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SFプロトタイピング/Sci-Fiプロトタイピングについて触れておきます


なぜ "やや遠い" 未来について考えるのか?

みなさんは「SFプロトタイピング」「Sci-Fiプロトタイピング」をご存知でしょうか?

いわゆる、SFのような物語を、企業のビジョンやビジネスの領域に活かしていくということです。
こちらの方のnoteをよく見れば理解できると思います。
SFプロトタイピングの話をする

なぜ今、このような流れが出てきているのか?
それは簡単な話で、「今が激動の時代に差し掛かっているから」です。

一つ前の記事で、「現代の黒船」という記事を書きました。
そこで、幕末にアナロジーさせて、現代の "変化の兆し" について少し触れました。
一言で言うと、「何もかもが変わる可能性がある」と考えており、そのような時代に何をするかというのは、直前直後のことだけ考えていてもわからない、と考えています。

つまり、「やや遠い未来や遠い過去まで視野角を広げる」ことによって、変化の激しい時代を俯瞰的に観て、今何をするかを考える必要があるということです。

その際、SFのような「未来を描く物語」レベルの発想や視野が求められています。


私は "2070年付近" に照準を当てて考えている

私は、2070年付近を目安にイマジネーションの解像度を上げようとしています。
それはなぜか?
シンギュラリティの到来予測が2045年前後。そこで生まれた子供が20歳程度になるのが2070年付近。いわゆる「シンギュラリティ・ネイティブ」が存在する2070年を基準に考えることで、ペルソナも想定しやすいと考えているからです。(あとは、私がその頃に生きている可能性が高い範囲だからというのもあります)

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ここ数年で「サピエンス全史」という本が流行りましたが、人類の過去への視野角はかなり広がっています。


一方で、未来への視野角はどうでしょうか?


国連など世界レベルでも、基本的には「2030年」、SDGsのゴールの年を目安に動いていると思います。
一般市民はおそらく「今」しか見ていません。せいぜい数年先が良いところだと思います。

しかし、今「激動の時代」に差し掛かっていると考えると、未来への視野角もそれ以上に広げていた方が良いと思っています。
というか、私が言わなくても、そうなると思います。
必然的に、「未来思考」はあらゆる領域で、ビジネスでもライフスタイルでも、必要とされていきます。

その時に、どこらへんをターゲットに視野角を広げるのか?

みなさんも考えてみると面白いかもしれません。
(ぜひ共有してくれると面白いです)


そもそも人類はどこに向かっている/向かっていくのか?

未来への航海は、明確な「正解」があるわけではありません。
学校教育で出題されるような、答えの決まっている問題ではないからです。

しかし、誰かが「線」を引くから目安が生まれ、「概念」が作られるから、物語や共同幻想によってベクトルが生まれます。

それは自然的要因で生まれることもあれば、人為的要因で生まれることもあります。

ここは一つ、私が想定している「線」を提示するとすれば、
「21世紀は宇宙文明の夜明けを目指している」と物語づけられる可能性があると思っています。

宇宙文明について、日頃から考えている人は少ないと思います。
そこで、一つ、基準となる考え方を紹介したいと思います。

みなさんは、「カルダシェフスケール」についてご存知でしょうか?

カルダシェフスケールとは、文明の発展度を「エネルギー利用量」に応じて段階分けする考え方のことです。

具体的には、タイプI文明は「惑星(例えば地球)」すべてのエネルギーを利用できる文明、タイプII文明は「恒星(例えば太陽)」すべてのエネルギーを利用できる文明、タイプIII文明は「銀河(例えば天の川銀河)」すべてのエネルギーを利用できる文明、といった感じです。

ちなみに、2018年時点でタイプ約0.73文明くらいです。
したがって、21世紀の間にタイプI文明を目指すのが一つの目安になると思っています。

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私が最近興味があること

21世紀を生きる上で、この激動の時代を最大限に楽しみたいと考えています。
それには、「直前直後のことだけ考えていてはもったいない」と強く思います。
それゆえに、特に今年からは、SFプロトタイピング/Sci-Fiプロトタイピングもそうですが、技術的な傾向等から “問い”や“仮説”、“物語” を創造するフューチャリスト(Futurist)としての傾倒を強くしています。

今特に、生命工学や宇宙分野については、これまで以上に関心があります。

しかし私は専門家ではありません。自分自身のポジショニングを考えた時、業種分野横断のカルチャークリエイトの付近に最も価値を出せやすいと考えています。

私自身がこれまでにやっていることと、どこかの時点で点と点を結びつけることを想定すると、クロスオーバーさせていくところにポジショニングしていくことが必然の流れとなるでしょう。

ただ一つ言えることは、この時点でフューチャリストとしての解像度を上げて布石を打っておくことで、この時代を楽しめるということです。


標準偏差からズレまくって、イかれた野郎になりましょう!


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Sho T
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