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地方発のラジオスター

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

今回はきらりと光る地方のラジオ番組をご紹介します。

 山陰放送(BSS)ラジオで放送されている「森谷佳奈のはきださNight」です。パーソナリティはBSSの森谷佳奈アナウンサー。

ウェブサイト:https://www.bss.jp/radio/night/

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 ここまでだと、単なる地方局の番組だと思われますが、この番組の特徴として地方局のローカル番組ながら、全国からメールが届くことを挙げておきたいと思います。

 なぜ、全国からメールが届くのか、その秘密は「ラジオ新番組選手権」にあります。これは何かというとTBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」の中で毎年4月後半に放送される恒例の新番組のコンペティション企画なのですが、その2016年度に「はきださNight」がグランプリを獲得し、これによって全国に名前をとどろかせることになりました。その結果として、全国にリスナーを増やすこととなり、鳥取県米子市にあるBSS本社で行われた公開イベントでは全国からリスナーが来訪するといった現象が起こりました(もちろん、radikoプレミアムの影響もあります)。

 番組の流れとしては、オープニングではメッセージテーマの呼びかけがあり(その前の予習編と呼ばれる生配信でも呼びかけが行われる)、「はきだし」と呼ばれるメッセージが紹介されます。その際に、効果音が多数使われているのですが、これは大村さんという番組のディレクターによって、付け加えられています。番組内でも、大村ディレクターに対する言及が時々聞かれるほか、他局で「はきださNIGHT」の話題がでるときにも登場することがあります。
 その後、週替わりで番組ジングル(ラジオ番組などでコマーシャルの開始や終了、楽曲・コーナーの切り替わりなど、番組の節目に挿入される短い音楽などの総称 出展:wikipedia)案を募集するコーナーや大喜利コーナー、今どきの若者の生態を探るコーナーなどを行っていきます。

 番組後半になると、「今夜のあて」というコーナーを放送しています。これは森谷アナが様々なおつまみやお菓子を食べて、咀嚼音を楽しむコーナーです。たまにスタジオ内で自作することもあり、放送中にトースターのチーンという音が鳴るといったこともありました。
 エンディングではその週にもっとも刺さったはきだしに送られる「はきだし王」を決定します。

 私もたまにしか聴いていないのですが、聴く回聴く回が面白く、ついついハマってしまうという中毒性が番組の特徴とも言えます。また、森谷アナが自分の体重を公表したり、アナウンサーらしからぬぶっちゃけトークを展開することが多かったりする点に多くのリスナーが魅かれているのだと感じています。乃木坂46の山崎怜奈さんはこの番組のリスナーであることを公言しており、2020年7月13日にはリモート出演を果たしています。

 今回はこの辺でおしまいとさせていただきます。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(おさらい)
山陰放送(BSS)ラジオ AM900KHzなど FM87.1MHz(松江)92.2MHz(米子)radikoは鳥取県・島根県とradikoプレミアムで聴くことができます。
「森谷佳奈のはきださNight」毎週月曜日午後8時から10時まで

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