藤井風 “grace”MV First Impression
はじめから1mmもぶれていない、風さんの信じていることがそのまま描かれていた曲であり、MVだったな。
以下、私なりに受け取った “grace” のファーストインプレッションです。
つらく悲しいことと精一杯対峙して、もうできることが何もなくて、神さまに祈った。
「助けて神さま。わたしの中にいるんでしょう？どこにもいかないでよ。助けてよ」
そうか、いつだって、ずっとそばにいてくれたんだ。
勝手に離れて、勝手に苦しんでいたのはわたし。
やっと気がついた。
神さまは、わたしの中にいるもう一人のわたし。
わたしはわたしに会えた。
本当にありたい自分がわかった。
ほかの誰でもない、わたしが歩いていきたい道が分かった。
やっと自由になれた。
苦しかった過去も、すべては神さまの恵み。
もうこわいものなんてない。
わたしもあなたも、みんな同じ、等しい光。
愛の中で、愛を感じながら、愛を選んで生きていけばいい。
そうすれば何だってできる。
外の誰かや何かではなく、まずはわたしを信じよう。
わたしが一番わたしを知っている。
ゆくべき道も知っている。
外の世界に求めていた日々はもう終わり。
あなたに会いに行く。わたしに会いに行く。
ひとつになって、自由になろう。
すべて神さまからの恵み。
わたしが最初から持っていた恵み。
MV全編で、風さんはひたすらキレイな笑顔だった。
ピュアで、解放されていた。
正直、神さまとつながっている顔だ、と思った。
風さんが何かを見ているとき、何かをしているとき、いつも心の真ん中は“ 上のでっかいもん ”とつながっている。
その安定感がわたしたちにも伝わるから、見ているとなんだか心がふわっと軽くなり、「ああ、大丈夫なんだな」と思えてくる。泣けてくる。
音楽で愛を届けることが風さんのしたいことだったら、100点満点でできちゃってる。伝わってくる。
風さんが生きている愛の世界が。
本当は誰だって、その世界で生きられるってことが。
風さんが、誰もがその世界でしあわせに生きてほしいと願っていることが。
ストレートといってもいいくらい、スピリチュアルなメッセージを強く感じた曲だったな。
MVの撮影地がインドというのも、深く納得。
恵みを受け取って、解放的になるのにぴったりの場所だ。
雲の中からだんだんと地上に近づく始まりのシーンは、風さんのもとに降りてきた神さま目線だったのかなとも思ったり。
それにしても最後、風さんの横でポーズを早く終わりにしちゃって慌てて元に戻した男の子、かわいかったぞ。
振り向いたら眉間にティーカをつけた自分がいて、1つになれた瞬間と、そのあとの笑顔の美しさっていったらなかったぞ。
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