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エスカレーターの悪しき風習に逆らい続けたい

久々に街へ出る用事があった。
久々にでけぇ建物に入って久々にエスカレーターに乗ったんだが、こいつを利用する度どうしても”許せない感情”が湧きあがってしまう。

片方だけに乗ってんじゃねぇ、と。

あの風習マジでなんなんだ?
急いでる人を通すためみたいな理由が強いみたいだが、そもそもエスカレーターは歩く為のものじゃねぇ、乗るもんだ。
基本的に二人分の幅があるのは二人分を乗せる為だろうがよ。
体重計に片足だけ乗せるのか? 違うだろ?
そういう設計を無視して片側だけに負担をかけてるんじゃないよ。
リュックサックを片方の肩にかけたらそっちだけ負担がかかって痛めてしまうだろ? だから両方にかけるんだろ?
なぜエスカレーターに乗る時同じことが想像できない?
バランスって知ってるか?

みたいなことを思ってしまう。

だから私は極力空いている方に乗ろうと心がけていて、なんとかしてバランスを保とうとしている(効果があるかは知らんが)。
まぁ歩いて登るんじゃねぇよ、とは思うものの流石に急いでいる人を邪魔するような意地悪はしたくないので、後ろから誰かが登ってきた時は人が乗ってる側に移動するけども。

何故こういう風習が生まれたのか調べたんだが、一説には昭和42年頃に大阪の阪急電鉄の梅田駅で流れ始めた「歩く方のために左側をお空けください」とのアナウンスがきっかけらしい(明確な一次ソースを見つけられなかったので確証はないんだが)。

本当だとしたらスーパー戦犯じゃねぇか。
いやでも、こういう切っ掛けがなくても自然と「片側を空ける」という暗黙のルールがいずれ生まれていた気もするな。

地域によって右に立つか左に立つかみたいなローカルルールがあるが、両側立ちがスタンダードになっている地域はないんだろうか。
一応調べてみたら埼玉県と名古屋市は条例として両側立ちを義務付けているみたいだった。
しかしここ2年くらいの内にどちらも足を運んだが守られている様子は伺えなかったんだよな。

そんで更に色々調べている内、Yahoo!ニュースにてこういう記事を発見した。

要約すると大阪万博に向けて大阪メトロ「夢洲駅」に「片側空けを抑止する機能」を設けられた、という話なんだが、この記事の文末に

一方でこんな結果も。2列で立ち止まって乗る場合と、片側空けで歩く場合の人の流れのシミュレーションの様子。450人が移動を完了する時間を比較すると、2列で立ち止まる方が1分12秒も早く移動できるという結果になりました。

という内容が記されていた。

いや、当たり前じゃね?


1分12秒というそこまで大差がない結果ではあるかもしれない。
あるかもしれないが、両側に乗せる方が一度に運べる人数が増える筈なんだから、そりゃそうだろうとしか思えない。
片側空けて歩く場合の運搬率なんて、歩く人の人数にもよるし、そもそもその施設がある都市の人口や環境、エスカレーターの利用率などによって左右されてしまうだろう。

その辺を加味した上で、全国的な調査をもう一度行ってほしい。
じゃないと私は納得出来ないよ。

こんな感じでかなり不満を抱えてるんだが、我ながら「なんでこんな事で憤っているんだろう」と馬鹿馬鹿しくなったりもする。自分で自分の人生を生き辛くしてるよな。

だから偶に一人分だけのエスカレーターに出会すと余計な事を考えなくて済むから結構安心するんだよな。

まぁ本気で切れている訳ではないし、片側に乗る人の事をボロクソに貶したい意図もない。
あくまで風習にムカついているだけだ。

早く多くの人が両側立ちを当たり前としている世の中になって欲しいね。

おわり。


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