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【イベントレポート】事業会社・投資家とスタートアップを繋ぐ「SmartPitch(スマートピッチ)」オンラインピッチイベントVol.21

ショーケースの子会社:Showcase Capitalが主催する21回目のオンラインピッチイベントが、2022年2月17日(木)に開催されました。

そもそも「SmartPitch(スマートピッチ)」って?

「SmartPitch(スマートピッチ)」は、スタートアップと事業会社や投資家をピッチ動画でつなぐマッチングプラットフォームサービスです。

スタートアップは、自社のサービス・プロダクトや事業計画に込めた“想い”と“熱意”を5-7分程度のピッチ動画にし、「SmartPitch(スマートピッチ)」に投稿しています。

事業会社や投資家は、そのピッチ動画を見ることで効率的に業務提携先や投資先を探すことに繋がります。

SmartPitchサムネイル

SmartPitch_事業会社_VC_CVC向け_202110

<参画機関>
■民間サポーターズ「J-Startup Supporters」
全国から選定された約140社のスタートアップを支援中
┗「J-Startup HOKKAIDO」:「J-Startup HOKKAIDOサポーターズ」
  北海道で認定された22社のスタートアップを支援中
┗「J-Startup TOHOKU」:「J-Startup TOHOKUサポーターズ」
  東北で認定された34社のスタートアップを支援中
┗J-Startup KANSAI:「J-Startup KANSAIサポーター」
  近畿経済産業局、京都府、京都市、大阪府、大阪市、堺市、兵庫県、神戸市など

■浜松市:「ベンチャー企業等誘致パートナー」
■東京都:「NEXs Tokyo」
(2022年2月下旬時点)

オンラインピッチイベントVol.21について

今回、登壇したのはこちらの4社。
株式会社Bizibl Technologies
株式会社オンラインドクター.com
株式会社PICK
ドーナッツロボティクス株式会社

そして、コメンテーターにはこちらのお2人をお招きし、様々な質問やコメントを頂戴しました。

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河上 純二
株式会社JY LINK 代表取締役

1971年生まれ。中央大学法学部政治学科卒業。デジタルハリウッド本科クリエイティブ科卒業。1994年株式会社丸井入社。その後外資系企業での新規WEBサービスの立ち上げ等を経て、株式会社USENにて新規インターネットビジネスの立ち上げ及びインターネット事業部門責任者に従事。株式会社medibaにて新規モバイル事業立ち上げ責任者を経て、2011年8月から株式会社D2Cでコンシューマ事業部門長に従事。
2004年~2016年には、社外で共同オーナー制を用いたコミュニティー飲食店麻布十番「ギャラリーカフェバー縁縁」を立ち上げ、2000名を超えるコミュニティサロンを運営。
2017年10月に株式会社JY LINKを創業、代表取締役に就任。スタートアップ・ベンチャーを中心に企業の顧問・アドバイザーとして十数社の経営に参画しIT業界の発展に従事。

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原田果意
三井住友信託銀行株式会社 イノベーション企業推進部 調査役

兵庫県出身。京都産業大学卒業後、メガバンクにて法人営業を担当し、系列のベンチャーキャピタルにてキャピタリストとして複数の投資案件に関与。
その後、事業会社系コーポレートベンチャーキャピタルを経て三井住友信託銀行に入社。
現職ではスタートアップ向けの施策立案から運用しているベンチャーファンドでのスタートアップ投資やハンズオン支援などを担当。

それでは、登壇した4社のピッチをご紹介します!

【1st Pitch】株式会社Bizibl Technologies

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セミナーのオンライン開催ツール『Bizibl』を提供。ウェビナー以外にも、グループトーク機能を用いた個別相談会等の実施も可能な、対面さながらの開催体験を実現。申込~終了のリード情報/行動ログを取得でき、マーケティング効果を最大化。

<スピーカー>
代表取締役:花谷燿平さま

ビジブル2

興味をもった人が気軽に参加できることから、新しい営業窓口として注目を集めているウェビナー。リード獲得単価は、ウェブ面談や資料請求と比較して大幅に低くなっていますが、セミナー後から商談までに要する時間は平均して1週間程度。リードタイムの長期化や感度の低下といった機会損失が発生しています。
そこで、一方向的な発信から個別相談や交流会へとシームレスに移行することができる新しいオンラインセミナーツ―ルである「ビジブル」開発しました。
感度が高まった参加者と即時にコミュニケーションをとることができるため、これまで時間がかかっていた個別での接点の獲得をたった3秒で実現することができます。
リードタイムを短縮することで、温度感が落ちての失注、競合の横入りリスクを抑えることを可能にします。
今後は、集客支援やMA/SFAツールとの連携を進めることで、業務全体の最適化を図ります。

・オンラインセミナーにおける課題
・サービスの概要
・サービス導入のメリット
・利用料金
・導入事例
・事業の展望
・ミッション
などについてお話しいただきました。

ピッチ後には、コメンテーターの方々から
・ユースケース
・トラクション
・現在のラウンド
・競合他社におけるポジショニングと差別化
・サービス導入時のサポート
などのご質問をいただきました。

【2nd Pitch】株式会社オンラインドクター.com

オンラインドクター

オンライン診療できる医師を横断的に検索できるマッチングプラットフォーム事業「イシャチョク」を展開。通常、オンライン診療は予約が必須であるが、予約無しでも受診できるサービスも提供開始している。

<スピーカー>
CEO:鈴木幹啓さま

オンラインドクター2

テレビ取材が殺到、新聞や雑誌にも取材されるなど、今注目を集めている「イシャチョク」。
従来型のオンライン診療は、患者が医師を指定して予約し、受診するというものばかりでした。一方「イシャチョク」では、手の空いた医師が診察をするため、患者は予約無しで受診できるという仕組みを採用した次世代型のオンライン診療です。早急な診察を求めているコロナ自宅療養者にも対応が可能です。

強みは以下の4点。
1.複数のデータベースにある情報をアグリゲーションする技術
2.ウェアラブル端末をオンライン診療に活用可能にするダッシュボード機能
3.仮想空間に患者を待機させて、医師からアクセス
4.PHR(パーソナルヘルスレコード:個人の健康・医療・介護に関する情報のこと)とオンライン診療システムとの組み合わせ

これらはビジネス特許を申請中とのことです。


・メディア掲載実績
・オンライン診療参入が進む理由
・従来のオンライン診療との違い
・サービスの詳細と強み
などについてお話しいただきました。

ピッチ後には、コメンテーターの方々から
・医師の獲得方法
・容体が急変した時などにどうオフラインと連携させていくのか
・サービスを展開していくエリア
・申請中の特許の詳細
・希望する協業先
などの質問がありました。

視聴者の方からは、
・処方箋の発行はオンラインで可能かどうか
・現在獲得している150名の医師はどのように獲得したのか
などの質問がありました。

【3rd Pitch】株式会社PICK

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不動産賃貸取引における「申込〜契約」部分をオンライン化するサービス「PICKフォーム」の企画・開発・運営を行う。不動産取引における電子契約が適法化される2022年5月の改正宅建業法の施行に合わせてローンチ予定。

<スピーカー>
代表取締役CEO:普家辰哉さま

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紙でのやりとり、対面でのやりとり、不正融資、不要な手数料などの不動産業界のムダをなくしたいという思いで起業した普家さん。
多くのアイデアが浮かぶ中で最初に開発したのが、不動産賃貸の申込から契約までの非常に煩雑な手続きをオンラインで行えるようにした「PICKフォーム」です。
2022年5月から不動産取引の電子契約が可能になるため、そのタイミングでサービスのローンチを予定しています。

サービスで改善できることは大きく以下の3つ。
①時間の削減
②郵送コストの削減
③ステータスの確認がオンラインでできる
他社に比較すると導入費用が安く、スピードも早いのが強みです。

・会社概要
・現状の不動産業界
・サービス概要と特徴
・市場規模
・不動産業界における電子契約のニーズ
・他社比較
などについてお話しいただきました。

また、コメンテーターの方々からは
・最終的に開発したいサービス
・競合他社との差別化
・サービスの認知拡大施策
・カスタマーサクセスの詳細
・他社サービス連携との可能性有無
などの質問がありました。

【4th Pitch】ドーナッツロボティクス株式会社

ドーナツロボティクス

スマートマスクの開発を行う。スマホに繋げることができ、話した言葉の文字起こしや、8カ国語への翻訳も対応している。さらにマスクがスピーカーとなり、遠くにいる人にも声が届く機能も有している。

<スピーカー>
CEO:小野泰助さま

ドーナツロボティクス2

「2050年、意識を持ったロボットで世界を変える」というスローガンを掲げるドーナッツロボティクス株式会社。
マスク・アクリル板越しで声が聞き取りにくいこと、スマホに声を吹き込みながらGoogle翻訳するのが不衛生であることなどから外国人の対応がさらに困難になっていることなど、コロナ禍で浮き彫りになったコミュニケーションの様々な障壁を解決したいという思いから、スマートマスク「C-FACE」を開発しました。
スマートマスクを市販のマスクの上から装着し、スマートフォンに接続して、アプリを立ち上げると、喋った言葉が文字になります。これにより、企業などの受付や病院での診療、会社での会議などで、マスクをした状態での会話をスムーズに行うことができるようになります。
専用のアプリでは、電話やメッセージのやりとり以外に、議事録の作成や翻訳もできるため、進化したオンライン会議が可能です。

新たに開発したイヤホン型デバイスの「clip」は、オンライン会議での字幕表示や同時翻訳、トランシーバー機能などが備わっており、こちらも注目を集めています。

・会社概要
・解決する課題
・商品の概要
・メディア掲載実績
・ビジネスモデル
・競合との差別化
・市場の成長性
・市場規模
・今後の展望
などについてお話しいただきました。

また、コメンテーターの方々からは
・ユースケース
・開発ロードマップ
・海外イベント出展時の反響
・商品の値段、販売スケジュール
・希望する協業先
などの質問がありました。

さいごに

SmartPitchでは、今後もスタートアップ・起業家のみなさんを支援して参ります。
本日ご登壇いただいた企業のみなさま以外にも、たくさんのスタートアップのみなさまんのピッチ動画をご覧いただくことができますので、スタートアップ・起業家の方々を支援したい事業会社や投資家のみなさまは、ぜひお問合せくださいませ!

次回のスマートピッチは、2022年3月31日(木)12:00-13:30に開催です!
ぜひご参加下さい。

■過去のオンラインピッチイベントレポート


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