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企業と顧客をつなぐWebコンサルに聞く「Webコンサルタントって、どんな仕事?」

7年連続シェアNo.1のEFO(入力フォーム最適化)ツール「FormAssist(フォームアシスト)」のプロダクトリーダー。これまでに、約1,000個の入力フォームの分析・改善に携わってきた樫木さんにWebコンサルタントの仕事について聞いてみました。

樫木 厚二
SaaS事業本部 カスタマーサクセス部 スペシャリスト
WACA認定 上級ウェブ解析士


■普段の業務を教えてください。

Webサイトで会員登録する時や、オンラインで買物をする時に入力する「入力フォーム」のデータ分析をしています。

「入力フォーム」が入力しづらくて、ユーザー(顧客)が離脱してしまったら、企業が投下した広告宣伝費が無駄になってしまいます。そうならないために、私たちは「入力フォーム」を入力しやすくすることで、ユーザーのユーザビリティ(=使いやすさ)を高め、企業の業績に貢献しています。

「どういったところが入力しづらいのか?」、「どこでユーザーが離脱しているのか?」というデータを分析・整理して、お客様に提案する業務がメインですね。


■どのようなお客様が多いですか?

銀行、クレジットカード、ローンや保険など、金融系のお客様が多いです。
Webサイト関連の担当者は20〜30代の方が多く、40〜50代の人はあまりいらっしゃらないです。

リモートワークが普及して、オンラインでのミーティングも増えたからかもしれませんが、スーツではなく、カジュアルな服装をしていらっしゃることが多いです。


■お客様とはどのような頻度で仕事をしていますか?

3ヶ月や6ヶ月というお客様もいらっしゃいますが、オンラインで1ヶ月ペースというのが多いです。ほとんどが既存のお客様で、毎月お会いすると気さくな方は「くん」付けで呼んでくれたり、フランクに接していただけることも多いですね。

Webコンサルタントと言っても、私たちのスタンスはお客様のWebサイトや入力フォームの悩みに寄り添い、一緒に解決を目指していくパートナーのような感じです。
だから、お客様とも良好な関係性を構築できているような気がします。

■データの分析って、難しいイメージなのですが…

私も接客業から転職したのですが、慣れてしまえば難しくはないですよ。

シェアNo.1のサービスなので蓄積されたデータやノウハウも豊富で、それらを分かりやすくまとめたマニュアルなど、初めての方でも理解を深めやすい環境があります。

また、人材育成としてウェブ解析士協会の「ウェブ解析士」の資格取得を会社が支援しています。入力フォームだけではなく、Webサイト全般の知識を体系的に学ぶことができます。

私以外にも、金融・建設などの異業種から転職したメンバーが活躍しているので安心してください。


■一緒に働くメンバーは、どのような方々ですか?


カスタマーサクセス部は、20〜30代のメンバーを中心とした10名程度のWebコンサルタントが在籍している部署です。

すごく相談しやすい環境で、雰囲気がいいですね。


■仕事の楽しさは?

入力フォームの分析・改善を通じて、お客様と伴走しながら同じ目標に向かっていくところです。

まず最初に「お客様の売上・業績」を把握した上で、「入力フォームの改善値(=コンバージョン率)」をお客様と一緒に考えます。分析・改善をやっていくうちに「こうしたほうがいい」という部分が出てくるので、施策を実行しながら改善を繰り返していきます。

最終的に結果が出た時に、やっと「報われた」と感じます。
この瞬間が楽しみであり、やりがいですね。


■逆に仕事の大変なところは?

入力フォームってすごくセンシティブなんですよ。

入力項目って、ECサイトで約20~30項目、金融だと70〜130項目くらいあるんですよ。

項目が多いと入力画面も多く、選択肢によって画面が分岐していくので、「どこの画面が悪かったのか?」、「どうやったらここにたどり着くのか?」というようなことも考慮して分析・改善をしていかないといけません。

改善すべき導線を見誤ると、逆にコンバージョンが落ちてしまうなどのトラブルにつながることもあります。そうならないよう、部内ではノウハウやナレッジを共有しています。

■どういった方がWebコンサルタントに向いていると思いますか?

知識やスキル、経験などは置いておいて、相手のことを思って行動できる人ですかね。
お客様の課題と、どう改善したらユーザーが使いやすいかを考えられる人や向き合える人が向いていると思います。

あと、入力フォームにはお客様の担当者以外にも、システム開発や情報システム部門、外部のシステム開発会社(システムインテグレータ)も絡んでくるので、柔軟なコミュニケーション・対応力もあるといいと思います。

あと、そうですね、考察が好きな人、「なぜなぜゲーム」ができる人もいいと思います。
例えば、「ここが悪い…じゃあ何が原因なのか?」とか、「なぜ、このような入力をしてしまうのだろうか?」とか、物事を掘り下げて考えることができる人は向いているかなと思います。


■ショーケースでの働き方は?

人によると思いますが、私は在宅勤務が6〜7割で、あとは出社という感じです。
「たぶん、明日は家じゃ集中できないから会社に行こう」という日もあります(笑)。

チーム内の連携も取りやすいですし、マネージャーや部長も話しやすく相談しやすいので、ワークスタイル以外の面でも働きやすいですね。


■5年後どうなっていたいですか?

入力フォームだけではなく、Webサイト全体をコンサルティングしていきたいです。
そのために、お客様との会話だったり、外部のセミナーを受講したりすることで、スキルと経験を磨いています。

こうした挑戦を会社が応援してくれるのも嬉しいですね。


===
樫木さん、ありがとうございました!

Webコンサルタントという仕事の解像度が、グッと上がりました。
データの分析というと難しそうなイメージでしたが、豊富なデータやノウハウ、分かりやすいマニュアル、相談しやすい仲間、資格取得制度など、異業種からでも挑戦できる環境が整っていると感じました。

樫木さん自身も10年以上関わっていた接客業から、異業種への思い切った転職。オフラインからオンラインへ「おもてなし」を提供する空間を変え、素晴らしいキャリアを歩んでいると感じました。

Webコンサルタントらしいクールな印象の樫木さんですが、このような面白い企画にも携わっています。

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