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人はなぜ、エンタメや文芸書を読むのか・・・を「犯人当て」から感じた日!?

 ご存知の通り、僕はミステリが大好きで子どもの頃からけっこうな量を読んでいて、時々SFなんかも読んだりしつつ、まあ偏りがありながらも、読書家と言えなくもないわけですが。

 世の中には“僕の読まないジャンル”を読んでいる人が(当たり前だけど)めちゃめちゃ多いわけですね。へー、そんな本を読むんだーとか心の中で感心しつつ、僕は僕でまだまだ読みたいミステリがたくさんありすぎて、手を出さずにいたわけです。

 で、fm GIGを始めてからは、僕以上の読書量を誇る人に出会いつつ、それはビジネス書であったり自己啓発系であったり何かのハウツーものであったり、ますます僕が手を出さないジャンルを知ることになって、いやむしろそっちの方がたくさん売れているということを知って、いかに僕が狭い世界で本を読んでいたかを思い知りまして。

 たまにそんな本をいただいて読むと、確かに目から鱗のすぐに人生に役立ちそうな情報がたっぷり!オレも稼げるんじゃないか!?人殺しだらけの本なんか読んでる場合じゃないゾ!

 とか思いつつ、いや、だからこそ、エンタメとか文芸書の、狭いけど深い世界の良さも広めていかねばと、あらためて再確認したのです。

 でね。土曜日の「fm GIG ミステリ研究会」の犯人当て、凄かったんですよ。そんな発想があるのかと。なにかこう、目の前で素晴らしい手品を見せられた時と同じ感動。

 そしてそのあとの、プロの作家さん同士の会話で飛び交う、「言葉」や「文章」そして「発想」へのこだわり。いや、素晴らしい。書かれていることそのものは実生活とは何のつながりもなく何の役にも立たないとしても、その世界観に触れることで生きていくことそれじたいが楽しくなる感覚、それこそがアートであり、エンターテイメントなのです。

 いやあ、これはもっともっといろんなジャンルの本を読んでみなければ。もちろん、古今東西のミステリももっと読みたい。

 そして、あなたがさほど本を読まない人だったとしても、「文字を読むこと」に抵抗がないのであれば、たまにエンタメや文芸書も読んでみてください。実用書にはない「心の感動」が味わえるかもよ。

 そして「fm GIG ミステリ研究会」に足をお運びいただければ、そんなプロの芸にも身近で触れられるかも!なのです。

「fm GIG ミステリ研究会 第3回」は、2019年1月19日(土)17時〜
木屋町パームトーンにて!



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