みさき公園

久しぶりにみさき公園に行ってきた。なんと今週だけで2回行ってきた。

みさき公園は、大阪の南の端にある、動物園兼遊園地のテーマパークだ。
ファミリー向けのテーマパークで、アラサーの女性が妹や友人と頻繁に行くような場所ではない。
それでもこんな短期間に何度も行くのには理由がある。
みさき公園は来年の3月で閉園予定なのだ。

まじか。われらが思い出のテーマパークが。
祖母の家がみさき公園のある岬町だったこともあり、幼少期家族で幾度となく訪れていた。ポニーに乗った思い出も、エンドレスジェットコースターの思い出も、エレベーターの箱を漕いで動かす遊具でわたし弟妹のうち弟しか一回転できなかった思い出もみんな、みさき公園でのものだ。
この前みさき公園に行って、より実感した。懐かしさが爆発した。
ポニーはいなくなっていたけど、ジェットコースターに乗ってもあの時のような興奮はないけど、エレベーターの箱の遊具は余裕で一回転できるようになっていたけど、でも、めっっっちゃ楽しかった。
また行く!!!と決めて、一週間とたたずに行くくらいには楽しかった。
閉園時間が16時なのが良い。朝早く家出るしかない、ってなるし、それでも、えっもう閉園?!ってなって、満足はしつつも疲れ切ってはないから、また来たいなぁと思う。

あまり動物が好きではないわたしが、大学生のときにひとりで行って、猿山に癒されたという思い出もある。なんか疲れてたのか。
別料金でイルカショーも見れる。久しぶりに見たら、イルカの偉大さに感動しっぱなしで、ジャンプのたびにぞわぞわした。
そして、海の近いこと!景色が良い!

そう、みさき公園は遊園地だけではなく、動物園、さらにイルカショーまでやっているテーマパークなので、家族で楽しむだけではなく、友達やカップルで行っても、じゅうぶん楽しいのだ。
ベビーカーに乗るような赤ん坊から、小学生まで、はたまたカップルも楽しめるテーマパーク。それがみさき公園なのだ。

むかしと変わっていたのは、海外からのお客さんもちらほらいたことだ。関西国際空港からも近いので、驚くことではないのだろうが、やはり嬉しかった。
動物たちの檻の前に、切り株の見た目の自動販売機があれば、その動物にはおやつをあげることができる。中国語を話す家族は、お母さんが動物を見る前にまず切り株へ行き、おやつを出しては子供に渡していた。いくら100円とはいえ、みさき公園には同様の切り株はかなりの数存在する。厳選しなくていいの?と困惑するくらい、すべての切り株でおやつを購入していた。これが爆買い、ってやつか…(違う)。

と、わたし自身はかなりみさき公園を楽しんでいるが、中学生から高校生くらいの子供には物足りないテーマパークかもしれない。遊具は一番怖いジェットコースターで、ん?原付かな?くらいのスピードだし、大阪には他にもたくさんのテーマパークがあるのだ。わざわざ大阪の端にまで来て、遊びに来なくても良い。カップルや友人と行くにしても、人混みが苦手な人におすすめ!といった宣伝になってしまう。人混みだろうがみんなが行くところに行きたい人に、みさき公園の良さを説明したところで徒労に終わるだろう。

わたしがみさき公園をめちゃくちゃ楽しめているのは思い出補正がかかっているからということは承知している。友人を誘うにしても、行きたい!という熱量がある人にしか声をかけれないくらいには、万人受けしないことはわかっている。
それでもやっぱり、わたしにとっては大事なテーマパークで、なくなってしまうのはあまりに寂しい。
仕方のないことなのだろうと諦める気持ちもあるし、なんとかならんのだろうかと願う気持ちもある。
それでも、わたしにできることはみさき公園を楽しむことだけだ。

ということで、来週もみさき公園にいってきます。



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