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あの花が咲く丘で君とまた出会えたらを見ての感想

Xのフォロワーもそうでない方も
こんにちは、こんばんは、おはようございます
しょーと申します。

今回はタイトルにもある通り

映画
 
   「あの花が咲く丘で君とまた出会えたら」

を見た感想をお話しようと思います。

僕自身、最近の映画には疎く妻から見に行こうと言われ初めてこの作品のことを知りました。
前情報も何も入れずただただ連れていかれた感じでした。

簡単に説明すると現代の女子高生(2023年)が
78年前の第二次世界大戦末期の1945年にタイムスリップしてしまい、
そこで出会った特攻隊員と恋に目覚めるという
なんとも儚く悲しい物語でした

ここで僕が感じたことはなにか

大まかに言うと2つあります

命の重さは時代によって簡単に変わる

先人達が歴史を紡いでくれたおかげで今がある

この2つです。

まず1つ目は言葉の通りです
映画のセリフの中でよくでてきたセリフに

「お国のために」「帝国軍人」「敵前逃亡は恥」
          「死を持って大切な人を守る」

こう言った言葉が出てきました。

この頃は    進め一億火の玉だ といって
国民一致団結して兵隊が戦地で犠牲になれば称えられ
少しでも戦争についてマイナス発言があれば非国民として集中砲火を受けていました。
死を恐れるではなく死が敬意の対象として崇められてたそんな時代でした

今、この時代に生まれてきた僕はこの感覚は正直理解出来ません。
また、死を持って大切な人を守るに関しては

    生きてから傍でしっかり守ってあげなよ

これが僕の本音です。
ちなみにこの意見に関しては作中でも特攻隊員にこう問いかける場面があったのですごく共感を抱きました。
これに関する意見は2つ目で述べようと思います

この時にふと僕は思いました。

「命の重さて時代によって簡単に変わるんだな」

今の時代、言い方は悪いですが本人が植物状態でも自らの死を望んでいたとしても
皆、平等に医療施術を受けられますし助けようとします

しかしながら、たった80年前では戦地に行くのが怖いと言えば

       「生き恥を晒すな」「この非国民が」

こうして罵られてきたのです。

今の高度な医療を誰でも平等に与えられ、命の重さをしっかりと確認できる今の時代は
決して当たり前では無いことをまざまざと突きつけられました。

2つ目の
 
 先人達が歴史を紡いでくれたおかげで今がある

これも言葉の通りです

皆さんはこう思ったことありませんか?

「特攻隊は自殺行為、生きて何度も出撃した方が絶対にいい」と

ちなみに僕もこれはずっと思ってました
恐らく口に出さなかった(出せなかった)だけで
当時の人もこう思ってたと思います。

では、何故そういった隊が出来てしまい、またそういう隊に志願する人が居たのは何故か
ここに注目して今回の映画を見てたところ1つ印象に残ったセリフがありました。

「戦争に負けるのが怖くないのか、男はみんな殺されるか奴隷にされ、女は何されるやも分からぬ」

属国になることや大切な人がただただ他国に蹂躙されることを良しとしない人達が
自らの命と引き換えにその確率が少しでも下がるなら…と僕よりもまだまだ年下の青年が志願したのかと思うと
ちょっと涙無しでは語れません。

自分の死が確定してる隊に皆さんは自ら志願出来ますか?
僕は臆病者なのでとてもじゃないですが自ら志願することは出来ませんし仮に強制的に入隊させられても
もしかしたら逃げ出すかもしれません。

その決断を10代〜20代前半の青年がその役割を担ったのかなと思うと本当に胸が痛みます

そしてそういった尊い犠牲があった中で
先人達の想いを紡いで紡いで紡ぎ通して今の平和な日本があると思います。
僕の地元でも空襲を受けた際の銃弾の傷として伝えられるものや防空壕
落下傘舞台の訓練所だったものなどが残っています
小さい頃は「へぇ〜」ぐらいにしか思ってませんでしたが
今見ると当時とは少し違った感じ方をするようになりました
僕も少しは大人になったてことですかね(笑)

【最後に】

皆さんは知覧特攻平和会館に行ったことはありますでしょうか?
僕は小学校の修学旅行で一度行っただけなのですがとても印象に残っています

そこには出撃直前に書いた遺書があるんですが
今から死にに行くというのに書かれてる内容は
親やお世話になった人の感謝などが述べられており
同級生の前でそれを読みながら泣きじゃくった記憶があります。

そして今日、改めてこの映画を見た事により

           「生きる」てなんだろう

そう思えるきっかけになりました

僕は無意識に自分も周りの人も無事に明日を迎えるしなんなら来年も迎えるし再来年も迎える

そうどこかで思っていました。

しかし、そうとは限らないんです
事故や災害、犯罪に巻き込まれる可能性もあります
むしろ、今、生きてるのが奇跡、そう思った方がいいのかもしれないですよね

特攻隊のように死ぬことが分かっていたら
僕は今までの人生でいいのか

・子供にこれでもかとハグをしたか、遊んだか
・親や妻に感謝を伝えたか
・やりたい事を先延ばしにしすぎてないか

まだまだポンポン浮かびます

生きるというのは

 「死」までのタイムリミットをどう過ごすか

みなさんはもし、死ぬ日が分かっていればどんなことをして過ごしますか?
また、今死んでも後悔はないように生きてますか?

今の日常に感謝を感じれると同時に生き方を考えさせられるとてもいい映画でした。

まだの方やこれを読んで興味を持った!という方は是非映画館に足を運んでください

それでは皆さん

       𓂃 𓈒𓏸 𝑰 𝒉𝒐𝒑𝒆 𝒕𝒐 𝒔𝒆𝒆 𝒚𝒐𝒖 𝒂𝒈𝒂𝒊𝒏𓂃 𓈒𓏸

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