花譜と出会えた素晴らしき運命②

※このnoteは筆者が花譜の記憶を残そうという思い付きで書いております。語彙力も何もなくただただ拙い文章であることをご了承ください。なお、イベントやライブなどをすべてを書いているわけではないので悪しからず。


「不可解」の伝説からより多くの人々が花譜に興味を持ち、魅了されていったと思う。かく言う私も、より花譜の深みへとはまっていったのであった。

「不可解」では花譜の初のアルバムが発売されるという情報が出された。その名も「観測」。これまでの花譜の軌跡を現した素晴らしい内容であったと思う。中でも「そして花になる」は花譜を等身大に感じられる、これまでとはまた違った歌であった。カンザキイオリさんが花譜にインタビューをして、花譜がどのような子なのか、どのようなことを考えているのか、それらを盛り込んだ歌である。だからこそ、花譜のことをより身近に感じることができ、あぁ…花譜も普通の高校生で、普通の女の子なんだなと実感することができた。

そして、これまで花譜を観測してきた人たちにとって衝撃的なことが起きたのは10月のことである。それは「花と椿と君。」から発信された情報たちである。まずは、これまでの「神椿レコード」改めYouTube初のクリエイティブレーベルとなる「KAMITSUBAKI STUDIO」が発足されたことである。それは、花譜がしっかりと音楽に携われる体制が整ったと解釈できることであったと思う。そして、驚くべきことはスタジオに所属する新メンバーが発表されたことであった。ヰ世界情緒、春猿火、そして花譜と同じ目を持つ少女理芽。さらには、リアルアーティストであるDUSTCELL。ほかにも多くのアーティストが所属を発表した。観測者にとってこれは驚くべきことであり、喜ばしいことでもあったと思う(この時の花譜のMCがすごくうれしそうだったことは忘れない)。ここから、神椿の快進撃が始まったのである。

その後、またうれしいお知らせが舞い込んできた。渋谷での花譜展の開催である。もちろん自分も現地へと赴いた。このとき、「不可解」のクラウドファンディングの特典であるスペシャルカードを持っていたので、先行で入ることができた。正直な感想を言うと、花譜展は幸せ空間であった。たくさんの花譜のグッズや、観測者さんたちのイラスト、デジタルフィギュアまで、花譜一色であった(もちろんほかのメンバーのイラストも多くあったが)。一番奥のスペースでは「私論理」の映像が先行で流されており、行列ができていた(何度も聴いたなぁ)。「私論理」はほんとに渋谷に花譜がいるんじゃないかと思う歌であった(ちなみに、私論理はダウンロードした当初は私倫理となっていたのもおもしろい)。

この頃、キズナアイさんの番組にも出演していたことも印象に残っている。(思えば、この時にコラボ楽曲の権利を手に入れたんだっけなぁ。)

その年のクリスマス。スペシャルカードのもう一つの特典となる「観測γ」が届いた。神じゃないか?とまで思った。花譜からのクリスマスプレゼントだろうかと本気で思っていたほどである。「観測γ」は「観測」のα・βに収録されている曲をremixしたものが収められている。控えめに言って神。


2020年。人類にとって脅威となる例のウイルスが流行し始めた年。この年の3月は「不可解」を再構築した「不可解再」が感染拡大の影響を受け、リアル会場での公演が中止となった。しかしながら、「不可解再」は無観客での配信ライブという形で行われる。ものすごくうれしかった。それでも、その後プロデューサーさんであるPIEDPIPER氏は遺憾の意を示していたのも印象的である。

また、この「不可解再」の前には花譜の動画に「深化」という動画投稿される。まさに花譜が雛鳥から成長したことを感じられる動画であった。

そのような世の中になっても、花譜は進み続けた。4月ごろにはアニメブラッククローバーのエンディングとなった「アンサー」を、5月ごろにはエナジードリンクZONeとのコラボ曲である「危ノーマル」を発表した。その後もコラボは続き、ドコモとのコラボである「戸惑いテレパシー」、映画「日本沈没」のグランドエンディングである「景色」など多くのコラボを果たしている(こうやって見ると、この時のコラボはすごいぁ)。その後には、2ndEPである「花と解答」もリリースされた。そして、キズナアイさんとのコラボ楽曲「ラブしい」と「かりそめ」が発表された。私にとっては世の中が混沌に包まれているときの希望となりえる存在であると感じたものである。

そして、2020年10月10日 新たな伝説となる「不可解弐Q1」が開催される(P曰く、このような世の中でなければ、Q1とQ2は2日間かけて行われるライブであったということである。)。バーチャルのライブ空間であるPANDORAから配信されたこのライブは、まさに新時代のライブという感じであった。バーチャルな空間であるということを忘れるほどの映像と、熱量である。そこにはバーチャルもリアルもなかった。あったのは、花譜の表現する一つの世界だけだった。このライブには新曲がいくつも発表され、またゲストもたくさん来ていた。中にはワンマンライブとは?と疑問を持つ人もいるだろうが、私には正直そんなことはどうでもよかった。花譜が楽しく歌ってくれればそれでいい。花譜はまたこのきれいな光景を見せてくれた。それだけで感慨深くなり涙を流してしまう。そうして、この「不可解弐Q1」は幕を下ろした。(この時のアニメーションすごかったね。わくわくした。)

この後に行われた「花達と椿と君。」で幸祜が新たにデビューする。こうして、”魔女”がそろった。

11月にはアルバム「魔法」が発売される。「不可解弐Q1」での楽曲などが収録された2ndアルバムである。「音楽は魔法」ということばが本当になる、そんなアルバムであった。

2021年。例のウイルスの猛威は継続していた。しかし、花譜の活動はとどまることを知らない。「不可解弐Q2」。3月13日にバーチャルライブ空間PANDORAで行われたこのライブもまた、世界トレンドで1位となるなど話題を呼んだ。何よりもこのライブで衝撃を受けたのは間違いなくV.W.Pのお披露目であろう。花譜、理芽、春猿火、ヰ世界情緒、幸祜の5人の魔女たちの新生グループ。私は正直驚いた。いや、前からこの5人で音楽をやることになるんだろうなぁと思ってはいたのだが、まさかあの場で発表するとは思わなかったのである。そして、ライブで歌った「魔女(真)」そして「電脳」はこの魔女シリーズともいうべきものの最新曲であった(思えば今回このシリーズの曲全部歌ったのか?)。バーチャルとは、リアルとは、Vtuberとは、人間とは、様々なことを考えさせられるメッセージ性の強い曲たちであり、いつの間にか私たちはこの魔法にかかっている。これを5人の魔女たちが歌っている。まさに「音楽は魔法」である。この魔女たちが今後綴っていく物語がほんとうに楽しみである。そうして、「不可解弐Q2」は幕を下ろした。

5月 映画「映画大好きポンポさん」の挿入歌である「例えば」がリリースされる(花譜らしい曲だなぁと思っている)。また、この映画はDUSTCELLも挿入歌を歌っており、主題歌は、新しくデビューしたCIELが担当する。まさに神椿の快進撃であると思う(映画丸ごと音楽を担当するのってすごいよね)。



そして6月11・12日、「不可解弐REBUILDING」が開催される。一時は緊急事態宣言の影響もあり配信になってしまうのかとも思ったが、現地で開催されることとなった。Pさんをはじめ、製作スタッフの方々には本当に感謝している。Pさんのつぶやく内容から相当大変であることは容易に想像できるだろう(普通に考えてこの状況で、3連続のライブで、しかもリアルライブなんて…忙しいなんてもんじゃないだろう)。そこで私たちにできることはこれを全力で楽しむことだ。ただし、絶対にルールを守り、運営に問題があったなどと言わせないこと。ルールを守ることは、神椿を守ること、そして花譜を守ることである。それだけは忘れてはいけない。

私は11日は配信で、12日は全日現地で観測をする。2年ぶりの現地開催である。もうワクワクして仕方がない。おそらく、また私たちの想像を超えたサプライズが待ち受けているのだろう。たとえそれが何であろうと、私は花譜が創り出すあの光景をまた見たいのだ。普通の少女が見せる可能性と、その子が表現する世界を。

私が花譜に魅了されているのは花譜に出会った時からから変わらない。なぜかと言われたら、言葉で表すことは難しい。それこそ”魔法”にかかってしまっているのだろう。私は一つの花に魅せられた一人の人間なのだ。そして、このライブの後はしばらくはライブはないという(花譜もおそらく受験をするのだからそれも当然といえばそうなのだが…)。ならば、しっかりとこの目に焼き付けよう。花譜の物語をしっかりと心に留めよう。それこそが私にできる”観測”なのだから。(終)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?