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第一話:想像の一歩先を提案する

「インテリアコーディネーター」というお仕事をご存知ですか?

名前のとおり、住宅やオフィス、公共施設などのインテリアを、依頼主からのオーダーに応じてアドバイスするお仕事です。

単に、家具を選び、空間に配置していくだけの作業であれば、もちろん素人にもできます。私にだってできます。

でも、インテリアコーディネーターには、それ以上の見えない仕事をこなす力が備わっているのです・・・!

これからはじまるエッセイは、
私、大木春菜が感じた
生活空間コーディネーター・平野美香さんの空間のつくり方、大事にしていること、美香さんにしかできない仕事を発信していくマガジンです。

まずは第一話、お楽しみください♪


空間の可能性を引き出す

今回のご依頼は、工房のコーディネート。
私のお友達でもある、お財布作家PETTICAミチヨちゃんの空間づくりのお手伝い。

いつでもOPENしていて、遊びに行ける店舗を兼ねた工房ではなく、お財布の制作や撮影、オンラインでの配信やイベントをメインとしたスペースです。

時々セッションやリアルイベントも企画して、その時には実際にお客さまも足を運ぶ・・・というイメージ。
場所は、古い建物をリノベーションしたビルの一室です。

このお部屋には、ドア付きの小さなお部屋があり、ミチヨちゃんはそのドアを取っ払い、広く場所を確保しようと考えていました。

そこで美香さんがアドバイス。

この部屋、残しておいた方がいいんじゃないかな?

その理由は、これからの可能性を考えてのことでした。

「見せるところと隠すところをつくる」ことは、これからの可能性を広げることにつながります。

将来的にミニキッチンを据えることもできるし、
物をしまうこともできる、
PETTICAさんにお子さんがいることも聞いた上で
「子どもさんが来たときに、宿題をしたり自由に過ごせる場所にもなる」と言われていて

なるほどな〜と思いました。

つけなくてもいいかな・・・と思っていたカーテンに関しても、

今、外の環境が気になってなくても、あとで気になってくると思う

と、美香さん。

外の人の雰囲気を感じられるのはとても素敵だけど、作業中、目線が気になってしまうこともあると思う。

それにカーテンには、「目隠し」だけではなく、「雰囲気づくり」の役割もある。

たとえば、レース製のカーテンを敢えて通常のカーテンよりも長めにして、海外っぽく演出するのもいいかも!

インテリアの仕事の中でも、特にカーテンに関してのキャリアが長い美香さん。

カーテンの意味、効果を知り尽くしているからこその提案です。

今回、打ち合わせに立ち会わせてもらって強く思ったこと。
箱自体が完成する前から、美香さんに入ってもらうことって大切だな〜。

間取りが完成してから「カーテンだけ選んで欲しい」とか、「テーブルだけ考えて欲しい」と言うよりも、その前段階から美香さんにアドバイスをもらうことで、未来の可能性を広げることができるんだな〜としみじみと凄さを思い知りました。

家だってそうですよね。
建ててから「こうすればよかったな〜!」って後悔することが多かったりする。

最初から美香さんに相談することで、私たちが想像し得ない可能性を教えてくれて、空間を最大限生かしてくれる。

これって、本当に頼もしいことで、誰でもできることではないです。


「コーディネート」という、目に見えない価値

現場での打ち合わせから数日後、美香さんのご自宅で再度打ち合わせをしました。

今日は買ってきたお惣菜だけなんだけど・・・!

と、お惣菜をお皿に持って出してくれたのですが、とっても素敵なお食事でした。

器に盛り付ける、お味噌汁と惣菜をプラスする

それだけで、買ってきたお惣菜もこんなに素敵に変化するなんて!

暮らしをコーディネートするってこういうことなんですよね(感嘆のため息)。

ちなみに、美香さんはめっちゃくちゃ料理上手です。私は完全に、美香さんに餌付けされてますので(笑)!この話はまた別の機会に・・・。

さて、食事が終わったら、おやつをいただきながら打ち合わせです。

今回、ミチヨちゃんが一番に相談したかったのは、ペンキで塗る壁のカラー。

PETTICAの工房は、商品の撮影場所としても活用予定なのです。撮影の背景にもなる壁のカラーは、とっても重要でした。

そこで美香さんからのアドバイス。

商品撮影の背景のためだけに色付けをしてしまうと、空間自体が生きなくなってしまう。

優先順位を間違えず、心地よい空間をつくった方がいいと思う。

例えば、メインの商品がお財布なら、背景はそんなに大きくなくてもいい。

壁に撮影の背景にもなるパネルを設置するのもいいかも。

な・る・ほ・ど!

そんな手があったか〜〜〜!!!!

長年、インテリアの仕事をしている美香さんは、今の流行りや、これから来るモノにも敏感です。

これからは黒が似合うようなベージュじゃないかな?

サンプルを見せながら、カーテンのアドバイスもしてくれました。

あとは、空間にミチヨちゃんの手持ちの家具をどう空間に合わせていくか、間取りをどうやってつくっていくかの話。

ミチヨちゃんは、クリエイティブでセンスのある人。
ある程度頭の中に構想ができていたので、図面を見ながら説明。

すると、ここでまたもや美香さんのびっくりなご提案が・・・!

奥の撮影スペースの床を一段あげて、セッションや打ち合わせもできるスペースにするのはどうかな?

段差ができると、空間自体がおもしろくなるし、打ち合わせに来たお客さんにとっても特別感が生まれる。

その部分だけに、タイルを貼ったりしてもいいかもしれない。

そして手前にある工房スペースは、逆に無造作にしていた方がオシャレになるはず。

お客さんが来る場所と、作業で使う場所を分けることで、ミチヨちゃん自体、空間の管理がラクになるし、お子さんが遊びに来たときも、工房スペースの方に居てもらったら気にならないはず。

全く考えてもいなかった考えに、驚きました。
床を一段上げる・・・!?

そんなことができるんだ(◎◎)!

当然ですが、空間は増築でもしない限り広げることはできません。

でも、美香さんの手に掛かると、同じ大きさでも広くしたり、立体的にしたり、そして何より将来の可能性を広げてくれる・・・!!!

これこそが、生活空間コーディネーターのお仕事なんだなぁと感動しました。

目には見えないけれど、魔法使いのような仕事をしているんです!

PETTICAの新しい工房、どんな感じで仕上がるのかとっても楽しみ。またこの場でもお知らせさせていただきますね。

★美香さんのお仕事、もっと知りたいと思った方はinstagramをのぞいてみてください!






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愛媛在住のライター&編集者。 公式サイト▶︎ https://shs2.com/ オンラインサロン▶︎https://camp-fire.jp/projects/view/123870 ウェブマガジン運営▶︎http://sekakuri.com/

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