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2015/8/19 D’Angelo And The Vanguard

凡そ半月ぶりのZepp Tokyo。同じ会場でもClariSからD’Angeloというギャップは他に例を見ない移動距離で、余りの世界観の変化に目眩すら覚える。”2.5次元”から”黒い救世主”なんて渡り方をしたのは、世界広しと言えども僕くらいのものではなかろうか。

そんなわけで、この日はすっかり朝から浮足立って、ちゃんとやれているんだかやれていないんだかよく分からない仕事を早々に切り上げ(ちゃんとやりました)、天にも昇る勢いで浮つく気持ちを胸に秘めてゆりかもめに飛び乗った。まるで遠距離恋愛の彼氏の元へ向かう田舎の女子高生のような心持ち――女子高生でもなければ遠距離恋愛の経験もないけども。

D’Angeloが観られるという喜びも勿論なのだが、とりわけこんなに高揚しているのも念のため知人にお願いして先行で取ってもらったチケットが、奇跡の整理番号一ケタだったからなのである。神様、仏様、D様、何より誰より知人様、心からありがとう。よもや完売するとは思っていなかった本公演が蓋を開いてみれば即完で、「思いの外D’Angeloファンって多いんだな」なんて思ってしまった俄かの癖に、一人前の古参ファンみたいに興奮しているのだからいやはや何とも。

   * * *

そんなわけで、20年以上来日を待望した古参ファンと僕のような俄かファンと「チケット譲ってください」の紙を掲げる不運なファンが入り乱れる中、1~100番と記された待機場所の前方の方で開場を待った。およそ10分押しで整理番号が呼ばれ始め、最初の男性3人組が進み出る際には周囲から歓声と拍手が湧き上がった。誰もが皆このライブを待っていたような雰囲気がある。整理番号の若い人達は特にD’Angeloが好きな人達だろうからこその謎の一体感。

そして程なく自分の番号が呼ばれたのだが、なんと最初の3人組から僕までの間の人達はその場におらず、図らずも4番目に。しかも、いざチケットのもぎりを経て入場すると3人組はドリンクを取りに行き、フロアへはまさかまさかの1番乗り。ブロックを隔てる柵と僕しかいない。このまま前へ行ってしまっていいものかと緊張しつつ、最前列の中央へと小走り。近い。サマソニ最前列の比じゃない!(ちなみにサマソニ行ってない)

数瞬遅れて先程の3人組がやってきて隣に陣取るなり、そのうちの1人のファンキーなお兄さん(今思えば実は年下の可能性もなくはないが)が「今日は楽しみましょうね!」と手を差し出してきた。おお、なんだかすげえ良い人だ。しかもSEで既にノリノリだ。反対側には若い女の子がやってきて「今年の運使い果たしました!」なんて言ってる。うん、なんかD’Angeloのファンってすごい良い人ばっかりだな。同じ夢を見る同士のようではないか。

前方ブロックに徐々に人々が集まってくると、始まる前からステージ前では「やばい!」、「ヤバイ!」、「YAVAY!」の声が飛び交う。なんだこの状況。今まで色んなライヴ見に行っているけど、こんなの初めてだ。皆、ついにD’Angeloを観られること、この距離で観られることに興奮を隠せない。この雰囲気はマジでヤバイな……と、その異様さに尻込みしつつも、まあ、20年音楽活動やってて3枚しかアルバム出ていなくて、その3枚目も昨年15年ぶりに突然発表されて、誰もが信じなかったSMEの『ディアンジェロ降臨』なんてヤバイ(クソダサい)煽りが現実のものになっちゃったんだから無理もない。本当は僕なんかよりこのポジションが相応しい人が後ろに一杯いるのだろう――譲らないけどね。

スタッフがやってきて、目の前にこれからD’Angeloが使うマイクスタンドが聳え立ち、その麓にセットリストが貼られた。はっきりと見える。この時点で予習用にYouTubeで観ていた海外公演のフルセットでないことが分かった。残念。

   * * *

開演時刻5分前、クリエイティブマン主催の今後の公演予定案内が流れる。いよいよもうすぐだ。本当にD’Angeloが降臨するのだ……! と思いきや、開演予定時刻を過ぎても始まらない。始まる気配すらない――どうやらトラブル発生のようだ。

会場SEが途切れるたびに期待を込めた歓声と拍手が巻き起こり、またSEが続くと萎んで、数回それを繰り返すうちに40分が経った。「このまま出ないで終わっちゃうんじゃないの?」なんて声も聞こえてきたが、D’Angeloだとそれが冗談で済まなそうだから怖い。緊張でだんだんクラクラしてきて、お腹も変な感じになってきた。柵に凭れているから良かったものの、2列目以降だったら貧血で倒れていたかもしれない。

時間にルーズで有名なD’Angeloだが(実際にライヴに遅刻したのは1度だけで、それも交通機関の問題だった筈)、流石に観客もいくらか疲れが見えて熱も落ち始めてきた頃、暗転することもなく長身ベーシストのPino Palladinoが袖からふらりと現れた。次いでThe Vanguardの面々も出てきてステージに並んでいく。地鳴りみたいな怒涛の拍手と歓声。俄かに熱を取り戻す会場。まだD'Angeloは現れない。そして徐に『Ain't That Easy』のイントロが鳴り響く――って、もうのっけから音がズルイ。カッケぇ……。

と、ステージ向かって左手、Chris Daveがリズムを刻むドラムセットと中央後方に据えられた鍵盤の背後をひっそりと進む影が見えた。つばの広いハットに(正直変なデザインの)ロングコートを纏ったその影は、ギターを弾きながらステージ中央まで歩み出て、真っ白のバックライトに照らされながらフロアに背を向けて仁王立ち(先月のClariSとは”人間であること”意外に共通点のないシルエットが浮かび上がる)。その様はまさに”降臨”と呼ぶに相応しく、信者染みた観客はより一層大きな歓声を上げるのだった。

「ヤバイ!」

身長168cmと聞いたけど、「絶対嘘だろ」と言いたくなるくらいの圧倒的な存在感。前日に渋谷で遭遇したサカナクションの山口一郎も168cmくらいだけど、とても同じ身長だとは思えない(体躯の厚みが違い過ぎるから無理もないけど、一郎さんは連日の海釣りで日焼けして肌の黒さだけは良い勝負かも)。マイクの前に立ったD’Angeloの放つ存在感はまさしく宗教の教祖のそれ。そりゃあ皆さん、D様、D様言いますわ。

   * * *

僕が『Brown Sugar』と『Voodoo』を聴いたのは一昨年。どういう経緯で音源を手にしたのかも覚えていないし、その時の僕はシンセポップやクラブミュージックに傾倒していたので、聴いた結果、惹かれることもなかった。

それが昨年、言ってしまえば”エレクトロへの飽き”と”Jazz The New Chapterの申し子的なRobert Glasper(具体的にはRobert Glasper Experimentの『Black Radio』と『Black Radio 2』)との邂逅”によって、一気にジャズ、ファンク、ソウル、引いては広義のブラック・ミュージックの世界に引き込まれていった。おかげでよく訪れるライブ会場は都内のライブハウスからBillboard TokyoやBlue Noteになって、チケットの単価が上がって……と話が逸れたが、その矢先の『Black Messiah』だったのである。

加えてサマソニの数日前、押野素子さんの『D’Angelo初来日同行記』を読んで、さらにD’Angeloに没入した。数々のエピソードから窺い知れる彼の謙虚さ、奔放さ、徹底度の高さ、etc......挙げ始めると切りが無いので是非記事を読んでみて欲しい(非常に面白いエピソード満載。http://goo.gl/YhWCpa )。以前にもどこかで書いたが、僕の定義する”天才の条件”のひとつが”少年性”なのだが、D’Angeloもまさしくその条件に当てはまるのだった。ハマらないわけがない。

ところで、そういう背景でもって本作を見ると、それまでD'Angelo自身のことを示していると思っていた『Black Messiah』というタイトルが、なんだか馴染まない。彼の性格には似つかない傲慢さを覚える。

『Voodoo』から『Black Messiah』までの15年間、本人の意図しないセックスシンボル化に始まり、幾度にも及ぶ警察沙汰と逮捕歴、重篤と言われて実際そうでもなかった交通事故、アルコール依存、薬物乱用、レコード会社との契約解除、肥満化、J.Dillaをはじめ盟友達の死、ファーガソンの暴動等、恐らくはこれら以外にも本人以外知り得ない様々な出来事、彼の言葉を借りれば「おぞましい出来事の雪崩」が彼を襲ったことだろう。

ある種見栄えのする”天才”らしい半生を送っているように見えるが、一方で生来、父、祖父共に牧師であり、幼い頃から教会と縁があって、神や悪魔(それからゴスペルも)を身近なものとして捉えてきた”普通の少年”が、”普通でない生活”を送る中で普通でなくなってしまっただけのようにも見える。”天才”と称されることを律義に否定する謙虚な魂を持ち、幼少期から人一倍強い感受性の強い少年だったMichael Archerがそれらに打ちのめされ参ってしまったのも、無理もないだろう。

故に、兄のように慕い、交友を深めてきたQuestloveが一時、距離を置かざるを得ないほどにまでボロボロになってしまった彼が求めたのは、そのような状況からの脱却、”救い”だったと想像するに難くない。(この辺りの話はGQ2012年6月号を抜粋したこちらの方のブログ http://goo.gl/mPBYCQ や、RBMA2014のレクチャーの記事 http://goo.gl/NI8dlh が分かりやすい。)

D’Angelo自ら政治的メッセージを含んでいることを公言しつつ、「『Black Messiah』とは皆のことだよ」という抽象的な言い方をしているが、そう言った背景を鑑みても『Black Messiah』が彼自身のことを示したものでないことが分かる。”Black”は黒人(のみならず全ての人々)以外に、音楽(”Black Music”)をも包含し、「人々は互いが互いの救い主足り得、あらゆる音楽もまた救い主足り得る」ということを踏まえての、『Black Messiah』というタイトルのように思える。「俺が皆を救う」ではなく、「皆が皆を救い合う」なのだ。この普遍性、本当に一種の宗教の教えのようではないか。

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信者でもないのに前置きが長くなったが――まだライブ始まって1曲なのにこの文量――歓喜と熱狂と人によっては感涙とともに、D’Angeloの(正式な)初来日公演が幕を開け、挨拶代わりの『Ain’t That Easy』から、彼らもまたD’Angeloと同様に卓越した才能を持ったバンドを紹介する『Vanguard Theme』へと突き進む――「3,2,1でこの素晴らしいバンドの名前を叫んでくれ!」の呼び掛けに応え、Zeppに響き渡る「Vanguard!」の鬨の声。D’Angelo And The Vanguardが遂に日本にやってきた。

個人的に『Black Messiah』で1番好きな『Betray My Heart』が始まったときには、既にD’Angeloは汗だくで、鋭く身体を動かすたびに汗もといディアン汁が飛沫となって降りかかった。僕の手元に石と水があったら、パンとワインに化けていたかも分からない。あるいはもう少し浴びていたら、僕自身がパンかワインになっていたかも分からん。あぶないところだった。

続いて鍵盤へ移動しての『Spanish Joint』。ホーン隊の音色が映える。『Betray My Heart』で見せたポップ・シンガー感から打って変って、バンドの1人として他のプレイヤーを立てるようなプレイを見せるのもD’Angeloの特徴のひとつ。生来の謙虚さに加えて、他のミュージシャンへのリスペクトを絶えず持っている彼は、リスナーが想像するよりバンド意識が高く、だからソロ名義でなく”And The Vanguard”という名を冠して活動しているのかもしれない。

ファルセット際立つ甘くメロウな『Really Love』では、客席から一輪のバラが投げ込まれ、それにキスで応える(キャッチし損なったが、後でちゃんと拾ってアンプの上に置いていた)。

続く『The Charade』では観客に拳を突き上げるよう促し、D’Angelo、Jesse Johnson、Isaiah Sharkeyのトリオによるギターセッションもさることながら(全編通してIsaiahのギターのリフと音色が凄い好みだった!あれはSGかな?)、そのロック的なニュアンスから、メロディだけで言えば『Black Messiah』において最も「団結」的なメッセージ性が滲む。ついでに、Chris Daveの両サイドの名古屋嬢巻きみたいなエフェクトシンバルの鳴らすシタールみたいな余韻が効いていた。やー、良いなー。

そこから一転して、ジャズテイストなサウンドが流れると、観客は咄嗟に『Brown Sugar』を察知して歓声を上げる。やっと生で聴けた!というね。前方ブロックの観客とコーラス部分のコール&レスポンスを繰り返す中、俄かな僕は歌詞が分からず、黙ってグルーヴに身を委ねるばかりでしたすみません。コーラス部隊のJoi Gilliam、LedCharles ”Redd” Middleton、Jermaine Holmesと揃ってダンスをしていたけど、踊りというか振りもちゃんと決まっているようだ。(確かここらでD’Angeloがピックを1枚落として、最前列中央付近の観客がそわそわする。)

早くも本編最後の1曲となってしまった『Sugar Daddy』では途中、D’Angeloが示した指の本数に応え、The Vanguardが正確にその数字の分だけリズムを刻む(これは海外公演ではあまりやっていなかったらしい)。D’Angeloは「次は何回にしようかな~?」と顎を摩りながら悪戯っぽい笑みを浮かべ、コミカルな演出とともにThe Vanguardの演奏力の高さを見せつけていた。

「このアレンジにChris Daveがうろたえていた」なんてことをツイートしている人もいたが、そんなわけない。だってChris Daveだよ。一介のドラマーならまだしも、御年70歳のドラムの神様Steve Gadd以来のフュージョンの変化をもたらしたと言われるChris Daveだよ。来場していたプロのミュージシャンのうち、D’AngeloよりもChris Daveのドラムに言及、感動していた人だって少なくないんだから。あれくらい余裕で対応してこなすに決まってるじゃない。(ちなみに終演後、Chrisにサインと写真をお願いしながら少し会話したけど、ドラムのイメージとは程遠い、意外にもおっとりとした雰囲気と口調で驚いた――疲れていただけ?)

最後にD’Angeloが良い音色のシャウトを繰り返し、本編終了。あー、もう終わっちゃった。楽しい時間は本当に早く過ぎてしまうなあ。

   * * *

アンコールも始まるまで押しまくったらどうしよう……とドキドキしたが、今度は然程待たずにメンバーが出てきた。ほっ。

『Left And Right』、『Chicken Grease』、『What It Do』と畳みかけるように繰り広げ、The Vanguardの面々も代わる代わるステージ前方に出てきて、D’Angeloも本編よりも積極的に観客を煽り、クラップを促し、クライマックスに向けて会場を巻き込んでいく。本編が見(魅)せることを重要視する”ショーライヴ”的なものであったのに対し、アンコールは会場との一体感を求めるような気配があった。終わってしまう前に、少しでもその繋がりを強めようとするかのような。

ダブルアンコールにして最後の1曲『Untitiled(How Does It Feel)』は、歌い出しで歌うと見せかけて歌わないというフェイクを何度も入れ、名残惜しさではなく、最後までチャーミングさを失わないD’Angelo流のサービスでもって始まりを告げた。

そして、ひとり、またひとりとD’Angeloとハグを交わし、まるで旅立つようにThe Vanguardのメンバーがステージを去っていくうちに、フルバンドのグルーヴはシンプルな弾き語りのアコースティックセットに変貌し、最後にひとりステージに残ったD’Angeloは観客と「How Does It Feel」のコール&レスポンスを掛け合い、感謝の意と「Love & Peace」を高らかに示して、The Vanguardの後を追うようにステージから去っていった。

   * * *

こうしてD’Angelo And The Vanguardの初来日公演が終焉を迎えた。嗚呼、終わってしまった。嗚呼。

以下余談。

出てきたスタッフにピックを拾ってもらうようアピールしたが(隣に居た女の子はここぞとばかりに柵までくぐったが)、拾うなり観客に一瞥もくれないまま袖に掃けてしまった(直後ステージに戻ってきて別の客の方に放っていた)。残ったD’Angeloの足元のセットリストは、柵をくぐったのをスタッフに注意された隣の女子には悪いが、高い身長活かして柵から上半身を乗り出し、目一杯両手を伸ばし、辛くも頂戴した。スタッフのおばさ……お姉さま、ありがとうございました。この夏の最高の思い出に華を添えていただきました。

振り返れば、終始ほぼMC無しのストイックなライブだった。

どこかの音楽メディアで、「D’Angeloは決して歌が上手い方ではない」というようなことが書いてあったけど(そう言いつつ漏れなくヨイショする記事ではあったが)、全然そんなことなかったように思う。Sam Smithみたいな生粋のシンガーと比較したらアレかもしれないが、元の声質が良い(個人的に好みというのもあるが)ので、地声もファルセットも良かったし。

そして、想像以上に観客への距離感が近い。見ててハラハラするほどに観客と触れ合うし(ハイタッチも握手もBUMPもハグもした)、隣の女の子なんかハグついでに頬にキスまでされていた。

音楽ライターの宇野維正さんがレポート記事で(http://goo.gl/C6tv0s )『ディアンジェロは「往年のトップフォーム」とは異なる「新しいトップフォーム」に今の自分があることを、『ブラック・メサイア』で見事に証明してみせたのだ。』と記していたが、こういう場合の”トップフォーム”ってのは、商業的・業界人の評価的に成功したからそう言えるのであって、それは結局、時代の空気に大きく左右されてしまうものだから、その通りだけど結果論かな、という気もした――結果的に『Black Messiah』は音源もライブも付け入る隙がないことと、『往年のトップフォーム』をその目で見ていた宇野さんの見解に反論の余地はないんですけどね。俄かのぼやきということで。

さて、そんなわけでこんな距離でD’Angeloを見ることはもうないだろう。最初で最後という気持ちで、この上なく堪能させていただいた。ツイッターで公式アカウントが「またすぐに会おう」みたいなニュアンスのツイートをしていたけど、なんなら次の来日もまた20年後になるかもしれない(反響を見る限り早めの再来日も無きにしも非ずな気はする)。勿論、そのときもまた観に行くつもりだし、今度こそレコードにサインしてもらいたい(The Vanguardのメンバーはほとんど書いてもらえたけど、D’Angeloだけチャンスがなかった!涙)。

その前にChris DaveがDrumhedzで来日しそうな雰囲気を醸し出していたので、もしかしたら彼は早々に戻ってくるかもしれない。そして、来月はRobert GlasperがTrioでやってくる。楽しみは続く。

Set List :D’Angelo And The Vanguard @ Zepp Tokyo 2015.8.15
01. Drone
02. Ain’t That Easy
03. Vanguard Theme
04. Betray My Heart
05. Spanish Joint
06. Claire Fisher: Interlude
07. Really Love
08. The Charade
09. Brown Sugar
10. Sugah Daddy - a riff of Ain't It Funky Now [James Brown]
En1-1. Left And Right
En1-2. Chicken Grease
En1-3. What It Do
En2-1. Drum Solo
En2-2. Untitled (How Does It Feel)

#DAngelo #ディアンジェロ

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