「真実」は遠く、「冤罪」は近し〜マーダーミステリ初体験レポート/8/17(月)「維新奇談 四つの眼窩」 at パームトーン
昨日(8/17)は木屋町パームトーンでマーダーミステリ大会でした。
今回の作品は「維新奇談 四つの眼窩」。
参加できるプレイヤーは7人限定で、予約受付とほぼ同時に締め切りとなりましたが、直前に1人キャンセルが出たために、急きょ僕が参加できることになりました。
わーい。
見てるだけのことはあっても、参加するのは初めて。我孫子先生から「なぜ参加しないんですか」と不思議がられてたのが、ようやく体験できることに。
中国で生まれて、今や欧米で大流行中のマーダーミステリですが、いやあ、これの魅力を伝えるのは本当に難しいなあと。
なにせネタバレ厳禁なので、話せることがほぼ無い!
ただ、一度やってみると、これはリピーターになるよなあと。今度はもっとうまくやりたいって思うのよね。
ミステリーゲームなので、もちろん犯人当てがメインなんだけど、サイドストーリーがよくできてて、犯人当て以外にそれぞれにミッションがあるわけです。
誰がどの役をやるのかは適当に選んでいくんだけど、たまたま僕は、いろいろと過去に訳ありなけっこう重要な役どころ。
メインの事件とは別に、話せないことがいっぱいあって、ウソをつかなくちゃいけないから大変。そのために、犯人探しどころではなかったりして。
CRYさんの役と共犯関係にあって、そのあたりの密談がなかなかリアルで楽しかった。
さらには、タイトルに「維新奇談」とあるだけあって、史実との関わりも密かにあり、歴史好きなら(特に幕末好きなら)より楽しめる仕掛けになってます。
ラストの解決編で、ある人物の「実は僕は◯◯で・・・」という告白では、おお!って盛り上がった。
ちなみに。
今回のゲームマスターである秀島さんは、このゲームのシナリオライターでもあるので、終わった後のトークで飛び出した裏話もかなり得した気分。
そんなわけで、実際に体験してみての、マーダーミステリの感想としては。
ただの「犯人当て・謎解きゲーム」と思ってたら魅力の半分も伝わらないなあと。
開始前の注意事項の中に「役になりきって会話してくだい」というのはあるんだけど、まさにそれ。
役それぞれに「事情」と「ミッション」があって、それゆえに会話にものすごく制限がかかるのです。
そこがリアル。
実生活でもそういうのがあるせいで、人間はそうそう正直な行動ができないように。
最初は様子を見ながらみんなが秘密主義で進んでいくのが、少しずついろいろな事実が明るみになってきて。
下手にウソをついたままだと自分がどんどん怪しまれ、いよいよ時間がなくなってきて、ついには隠し事をしゃべり出したり証拠を出したりし、最後はとにかく誰かを犯人だと指摘しなければならなくなる。
でもねえ、それが外れるのよねえ。まさに「冤罪」が生まれる瞬間。
解決編に入って「真実」を知ったとき、自分がいかにたくさんのことを見落としてたかに気づくのです。
後もう少し注意深ければ、後もう少し時間があれば・・・と悔やんでも後の祭り。
少し賢くなった気がするので、またやりたい。
今度こそ「真実」にたどり着きたい。
いやあ、本当によくできてます。
今回の「維新奇談」でもまだ初心者向けだとか。上級者向けの大作「SUN DOG」はぜひとも参加したい。
くだらないコロナ騒ぎのせいで延期になっちゃってるけど、再開に向けて頑張るぞ。
「SUN DOG」は10人まで参加できるので、近日発表の際には9人までぜひ参加を!(僕の分は空けててくれ!)
あ、そうそう。
今回終了後、我孫子先生が新しいカードゲームを持ってこられてまして、引き続きみんなで、舶来の吸血鬼ゲーム「ノスフェラトゥ」を楽しみました。
酷暑のお盆休み、とっても楽しい1日でした。
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