いか墨パスタは美味い、のか？

人はなぜいか墨パスタを食すのか。
栄養価が高い！美容にいい！抗菌作用や整腸作用も・・・のような話を聞くのですが、何よりもあの黒いビジュアルに魅かれるのではないでしょうか？

これまで刺身用にさばいても墨袋はいつも捨てていました。
塩辛を自作するようになり、スルメイカのワタだけは捨てなくなりましたが、墨袋※は相変わらず捨てていました。
　　※墨袋はイカの胴体にあります。銀色の光沢を放つ内臓です

では、なぜ私がいか墨パスタを作ってみようと思ったのか？
初めてコウイカを購入した時にさかのぼります。
コウイカには甲羅みたいな白い細長い板みたいなフネというものがあります。
さばき方を調べようとにネット検索したときにコウイカは別名スミイカ！
｢墨を捨てるのもったいない｣と気づいたためです。
墨袋がめちゃでかい！！
同じイカとは思えないくらい墨袋が大きいんです。

そもそも、いか墨パスタって本当に美味いのか？食したことがなかったの試しに作ってみました。
結論は美味かった！だけど墨の味はしない！　です。

下の画像はスミイカらしい真っ黒ないか墨パスタです。メラニン色素すごい！

作り方です。まず、ペペロンチーノを作り、火を止めます。
そこで墨を投入して全体にいきわたるように混ぜます。火をかけたままで墨を入れてしまうと、墨成分(たぶん、アミノ酸かペプチドだと思う)が分解されて黒色がつかないので注意してください。墨は粘性を帯びていますが、混ぜ合わせればきれいに色がつきます。

墨は刺身用のイカが手に入ったら墨袋ごと冷凍しておくといいですね。
ちなみにイカ墨はなんでもよさそうです。ただコウイカが一番黒い印象ですね。
もはや、どれが何イカの墨かわかりませんが、美味しくいただきました。