藤井風「花」 脱力して風節
いちばんすきな「エィ」
藤井風「花」。
ドラマ『いちばんすきな花』のために書き下ろされた新曲。
とてもよかった。
軽い聴き心地。
声も脱力して軽い。
重力なしのゼログラビティ。
シティポップのようなエモ感。
ドラマの色を壊さないテンポ感。
神技のバランスは今回も健在だ。
耳馴染みのいいメロディに気持ちよくなっていたら、突如挿し込まれる、風節。
エィ、とか、たまらんでしょ。
チクリと刺さる言葉選び
風さんの歌詞には、たびたびドキッとさせられる。ほんの少し痛みを感じる、と言い替えてもいい。
「枯れていく」という歌詞から始まる曲は、そうないだろう。あんな軽やかなメロディに乗せて。
「しわしわに」という言葉で飾った花束が歌われることも、そうないだろう。あんなキャッチーなサビにのせて。
そして、歌詞につづられているのは、風さんが「歌にするべきだ」と思っている、変わらないメッセージだ。
さらに風さんは歌う、
「わたしは何になろうか どんな色がいいかな」と。
とてもとても、ステキな歌詞だ。
行きたい道は、自分で選べる。
好きなものを選んで生きていける。
答え合わせ編
曲が完成したうれしさを隠しきれず、みんなに伝えたくて、結果、匂わせ名人の異名を持つことになった風さん。
そんな匂わせをここで答え合わせしてみます。してみたいんです、すみません。
今後出るというMVが待ちきれない!
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