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最高の選曲と最高の音質

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

 今回はオールディーズのナンバーが聴けるあの番組を取り上げたいと思います。

 タイトルにある「最高の選曲と最高の音質」。これは「山下達郎サンデーソングブック」の冒頭でのお馴染みの口上です。

 山下達郎さんと言えば、「Ride on time」や「クリスマス・イヴ」などで知られるシンガーソングライターですが、彼が1994年にスタートさせたのが「サンデーソングブック」(通称サンソン)です。ちなみに、前身番組に「サタデーソングブック」というのが1992年から2年間放送されていました。サタデー時代からすると、2021年7月11日で1500回放送を達成し、2022年10月には放送開始30周年を迎える長寿番組です。

 サンソンの核となるのは「棚からひとつかみ」、通称「棚つか」と呼ばれる達郎さんのレコード棚からランダムに選んだレコードをかけるという企画です。よくかけられるのは1950年台から70年台にかけての洋楽(ロック、R&B、ポップス)で、邦楽は達郎さんや妻である竹内まりやさんの楽曲など限られる傾向にあります。

 番組へのメッセージは主にハガキを使って行われてきましたが、新型コロナウイルス感染症対策として、自宅からの放送が始まってからは、ウェブサイトでの受付をメインとし、スタジオからの放送が再開された2020年7月ごろからはハガキの受付も復活しています。ウェブサイトからのメッセージ受付が開始されると、10代・20代といった若年層のリスナーからの投稿も増えてきています。よくメッセージが紹介される方は「常連」や「超常連」などと名前を呼ばれる前に紹介されます。ちなみに、ラジオネームの使用は許可されていませんので、みなさん本名で投稿されています。

 毎年恒例となっているのが、8月と12月に行われる達郎さんとまりやさんの「夫婦放談」と呼ばれる企画です。この企画では、二人の夫婦としての顔をみることができます。他愛もない会話やものまねなどメディア出演の少ない達郎さんやまりやさんの普段見せることのない姿がラジオを通して垣間見えます。

 私は聴取歴はそれほど長くはないのですが、達郎さんの放つ社会情勢や政治に対する鋭い発言、コロナ禍での医療関係者などへのいたわり、そういった達郎さんならではの目線から投げかけられる言葉に不思議な説得力があるあたりに、「この番組聴いてて、よかったなあ」と思わせてくれるものがあります。もちろん、オールディーズという自分の世代ではない音楽を聴くことが自分の音楽的視野を広げるのに大きな役割を果たしているということもあります。

 懐かしの洋楽を聴いてみたいという方、ぜひ聴いてみてはいかがでしょうか。

 ということで、今回はこの辺でおしまいとさせていただきます。最後までお読みいただき、ありがとうございます!

(おさらい)
TOKYO FM  FM80.0MHz など全国ネット radikoでも聴くことができます。
「山下達郎楽天カードサンデーソングブック」毎週日曜日午後2時から2時55分まで

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