“初日が出た”戦いを目撃した日〜BBガールズ・ワンマンライブ
先週土曜日は「BBガールズの土曜パームトーン劇場」でした。
なんだかんだで結成5年になるBBガールズは、関西のそこらのインディーズあるあるでもある“集客力のない”ユニットで、そこを逆手にとってじゃないけど、最初の基本コンセプトとして、“ライブをやらない”ってのがあったのね。
ライブハウスでライブしない、ライブではMCをしない。イベントなんかでふらりと出てきて、ただ歌うだけで(あとはfm GIGのラジオだけで)どこまで通用するか、そんな風に育てたかったのです。
あとはできるかぎりメジャーのやり方と同じように、とにかくキャッチーでコンセプトのしっかりした曲を作り、売れても売れなくても、毎年コンスタントにCDを作り、毎月やってるフリーイベント「わくわくシティーパーク」で、観客の反応を確かめる。
そうして徐々に「BBガールズいいよね」って声を聞くようになったころ、ラジオの企画の大喜利が盛り上がり始めたのよね。
例えばバーベキューなんかで火をおこそうとした時、火のつき始めが大事っていうじゃない。浮かれてたら風に吹かれてすぐに消えちゃうって。
そんなタイミングで迎えたこのたびの「パームトーン劇場」。1年間いろいろやってきての、純粋なワンマンライブ。しかも生演奏。アレンジなんかはもう任せているので、“今、何をするべきか”だけをミーディングで確認して、迎えた当日。
純粋に「BBガールズのステージを楽しみにしている」というファンの方がたくさん集まってくださり、来れなかった人はFRESHの生放送を見てくださって、会場にいた全員の気持ちがひとつになれる、感動的なライブとなりました。本人たちも言ってたけど、「観客2人」から、ようやくここまで来たね。専門用語で言うところの「初日が出た」ってやつ。
サッカーで言うなら、タジはストライカーで、カナちゃんは司令塔。豪快なゴールを決めるけどわちゃわちゃ動いてポカも多いタジを、カナちゃんがどうコントロールするか(今回のカナちゃんは要所要所でとてもカッコよかった)。目先のゴールだけでなく、大きな局面の中での的確な指示と判断ができるか。
奇しくも、昨日のM-1を見ながら、そんなことを考えました。早くああいう戦いをしたいよね。2019年のBBガールズは、ワンランク上の戦いにステージを移します。お楽しみに!
あ、LINE@やってます。