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人生での5つの大きな転換期〜思春期

知的であり前向きで、意識的に上昇しようと生きている人の人生では、5つの大きな変換期、成長の機会があると秘教心理学では言われています。
秘教本では「5つの危機点」と表現されています。

1 肉体の占有。これは4歳から7歳までに起こり、それまでオーバーシャドーしていた魂が肉体を占領する

2 魂がアストラル体を占有する思春期に起こる危機。この危機は一般の人々には認識されておらず、一般の心理学者も、一時的に現れる異常として漠然と感じているだけである。彼らはその原因には気づいておらず、結果しか認識していない

3 メンタル体が占有される21歳から25歳の間に起こる同様の危機。このとき、人間はエゴの影響力に反応し始めるはずである。進歩した人間の場合は、しばしばそのようになる

4 35歳から42歳までに起こる危機。この時期に魂との意識的な接触が確立され、三重のパーソナリティーは、1つの単位として、魂の衝動に反応し始める。

5 生涯の残りの年月、魂とその媒体はますます強く関係付けられ、56歳から63歳の間に起こるもう1つの危機へと導かれるはずである。その人間の将来での有益性は、そして魂がこの媒体を老年に向けて使用し続けるか、もしくは内在する実態が徐々に撤退するかは、この危機によって決まる。

アリス・ベイリー著 秘教心理学第2巻(上)

今、探求しているのは、秘教心理学第2巻(上)です


4歳から7歳で、魂は身体と同一化し、今生の心身の装備を纏って、生き始めると秘教で言われていることを前回お伝えしました。

次は、思春期の変換期です。

2 魂がアストラル体を占有する思春期に起こる危機。この危機は一般の人々には認識されておらず、一般の心理学者も、一時的に現れる異常として漠然と感じているだけである。彼らはその原因には気づいておらず、結果しか認識していない

アリス・ベイリー著 秘教心理学第2巻(上)

アストラル体は、別名「情緒体」や「感情体」と言われているように、私たちの感情・欲望・夢に関わる光の身体です。

思春期において、魂がこのアストラル体を占有していくと書かれています。

魂が宿った後の人間としての成長のプロセスを考えてみると、いろいろな段階があります。

まず、地上に慣れること。 衣食住、そして人間関係、社会的ルール。

自由な魂としては、粗くて重い物質界に慣れるということは、とても大変で窮屈なことでしょう。

本来、自由で万能で在る魂に、歩けず、話せず、言葉もわからないという、大きなチャレンジの壁が立ちはだかります。さらに、保護しケアしてくれる人がいないと、最悪の場合、生き残ることはできません。
最初の関門がサバイバル、それも地上界で役立つ知識や経験もない状態です。

その上、人として心身を伴って生きていくプロセスで、自分という魂が何者で在るのか、なぜ転生しているのかも忘れていくという更なる錘も積まれます。

これだけを考えても、魂がどんなに勇敢か、そして私たちが何かによって生かされているという真実が見えてこないでしょうか?

そして、物質界と肉体に適応していくことに取り組む傍ら、さらに自身の感情にも取り組んでいくことになります。

まずは、両親など保護者との関係、兄弟姉妹、友人、近所の人々、先生、学校、社会・・・と、相対する対象が増えていくにつれて、その人たちや世界との関係を通して自分自身の感情を認識し、カルマ的な関係をも使って、感情的な質を鍛えていくことになります。

思春期の頃に、魂がアストラル体を完全に占有していくということは、前世であったり魂が持っているパターンも思春期においてのアストラル体、感情のレベルで高まるということ。

精神的病も発生しやすいと言われている、感受性の尖りが高まる時期です。

私の事に置き換えても、そうだったなと思うことばかりです。

殆どの方がそうだとは思いますが、ものすごくセンシティブになっていました。
人生で初めて眠れなかった夜を経験したのも思春期でした。

人間関係においても、自分との関係においても、極端な感情が出やすくて、毎日が大変だったことを覚えています。

人を初めて好きになったのも、思春期でした。
私の場合も、ここに自分の感情のパターンが色濃く反映されていました。

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