NotionAIで顧客アンケート分析の実験をしてみた
ビジネスの成功は、顧客の声をいかに理解し反映させるかにかかっています。
特にBtoCの分野では、これはさらに顕著です。
顧客のニーズや感想を知ることは、製品やサービスの質を向上させ、市場での競争力を高める鍵となります。
しかし、顧客の声を収集し、有効に活用することはなかなか難しいのではないでしょうか?
今回は、NotionAIを活用したアンケート分析方法を試してみたので、そのログを紹介しようと思います。
今回試したい内容は下記です。
お客様から収集したアンケート内容を、NotionAIを使用し、感情分析を行うこと。
NotionQ&Aの使用感を調べること。
アンケート結果を登録するデータベースの作成
まずは、アンケート結果を登録するためのデータベースを作成します。
とりあえず最小構成として、アンケート内容だけカラムとして用意します。
サンプルデータを用意する
次に、アンケート結果を登録したいのですが、本物のデータを使うかわりにサンプルを登録します。
が、サンプルを用意するのも面倒なので、ここではNotionAIに働いてもらいます。
下記のように簡単なプロンプトを用意し、アンケート内容を考えてもらいます。
仮で自社が化粧品メーカーだと想定してサンプルを作成してみます。
あとから感情分析をしてみたいので、ポジティブとネガティブな内容を織り交ぜてもらいます。
以下が得られたアウトプット。
正直、品質が微妙でした…
なのでChatGPTに同じ内容で再度指示。
だいぶいい感じになりました。
これを、先程用意したデータベースに突っ込みます。
一度Notionにコピペし、ドラッグ・アンド・ドロップで一気にデータベースに突っ込むことができます。
NotionAIで分析してみる
いよいよここから分析の開始です。
NotionAIプロパティを利用してプロンプトを仕込みます。
感情分析のために、上記のようなプロンプトを仕込んでみます。
上手くいくかどうか…
・・
割りとうまくいきました。
ネガティブとポジティブが交互になっていたので、間違っているのでは?と思いましたが、内容を確認するとちゃんと内容に沿っていました。
グループ化などすれば、それぞれの件数もすぐに分かるため、整理にも役立ちそうです。
NotionQ&Aを試してみる
最後に、最近リリースされたNotionQ&Aも使ってみます。
※NotionQ&Aの詳しい説明は省きますが興味がある方は下記がわかりやすいです。
さっそく、ざっくりと化粧水に関するアンケート結果の傾向を尋ねてみたところ、それっぽい回答を得ることができました。
次に、他に改善すべき化粧品について尋ねてみました。
が、これはデータが足りないからか、うまく回答を得られませんでした。
・・・
会社で使っているNotionではまだNotionQ&Aを使えていないので、実際のビジネスに耐えれるものかどうかはわかりかねますが、感触としてはある程度やりたいことはできそうなイメージでした。
まとめ
以上、顧客管理でNotionAIの活用可能性を探ることを目的に、かなりざっくりですが作業のログの紹介でした。
NotionAIはまだまだ精度が低い体感がありますが、Notion自体の進化が早いため、これからも進化していくことが楽しみです。
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