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インドネシアの首都ジャカルタに行って感じたこと

初めてインドネシアジャカルタに行ってきた。

コタ地区というエリアに泊まったが、そこは古都のようで「新興国」と言わんばかりの街並みだった。道路や建物の舗装は行き届いていない様子。

グランドインドネシアという新しい巨大なショッピングモールがあるのだが、そこは非常に綺麗で賑わっていた。ららぽーとに似ている。

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物価については、観光客が行くようなご飯どころだと日本の3分の2くらいの価格だろうか。ローカルなお店だと半額どころではなく安い。ショッピングモールの店はどこも日本より若干安い、程度に収まっていた。海外のブランドだと当然っちゃ当然である。クレジットカードが使えることもあるが現金での支払いが多い。現地通貨はルピアだが、1,000,000ルピア = 8000円くらいなので計算も非常にややこしい。たとえばタクシーに乗ると83,000ルピアとかになったりする。Go-Jekというバイクタクシーの配車サービスが手がけているGoPayも対応しているレストランをちらほら見かけた。

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現地の人は、イスラム系が多く、スカーフを纏っている人を割と見かける。全体として親日な印象を受け、レストランとかでは「ありがとうございます」とか日本語で挨拶されることが何度かあった。観光客感が出ていたのだろう。

電車は一応あるようだが、車かバイクで移動が多いようで、交通の状態が非常に悪かった。6km移動しようとすると平気で30分かかるくらい。ホーチミンに比べるとバイクの割合は少なかったが、Go-Jekというバイクタクシーの配車サービスが流行っており、バイクで人を乗せるケースが非常に多いのを実感した。日本やシンガポールだと地下鉄が発達しているので一人で数百人を運ぶことが可能だが、ジャカルタだと一人で一人を運ぶのが普通になっており、人の輸送効率が極めて悪い。結果的にタクシードライバーという職業の人がどうしても増えてしまう。自転車や電動スクーター(これが世界でうまく行っているのかどうかはさておき)のように一人で移動する手段が流行すれば運転手が新しい仕事に就いて経済がより回るようになるのかな、と思ったり。

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インフラが人口増加のスピードについていけなかったために社会としていびつになってしまったように感じた。経済は発展しているにも関わらず、それを享受できてない層が一定数いるのだ。そういった層に対してどうやってお金が回ってくるようにするのか、を考えさせられた。その点でGo-JekやGrabはフィットしたんだなと思う(タクシードライバーをすることでお金を稼ぐチャンネルが増えた)。

あとは、物価も比較的安いのでご飯代を出す代わりにローカルな話をしてくれる人とご飯が食べれるレストランがあるといいなあと感じた。Tinderに対するYentaのように、相席屋に対するローカルな人と外国からきて話を聞きたい人がマッチングできる場所のイメージ。場合によってはそこから雇用とかも生まれたりして良さそう、と一人で散策しながら思った。

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