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藤井風「花」 脱力して風節

いちばんすきな「エィ」

藤井風「花」。
ドラマ『いちばんすきな花』のために書き下ろされた新曲。
とてもよかった。

軽い聴き心地。
声も脱力して軽い。
重力なしのゼログラビティ。

シティポップのようなエモ感。
ドラマの色を壊さないテンポ感。
神技のバランスは今回も健在だ。

耳馴染みのいいメロディに気持ちよくなっていたら、突如挿し込まれる、風節。
エィ、とか、たまらんでしょ。

チクリと刺さる言葉選び

風さんの歌詞には、たびたびドキッとさせられる。ほんの少し痛みを感じる、と言い替えてもいい。

「枯れていく」という歌詞から始まる曲は、そうないだろう。あんな軽やかなメロディに乗せて。

「しわしわに」という言葉で飾った花束が歌われることも、そうないだろう。あんなキャッチーなサビにのせて。

そして、歌詞につづられているのは、風さんが「歌にするべきだ」と思っている、変わらないメッセージだ。

美しく咲く花をたくさん集めた花束。
そんな花たちもいつかは萎れてしまう。
決して枯れない、永遠に変わらない輝きを見つけたいなら、
外側ではなく、自分の内側を探したらいいよ。
自分を信じて、自分が感じていることに耳を傾けて、内なる花を咲かせにいくんだ。

さらに風さんは歌う、
「わたしは何になろうか どんな色がいいかな」と。
とてもとても、ステキな歌詞だ。
行きたい道は、自分で選べる。
好きなものを選んで生きていける。

答え合わせ編

曲が完成したうれしさを隠しきれず、みんなに伝えたくて、結果、匂わせ名人の異名を持つことになった風さん。
そんな匂わせをここで答え合わせしてみます。してみたいんです、すみません。

7/20頃のレコーディング風景
最後の「My flower's here」が聞こえる
8/8のTiktok
みんな「鼻がどうした?」とザワザワ
9/2 クアラルンプール公演で手にしていた花 on ポット
歌ったカバー曲は Miley Cyrusの “Flowers”でした
9/5すぐに消えてしまったストーリー
One Draftの「Hana」を流して口パクしていた
今回のプロデューサー、A. G. Cookさんと。
2022年4月のLA滞在がここにつながったのかな。
お待ちしておりました!

今後出るというMVが待ちきれない!


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