大爆笑手当

フレーズプラス「大爆笑手当」。

今回から引いたテーマに対して考察レベルの話を書こうと思う。
前回前々回の様な形式にすると毎回嘘の話になってしまうので流石にそれは本意ではない。
「これは嘘です」と一々説明するのも面倒だし。

さて、今回は「大爆笑手当」だ。
まぁ給与明細に載ってんだろうね。

めちゃくちゃハラスメントが横行してそうだな、この会社。
いかにヨイショした社員が昇進出来るかみたいなシステムなのか？
昭和かよ。令和の世でもありそうな話ではあるけど。

手当を貰うため無理に笑う奴も出てくるかもしれない。
そもそも「大爆笑」の基準は何なんだ。誰が決めるんだ。
人事とか労務とか役員とかなんだろうか。
朝礼で「お客様を笑顔にする為に我々も笑顔であり続けます！」って叫ばせてたら地獄だなぁ。

あと相場はいくらなんだろう。
一般的に支給される扶養手当や家族手当だと平均2万ぐらいらしい。
まぁそれくらいなのかもしれない。笑ってるだけでプラス2万なら大したものだけど、それを悪用する奴も出てくるんだろうなぁ。
折角純粋に笑っていたのにイチャモン付けて水を差し、その様相を見て大笑いしマウントを取る輩が出たりとか。
笑うという感情を歪に感じてしまいそうだよ。

いや、穿った見方をしてしまったが純粋に「その月一番の笑いっぷり」を披露した社員に特別手当が贈られるのか？
OLが「〇〇ちゃんめっちゃ良い笑顔じゃん！　今月絶対貰えるって！」とかランチタイムで談笑してるんだろうか。
でもお局様が黙っちゃいないかもしれない。
給湯室で「あんたさ、あんな作り笑いで媚び売ろうってワケ？」と詰めてきそうだ。

あと部長とかが部下に対して
「ハッハッハ、良い笑いっぷりだねぇ。今回は君に決めようかな」
「え、でも今の部長の方がいい笑顔じゃないですか〜！　この大爆笑泥棒！」
「あ、こりゃ一本取られたな！　ではワシが今月の手当候補ということで！」
「そりゃないですよ〜〜〜！！！」
みたいなコミュニケーションが行われたりするのかもしれない。
クソつまんねぇやり取りだな。

これを読んでいる方で現在求職中の方はタウンワークとかに「大爆笑手当あり！　いつも笑顔で満ち溢れたオフィスです」って書いてある企業を見つけても絶対に応募しない方がいいと思う。
わざわざそこをアピールするのは何かが起きている証拠だ。
下手したら「アットホームな職場です」よりヤバいと思う。

ここまで書いたところで急に不安になって調べたが、どうやら「大爆笑手当」を社内制度に組み込んでいる会社はなさそうだ。
実在してたら多分めちゃくちゃ怒られるんだろうな。
（ネットに載ってないだけかもしれないけど。本当にあったらごめんなさい）

真面目に働いて実力が評価される世の中であってほしいね。

おわり。