通にリピ確定です。仲良くしてくれたキャストありがと大好き。
IFTのアトラクションである全般に共通して言えることなのだが体験終了後にシナリオの答え合わせがない。ゲスト自ら考察し、内容を深めるしかないのだ。あえて答え合わせをしないことでリピーター獲得に繋げているのかもしれないが遠方勢からするとそう何度も体験できるものではないし、体験しようとしても入場料+有料チケットで1万円強。とてもじゃないが気軽にはいけない。
ウォークスルー型アトラクションのイマーシブストーリーズもラストのシーンでシナリオが完結したかと思えば最後の部屋で意味深なシナリオで幕を閉じる。考えさせる隙を与えるのがイマーシブフォートのあり方なのか?私自身、モヤモヤして終えるアトラクションが多く、大変頭を悩ました。これは多分一人で行くから誰かと内容を共有、考察できないからだろう。
考える隙を与えてくれる作品自体は好きだが謎のまま終えてしまうのは味気ないものだ。
イマーシブフォート難しすぎる。
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