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テゲバ VS ガンバ大阪を見て

Xのフォロワーの身さんもそうでない方も
こんにちは、こんばんは、おはようございます
しょーと申します

今回は

               「テゲバVSガンバ大阪を見て」

と題しまして7月10日に行われた天皇杯3回戦を実際に現地に行って見てみた感想をお話できたらなと思います

まずは試合前の状況から説明出来たらなと思います
テゲバは天皇杯2回戦でJ1ジュビロ磐田に勝利し宮崎県勢として初めて3回戦に駒を進めることになりました

そしてホームに3回戦の相手を迎え撃つことになるのですが
その相手というのがガンバ大阪

サッカーに興味無いという人でもチーム名ぐらいは知っているという誰しもが認めるビッグクラブ

実際、僕と一緒に行った友達もサッカー観戦には行ったことなかったけど
ガンバが来るなら宇佐美とか知ってるし行ってみようかなて感じで来てくれました
やはり、知名度は大切だなと思わされました

昨季までテゲバを率いていた松田さんが率いたこともあり
また、昨季のテゲバのエース、南野の保有元もガンバ大阪

何かとテゲバに縁を感じるクラブの1つです

昨季までは残留争いに巻き込まれたりもしてましたが
今季は打って変わって優勝争いに絡む3位
元からの選手層の厚さはもちろんの事、戦術も浸透してきており
前節は横浜F・マリノス相手に4ー0の快勝

対するテゲバは前節は1人少ない岐阜相手に0ー1で敗北しており順位も20チーム中18位と
試合前の段階ではとてもじゃないですが、太刀打ち出来るような力の差ではないなてのが僕の考えでした

そして試合当日

スタメンが発表されました


テゲバのスタメン



ガンバ大阪のスタメン

テゲバは大方予想通りのスタメン
個人的には推しである、GK清水の出場を期待していたのですが
リーグ戦とほぼほぼ変わらないメンバーで挑みます

そして、ガンバ大阪のスタメン
鈴木徳真は居ないものの、
脅威の足元の技術と高いセービングが売りの一森鉄人でA代表経験のある中谷、
パリ五輪メンバーの山形の至宝、半田陸
マンチェスターシティに在籍経験のある食野
推進力が売りのスピードスター山下
サブにも宇佐美やウェルトン、松田が控えるなど錚々たるメンバーで挑んできました

ガンバ大阪はルヴァンカップで琉球に敗れており
同じ失敗はしまいと、ほぼほぼリーグ戦のメンバーで挑んできました

そしてそうこうしているうちにピッチ内ではサポーターの応援が始まります
第一声を上げたのはガンバ大阪側

流石J1のチームというんでしょうか
統率の取れた動きや声の大きさは思わずテゲバサポも感嘆してしまっていました

ただ、この第一声で逆に吹っ切れたのか自分達ができる最高の応援を!というのが
なんだか伝わってきており、また人数もいつもより多いのも相まって
ガンバに負けず劣らずのかなり大きな声援を選手たちに送るそんな時間になってました

試合開始
試合は立ち上がりに動きます
ボールを支配していたガンバのネタラヴィ選手がシュート
これが味方に当たりリフレクションして、そのままゴールに吸い込まれます

立ち上がりでの失点
このまま大量失点コースか?
そう少し頭によぎりそうになった時にそれを吹っ飛ばされた瞬間

それがゴール裏の皆さんの

           「テゲーバジャーロ!!」のコール

特に言葉をかけずとも、まだ試合始まったばかりだし応援するから選手達は自分達を信じて!というようなメッセージが込められてたと思います

失点してしまい、誰もが頭を抱えて黙り込む瞬間にチームコールをするうちのコルリには毎度、頭が上がらないのと尊敬の念を抱かずにはいられません

そこからは一進一退の攻防が続きます
ガンバはサイドのスピードスター、山下がロングパスに走り裏に抜け出したり
かと思えばファン・アラーノがワンタッチで意表を突くパスを出したり
ありとあらゆる攻め方でテゲバのゴールに襲い掛かります

対するテゲバは前線からや中盤での守備で
相手ボールを刈り取りカウンターを仕掛けたり
ショートショートロングのサッカーの基本となるパス回しで相手陣地に侵入したりして見応えのある攻防が続きます

遠藤とジェバリの1対1や青木のスーパーセーブなどもあり前半を0ー1で折り返します

後半に入りテゲバは魚里が井上と交代して試合に入ります

すると、後半9分でした
サイドを駆け上がった井上から懇切丁寧なクロスをエース橋本がヘディング

そのクロスは僕の目の前で上げられたのですが、そこからゴールまでの時間はめちゃくちゃスローモーションに見えました

相手GK一森も反応できない完璧なコース、
ゴールネットが揺れた瞬間のはち切れんばかりの大歓声

一斉に立ち上がり感情をあらわにするスタンド席の人達
全く知らない人とハイタッチする瞬間

改めてこの瞬間大好きだなと感じました

隣で見てた友達は僕からタオルをぶんどって一生懸命タオルを回してました

そこから、勢いに乗ったテゲバは勢いそのままに相手ゴールに襲い掛かります
決定機!とまではいかずとも確実に流れはこちらに来てました

すると、ガンバベンチが動きます
宇佐美と福岡のリーグ戦主力を投入してきました

宇佐美が入りボールを持つと今まで慌ただしかった試合展開が一転
しっかりとボールをキープし、無理に攻めず、試合全体を落ち着かせ
すっかり自分達のサッカーを取り戻されました

出来れば流れに乗って逆転!といきたかったところですが
流石はあらゆるサッカーを知り尽くしている選手

卓越した試合コントロールの仕方にもはや感動を覚えました

すると、後半29分
その、宇佐美から決められてしまい逆転を許します

逆転ゴールに沸いたガンバ大阪のゴール裏では
フェンスが壊れてしまうという珍事件が発生

ガンバ大阪さん、贅沢は言わないので
弁償はPanasonic製の大きい電光掲示板で手を打ちませんか?(笑)

その後、テゲバは井上や橋本を中心に前線でボールをキープし攻撃を試みます
吉田や青山もサイドを駆け上がり何度も仕掛けます

遠藤や坂井、後半変わって入った北村も球際で負けずに
ひたすら首を振って状況を打開出来ないか、なんとしても追いついてやるてのが伝わってきました

辻岡や黒木も相手の屈強なFW陣に対して1歩も引かず、追加点を許しません

相手のセットプレーのピンチを粘り強く、耐えて耐えて耐え忍んで
こちらもセットプレーでチャンスを作るなど、白熱した展開が続きますが

無念にも試合終了のホイッスルが鳴ってしまいます

テゲバジャーロ宮崎は3回戦敗退となってしまいました

惜しかった…
いい試合だった…
J1相手にこれだけやれたら満足しそうなものの
物凄く悔しかったです

個人的に勝敗を分けたのはなんだろうと考えると

・1歩の出足の速さ
・トラップの精度

これかなと思います

それだけ?と思われる方もいるかもしれませんが
確かにフィジカルの違いや空中戦の強さなどを見せつけられましたが
1番はこれが大きな違いだったように感じました

テゲバは幾度となく相手陣地に攻め込みはしましたが決定機の数でいうとそこまで多くなかった印象があります

逆にガンバはテゲバ陣内に侵入した際に、テゲバ選手の献身的なDFやブロックがあって伝わりにくかったと思いますが
決定機の数はそれなりに多かったように感じます

1歩の出足が早いからパスやセカンドボールを相手より先に触れる
トラップの精度が高いからラストパスを送り込める

逆にテゲバは相手より少しこの2つが遅く、
中々セカンドボールが拾えずラストパスを送り込めずに
シュートで終われないシーンが続いて、決定機というところでは少なくなってしまったのかなと素人目ながらに思ってしまいました

たった一歩、たった一本、この小さな差がこういった高いレベルの舞台では天と地を分ける物になるんだなと改めて突きつけられました

しかし、試合中も何度転けてもスライディングしても
すぐに立ち上がりプレイを再開

ポジションに関係なしに全員が闘志をあらわにし
試合終了のホイッスルがなった瞬間に全員が倒れ込む

この泥臭さがあればテゲバは大丈夫、まだまだやれるそう確信した試合でもありました

最近、テゲバにはリーグ戦での不調、テゲバの魂ともいえる代選手の移籍など明るい話題が中々ありませんでした

しかし、泥臭くてもボールにしがみつくテゲバスピリッツをしっかりと体現してくれた選手達を見て
これだよ!!こういうサッカーが見たかった!!
心の底からそう思いました

一緒に行った友達も

よくサッカー分からんちゃけどさ、
テゲバてこんないい試合するのに本当に勝てないチームなの?
最後の一滴まで出せるこういうサッカーできるなら上目指せるやろ
そういうチームてどのスポーツでも強いし

と言われたのでサッカー初観戦の友達ですら
テゲバの闘志溢れるプレイに心を動かされていました

試合結果はめちゃくちゃ悔しかったですが
テゲバのポテンシャルと可能性を感じる試合でもありました

そして、僕がこの試合でなんだかいいなと思えたのがテゲバの未来が見えたりサッカーを通して色んな繋がりがあったことです

まず、テゲバの未来が見えた
これはどういうことかというと、僕の座ってる席の周りには小学生がかなり多くいました

その小学生の試合前の会話は
宇佐美とジェバリ、今日、何点取るかな?や
テゲバぼろ負けせんようにだけ願っとこ!等
テゲバに対して決してポジティブな意見は言っていないように思えました

しかし、試合時間が経つにつれゴール裏の皆さんの応援や選手のプレイに感化されたのか

なんかさ、サポーター席に居るのに応援しないの違くね?と言い
最初は手拍子だけだったのが徐々にチームコールを始めました
そして、僕と友達やその周りの人に対して、 
すみません、一緒に声を出して盛り上げてくれませんか?と声掛けまでしてくれていたのです

こういう世代のこういう子達がプレイや応援に感化されて周りの友達を連れてきていずれはゴール裏に来るんだろうなというそういう世界を見たような気がします

試合が終わったあとに、皆さん協力ありがとうございました!とお礼まで言っており、本当に凄い子達だなあと感じざるを得ませんでした

そして次にサッカーを通して色んな繋がりがあった
これは、勿論テゲバサポとガンバサポの事です

色んな試合がありますがやはり、カテゴリーが違うとなるとそのチームとの交流も中々できません

加えて関東や関西など交通の便がいい所ではなく
新幹線も通ってない、電車の本数も少ない宮崎という陸の孤島がそのハードルを何倍にも跳ね上げているような気がします

今回、ガンバを応援に来てくれた方の中には宮崎の方や隣県の方も勿論いらっしゃると思いますが
この試合を機に宮崎に初めて来た方も少なからずいるんじゃないのかなと思います

そんな中、X上ではテゲバサポの方が宮崎のおすすめのお店や、時間を潰せる場所など色々な情報を提供していて
それに反応しているガンバサポを見てなんだかいいなと思ってしまいました

大都会大阪から来たんです
恐らく、前情報のSuicaとかの交通系ICカード使えないよ!
スタジアムも基本は現金だよ!!
現金多めに持ってきてね!!!
これが周知されなければ、ただでさえ慣れない地で混乱していた可能性があります

また試合が終わったあとはノーサイドと言わんばかりに僕のXのおすすめに上がってくるガンバサポのポストはどれもテゲバのスタジアムやチーム、スタグル、サポーターを褒めているものばかり

・宮崎にまた遊びに来たいや
・次の試合はパナスタでリーグ戦をしよう!J1で待ってるからな
の文言など、個人的にめちゃくちゃ嬉しい言葉が多かったです

こうしてサッカーを通して実際に現地に赴きその地の文化に触れ、交流する
そして試合後はノーサイドでお互いに健闘を称え合う 

スポーツの魅力が詰まりすぎててなんだかいいなと思ってしまいました

そして、沢山のガンバサポを捌くために尽力してくださった
スタッフや臨時バスを手配してくれた社長や会長の皆さん、
そしてそれに協力してくれた現場の皆さん、本当にお疲れ様でした
読んでいるかどうかは分かりませんがこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います 

試合には負けてしまいましたが沢山の観客を捌く運営
J1のチームとやれたことによる経験値

この試合がチームにもたらしたものは限り無く大きいものがあると思います

問題はこのいい流れや経験を次に生かせるか
ここです

昨日のような運営、プレイが出来る、今のテゲバに不安はありませんが
反省点も出たと思うので厳しいようですが
そういったところはしっかりと次に活かして欲しいです

少し長くなってきたので
テゲバジャーロ宮崎のこれからの躍進と発展を願ってこの記事を終わりにしたいと思います

それでは皆さん

                 𓂃 𓈒𓏸  𝑰 𝒉𝒐𝒑𝒆 𝒕𝒐 𝒔𝒆𝒆 𝒚𝒐𝒖 𝒂𝒈𝒂𝒊𝒏𓂃 𓈒𓏸




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