気志團万博の話

今年も気志團万博に参加する。

ばっちり金曜日からお休みを取り、前ノリ。もう、楽しみで、楽しみで仕方がない。

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気志團万博にはフェス形式になった初年度から1年だけ休んだものの、毎年全日参加をしているので、30代になってからの1年の軸が気志團万博になっている。袖ヶ浦の海岸で聞く直太朗くんの夏の終わりで、1年が終わって、気志團の鉄のハートで1年が始まる。

気志團万博の立ち上げ当時はももクロに一番ハマっている時期だったので、何の迷いもなく、他のフェスやイベントと同じ感覚で参加した。

参加してみると、他のフェスとは一線を画すラインナップに魅せられてしまった。ワイドショーだけ見てとやかく言っている人達、気志團万博に来たらアッコさんや矢沢さんのかっこよさにぐうの音も出なくなると思いますよ。

そこから、いろいろなフェスに行って、そこで知ったアーティストの単独ライブにも行ったりと、すっかり音楽のイベントに参加することにハマってしまった。その中で知り合いも増えて、普段も遊びにいったりするようにもなって、ほんとに楽しかった。

ただ、音楽に限らず、終わったあとのいわゆる「感想戦」というのがニガテだった。自分ですごいよかった!って思っていたものに思ってもいないことを感想戦で言われると、途端に楽しさが減退してしまい、酷いときはとても落ち込んでしまうことまであった。

そんな中でも、友達が少ないこともあって、感想戦には参加していた。でも、やっぱり億劫で、いやだなあと思う事が増えていった。その結果、フェスも楽しめなくなって、だんだんとそういうところから遠ざかっていってしまった。

去年の気志團万博、毎年一緒に参加している友達に「今年で最後にするかも」と言っていた。腰が悪くて、長時間のイベントがつらくて、と言っていたものの、一番の理由はフェスを楽しめなくっているからだった。万博に一緒に行っている彼らは感想戦でも気が滅入るようなこと言うわけでもないのに、フェス事態に鬱々としたものが溜まってしまい、ツラくてたまらなかったのだ。

しかし、終演後、「来年も絶対来るぞ!」と大笑いしながら叫んでいた。気志團万博はそういう場所だ。翔やんも言ってた。来ないと絶対後悔するぜ、って。

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今年。

東京から離れて暮らすようになって、友達〇人います!っていうフォロワー数自慢みたいなことだけのための付き合いもなくなったおかげか、またフェスに向かう気分があがってきている。今週末はプレイリスト作って、参加アーティストをチェックしたり、荷物の準備して、タイムテーブル見ながら回り方を考えたりする。それを想像するだけでもう楽しい。

全力で楽しむために、全力で楽しむ準備をする。やっと気づいたのかよ、って感想戦で言われそうだな。




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