日本の未来への期待がつまった『2020年6月30日にまたここで会おう』

講演会の内容を文章にしたものなので、とてもすらすら読みやすかったです。それでいて、講演会の熱量もしっかりと伝わってきました。

「未来に向けて、自分も何か行動を起こそう!」そんな刺激を得ることができる一冊だと感じました。

 本にも書きましたが、仏教には「自燈明」という言葉があります。開祖のブッダが亡くなるとき、弟子たちに「これから私たちは何を頼っていきていけばいいのでしょうか」と聞かれて、ブッダは、「わしが死んだら、自分で考えて自分で決めろ。大事なことはすべて教えた」と答えました。
 自ら明かりを燈せ。つまり、他の誰かがつけてくれた明かりに従って進むのではなく、自らが明かりになれ、と突き放したわけです。
 これがきわめて大事だと僕は思いますね。

この本で得た一番の学びです。
スーパースターの登場を待つのではなく、自らが行動を起こしていくべきだと気づかせてくれました。

学問や学びというのは、答えを知ることではけっしてなくて、先人たちの思考や研究を通して、「新しい視点」を手に入れることです。

何のために学ぶのか。歴史を学ぶことの重要性を教えてくれる一節です。

交渉は、感情的になって相手と喧嘩したり、逆に理解しあって仲良くなるために行うのではありません。「合意するため」に行うのです。
なので交渉においても、こちら側の主張をたくさんするよりは、相手側にたくさん聞いて、相手が何を重視しているかを分析したうえで、最終的に「だったら、これはどうですか?」と提案するほうが、交渉がまとまる可能性が高まるんです。
交渉の本質というのは、どっちかというと「情報戦」に近くて、いかに相手側から情報を集めるかで決まるんです。

交渉にまつわる部分を3箇所抜き出しました。
明日から使える考え方だと思います。

失敗は織り込み済みなんです。それでも悲観することなく行動できるかどうかを、みなさんに問いかけているんですよ。

失敗してもそこで立ち止まらないこと。悲観的にならずに次の行動を起こせるかどうか。どんどん行動を起こすために持っていたいマインドだと感じました。

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