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素敵な人だから結婚できるわけじゃない


大谷翔平選手の結婚が世間を賑わせた。
私も驚いたけど、おめでとうと思えた。
いや、おめでとうと思えた、というより、
他人のことだから私には関係ないって感じかも。

大谷選手の、仕事に全てを懸ける姿勢がカッコよくて、好感を持っていたのだ。
だから「恋愛?結婚?今は野球のことしか考えられないっすね」というスタンスを貫いて欲しいと、勝手に思っていた。
勝手に期待しちゃダメだよね。押し付けはNO!
自分だって「恋愛に興味ないと思ってたー!」と誰かに言われたら、
(確かに恋愛に興味ないけど、)
女らしくなくてダメかなーと思ってショック。

インタビューを読む限り、大谷選手の場合、
相手と会う頻度よりも精神的な繋がりを大切にしていて、いいなと思った。
おのろけ発言を期待しているインタビュアー、
でも大谷選手の受け答えはサッパリしていて好印象。

私が恋愛や結婚に興味のない人間なので、
同じような思いの人が著名人から出て来て欲しいなと思う。
「恋愛?結婚?出産?今、令和ですよ?いつまで古い価値観に縛られているんですか?」と言ってくれる人。
まだなかなか居ないよね。
やっぱり恋愛や結婚は当然という風潮がある。


でも、私にはシンデレラの物語のような思い込みがずっとある。
苦難を乗り越えたご褒美として運命の相手に出会えるようなイメージ。

だから、恋愛や結婚できる人は、
・外見も中身も素敵な人
・夢を成し遂げた人
・徳を積んだ人
だと思い込んでいた。
つまり、自分は劣っているから、誰からも必要とされない。

どうすれば自分を治せるのか悩んでいた。
女性性を開かなければならない、とか
親との関係を見直さなければならない、とか。

でも、今はわかる。
何かにつけて自分を傷つけたいだけだった。
自分責めという悪しき習慣。

そして、素敵な人=結婚できるという因果関係はない。
「素敵な人」と「結婚できる」は別物だと切り離して考える。
素敵ではない人も結婚できるし、
素敵な人でも結婚できない(しない)。
「素敵」というのが何をもって判断するのか曖昧だし、人それぞれ素敵な所があるんだけど。

だから、自分を何かにつけて責めないこと。
やりたいことはやって、やりたくないことはやらない。
本当に結婚を求めている人は、行動を起こしたら良いと思う。
私は求めていないから行動を起こしたくない。

もし将来、私が結婚することがあるとしたら、
とても気が合って、一緒にいて安心な人と出会ったときだろう。
周囲に「おめでとう」と言われても、
「別にめでたくないよ。特に何も変わらないし、逆にいろいろしんどいかも」と怒りそう。
だから、そんなものなんだよ。
結婚が幸せかどうかはわからない。
結婚が素晴らしいわけじゃなくて、
その人にとっての選択のひとつ。

自分が独身で恋愛に興味がない立場なので、こう思う。
共感できない人もたくさんいると思う。人それぞれ。
いろんな人がいて当たり前な、受容的な世界になっていってほしいな。

それと、強調しなくていいけど大切なこと。
好きになる相手が同性の場合もあるから、
相手=異性だと決めつけてほしくないと思う。

男でも女でも年齢問わず好きな人と(動物とも)楽しく暮らせたらいいよね。
私も先入観をなくして他人を見ていかなきゃ。

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