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僕らは、雨も風もコロナも吹き飛ばせるほどの情熱を持ち合わせているのか〜10/10(土)「fm GIG サウンドパークVol.8」レポートに代えて

 10/10(土)「fm GIG サウンドパークVol.8」無事に終了しました。

 足をお運びいただいた皆様、いろいろとご協力をいただきました会館スタッフ、音響の皆様、そして出演者の皆様、ありがとうございました。

 このような大掛かりなイベントでも、8回目ともなると慣れてきて、余裕や油断が生まれるものです。それがいいか悪いかは別として。

 ところが今回は、例の新型コロナウィルス対策に加え、台風の直撃があるかもということで、かつてないほどの緊張感に包まれました。

 台風で言えば第1回の時以来の直撃ぶりで、あの時の奇跡再び!となるかどうか。

 コロナ対策で言えば、「入場者制限&ディスタンス」「声援禁止」「飲酒禁止」「うろうろ移動禁止」などなど、言ってみれば「イベント本来の目的と楽しみ」とすべて相反するもので、元来両立など無理難題なわけです。「マスク必須」などもそうで、本来は心も声もすべて解放して楽しむはずのイベント会場で、なんで息苦しく顔を拘束されなければならないのか。

 しかし、それでもなお、今回はそれを乗り越えなければならない。「絶対にこの会場から感染者もクラスターも出してはいけない」という会場サイドの皆さんの決意は並々ならぬもので、それらも含めて、「エンタメサイドの決意」を問われた象徴が、もしかしたら台風の直撃だったのかもとすら思えました。

 やるのか、やらないのか。

 雨も風も吹き飛ばせるほどの情熱を持ち合わせているのか。

 盛り上げずに盛り上げる、縛り付けているのに感動させる、そのアンビバレンツに挑む覚悟があるのか。

 出演者のほとんどが、そして音響さんたちも、もしかしたらお客さんのほとんども、大きな会場のライブは数ヶ月(下手したら1年)ぶりで、それだけでも浮き足立つものです。ばたばた、あたふたするよ。何かを忘れたり、つまらないミスが出てくるのも当然。

 見てる方だって、じっとしてなきゃと思ってても、思わず声を出したり、踊り出したり、久しぶりに会うことのできた人と抱き合って喋りたくなるも当然。それが人間さ。

 そうやってぶれたりぶつかったりしながら、各自の信条やモラル、覚悟に従ってイベントの成功を願う。

 提示されているガイドラインに沿った様々な感染症対策も、慣れないながら力を合わせて準備をし、お越しいただいた皆さんにもご協力いただきました。鳴り物での応援も、あれはあれで楽しいかもね。

 気になる台風も、朝からけっこう本降りで、でも開演時には晴れて、途中しばらく雨の時間があって、それでも最後は晴れて、30分押しのスタートながら、ほぼ予定通りの時間で、大きな事故もなく終わることができました。

 寒い中、踊ることも騒ぐこともできないのに、最後まで応援していただいたたくさんの皆さん、中継の画面越しに声援を送ってくれた皆さんには、感謝の言葉もないです。

 その上で、皆さんから「楽しかった!」と言ってもらえたのが、本当にうれしい。

 あとは10日経ってもみんなが元気なままだったら完璧です。風邪なんかひくなよ。

 facebookやTwitterなどSNSでは、すでに楽しげな写真がたくさん公開されています。それらも感謝。今年はとりわけ感慨深く“しがめる”ぞ。

 来年Vol.9は10/2(土)。現段階では世界の状況がどうなるやら予想のしようもないですが、「不屈のエンタメ魂」でもって、倍返しの盛り上がりを見せつけたいと思います。

 やったるで!

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