ガスの手続き

引越し先と引越し日が決まったので、諸々の手続きを早めに終わらせておこうと思い、朝から作業をすることにした。

役所関連の手続きなど外出しないと対応ができないものはもう少し暖かい日に行くことにして、まずはWebサイトと電話でできる水道・電気・ガスの手続きをすることにした。

少し前にスマホのキャリアを乗り換えた時に電気をスマホと一緒に請求されるように纏めたのだが、都市ガスでなくプロパンガスの住居のため、そちらはまた別での契約。しかし、引越し先は都市ガスのようなので引越しの手続きと同時にガスもそちらに纏めてもらうことにした。

まずは電気。スマホと纏めてあるので、スマホからでできるだろうと調べてみると何故か電話でしか受け付けていないようだ。しかも、事前の準備という説明を読むとスマホからマイページに入って契約番号を控えておいてくださいと書いてある。

いや、これこそWebサイトで受付けできるようにしておくべきじゃないか?マイページからお引越しの手続きができるようになれば契約番号を控えておく必要もないし、電話番号や住所なども引き継げる。なんならスマホの契約先住所も同時に変更できる。これがスマホのキャリアに請求をまとめておくことの醍醐味じゃないのか???

この時点で既にかなりモヤモヤしていたのだが、いざ電話をかけてみるとなかなか繋がらない。3分、5分、10分・・・延々と保留音が流れ続ける。保留音を聞きながら水道の閉栓、開栓手続きはWebサイトからの申し込みであっというまに終わってしまった。

だから、Webサイトで受付けてあげればこんなことないですよね?!いくら引越しの繁忙期とはいえ、人気アーティストのチケット一般販売日ほどのアクセス集中もないだろうから待ち時間とか発生しないですよね???

結局30分ほど保留音を聞き続けてようやくオペレーターと繋がった。

「引越しをするので引越し元の電気の停止と、引越し先の電気の開始をお願いします。あと、引越し先ではガスも一緒にしたいのでその手続きもお願いできますか?」

「申し訳ございません。ガスのお手続きなのでが引越し先近くのショップで承っておりして・・・」

「え?現地で、しかもお店まで行かないとできないんですか?」

「はい、ですので、一度都市ガスの方に開栓の手続きをして頂いて、お引越し後にショップにご来店頂けますでしょうか」

まじでなんなんだ・・・ガスは開栓の立ち合いがあるので時間調整が発生するので折り返しの電話が来るといった部分が人力になるのはまだわかるが、一度都市ガスに契約をしてから、お店に来て契約をし直してくれというのは意味がわからない。会社としても1ヶ月分都市ガスに売上げ渡しちゃって損してるし、客もめんどくさいしで誰が得するんだこれ?

「では、こちらで電気のお手続きについて承りました」

「はい、よろしくお願いします」

「最後にですね、皆様にご案内しているのですが、インターネットの・・・」

出た出たー!インターネットの料金も纏めませんかのやつ!インターネットが電話一本で纏められるならガスも纏められるようにしてくれよ。できればWebからの申し込み一本がありがたいけど、お店に行くよりは電話のが辛うじてマシだよ!

朝からイライラしてしまい、何だか凄く損をした気分になってしまった。ただ、このままだと気持ちが消化できないので、無理矢理現行の仕組みがなぜこうなっているか考えてみることにした。

① 昔からあった申し込みの仕組みが改修されておらず、ズルズルきているパターン

→ 却下。電力会社やガス会社を選択できるようになったは2016年頃だったのでその頃にWebからの申し込みの仕組みを構築できなかったのは考えづらく、当初からWebからの申し込みをしないとしていた可能性が高い。

② 予算やスケジュールがなかった

→ 却下。仕組み的に難しいとも思えないので予算・スケジュールが原因とはならない。且つ、人を介する方がランニングコストが高くなるのは目に見えているのでそのリスクを抱えてでもWebからの申し込みをしないとしていた可能性が高い。

③ ショップへの導線確保

→ これはありそう。2016年頃だとスマホ爆売れが落ち着いてきていただろうし、来店機会を増やせば、会社全体では利益が出ると見込んだのではなかろうか。ただ、会社側にはメリットがあるものの、客からするとメリットが無いのでこれで納得という気持ちにはなれない。

④ 都市ガス側のシステムの問題

→ 都市ガスは地域によって会社が異なるのでそれぞれ持っているシステムも違う。そのため、連携の仕組みをが一律の方法でできず、コストが増大すると判断された。都市ガス側に合わせずに都市ガス側がデータを取りにくる仕掛けにすれば解消されそうだが、都市ガスは顧客を奪われる立場だったので、協力的でなかったために仕組みが実現しなかったのではなかろうか。客からするとメリットが無いのでこれで納得という気持ちにはなれない。


結局、考えれば考えるほど納得がいかなかった。もっと突き詰めたかったが、ガスのおかげあったかいお湯で満たされたお風呂場で考え込んでいたのでのぼせてしまいそうだったので考えることを打ち切った。

寒い日に暖かいお風呂を提供してやるからめんどくさいの目を瞑ってくれよな!と言われた気がしてなんだか脱力してしまった。

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