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(面倒くさい・・・)という感情について。

音楽の歌詞を読んでいて、
(コレ、俺のことじゃん…)
と思ったことはないだろうか。

俺はある。
2曲ある。
そのうちの1曲を紹介する。

オナニーマシーンというバンドの曲。
「めんどくせー」だ。
その歌詞を紹介する。

♡めんどくせー、めんどくせー、めんどくせー(×4)

なにからなにまでめんどくせー
フロに入るのもめんどくせー
パンツかえるのもめんどくせー
布団干すのもめんどくせー

外に出るのもめんどくせー
コンビニ行くのもめんどくせー
ケータイ電話がめんどくせー
人の気持ちがめんどくせー

⭐︎マジメな話は終わりにしよー
深刻ぶんのも疲れるだけー
夜中の3時に悩んだことは
昼の3時には忘れてる

いい人ぶんのもめんどくせー
ニコニコすんのもめんどくせー
話をするのもめんどくせー
人と会うのがめんどくせー

ヤッたヤラれためんどくせー
愛とか恋とかめんどくせー
オナニーすんのもめんどくせー
自分のポコチンめんどくせー

⭐︎くりかえし

ぶっちぎるぜー、ケツまくるぜー
メシ喰うぜー、寝たふりするぜー
弱音吐くぜー、ゲロ吐くぜー
約束なんか破っちまえ

♡くりかえし×2

・・・🦑がだろうか。

・・・じゃなくて、いかがだろうか?

読んで分かると思うが相当「怠惰」な歌詞だ。
まぁ、もう、典型的な「どーしよーもないヤツ」だ。
だけど、この「どーしよーもないヤツ」が、他ならぬ俺なのだ。

俺はとにかく面倒くさがり屋だ。

生きていく上でやらなければならないこと、その全てに面倒くささを感じる。

この「面倒くさい」という感情は、けっこう強い。
なにかの掲示板で「面倒くさいという感情が一番の敵。コイツさえ倒せば、大体の物事は成せる」という文言を見たことがある。
たしかに、一理あるかもしれない。

なんで、俺がこんなに(面倒くさい)と思ってしまうのかと言うと、一つには、

行動を起こしても、結果が伴わない。

という点が挙げられる。
または、結果が微々たるものすぎて、途方に暮れてしまう…もある。

努力が空回りしていることが多い人生だった。
そんなものだから(頑張っても報われねぇー。やってられんわ)と、なる。

それで、何もかもが面倒くさく感じてしまう。

他の人たちは、この面倒だ、という感情とどう折り合いをつけているのだろう。
多分、特効薬なんてなくて、だいたいが我慢してやっているんだと思う。
俺もそうだ。

なんでもガッキーこと新垣結衣は、大のめんどくさがり屋らしいが、正直、彼女のことを見て「めんどくさがり屋」に見えるだろうか?
俺には見えない。
寧ろキチンとした人に見える。
ルックスの良い人は、めんどくさがり屋な面でさえも(親しみやすさ)という、プラスに見せてしまう。

ガッキーのどこに「怠惰」なオーラがあるだろうか…。

これが、髪はボサボサ、服も汚い、メイクもしていないような女性が
「わたし、めんどくさがり屋なんです」
なんて言ったら、聞かされた人は
(さもありなん・・・)
と、思うであろう。

要はめんどくさがりでも、そう見せなければいいのだ。
態度や見た目に気をつけて生きれば、怠惰な人、なんていう見方はされないだろう。

この「怠け」という感情に関して、NIRVANAのKurt Cobainがこう言っている。
下の文はシンコーミュージック社から出ている「カート&コートニー リアルワーズ」からの引用だ。

こちらの本です。

「俺たちがネガティヴなバンドだという評判がたったのは、唯一、ドラッグの使用や何かを告発した俺たちに対する記事のせいだと思う。
例えば、社会から落ちこぼれるよう人々を扇動しているとかね。
でも、俺たちがそれをやってるんだとしたら、

「怠けろ」

って言ってるのとは違う。
俺は昔から、自分たちはそういう

「怠慢」


を攻撃してきたつもりだ。
ただ、社会の良くないところを指摘してきたのは事実で、それを快く思わず、危険だと見なす連中がいることは俺も承知しているよ。
だから邪魔するんだろう」

俺はこのKurtの言葉を読んだとき、
(たしかに、彼ら(NIRVANA)は、怠慢だったことは一度もなかった)
と、得心が行った。
彼らは、その短いキャリアの中で、ダラダラしていた時期は無かったと思う。
音源制作とライヴ活動、この二本柱を守っていた。

しかし、如何せん彼らの外見が「怠惰」そうに見えた。
ヨレヨレのネルシャツ、ダメージ・ジーンズにコンバースのスニーカー・・・。
全部、そこらへんに売ってそうなモノばっかだ。
Kurtに至っては、伊勢丹だかデパートで買ったパジャマを着用して、ステージに上がったり、インタビューに応えたりしていた。
正直、どっからどう見ても「だらしない若者」にしか見えなかった。

パジャマ姿で、ベッドに寝そべりながらインタビューに応えるKurt…(゚o゚;;

しかし、それは外見の話しであり、実際の彼らはバンドで成功しようと必死に頑張っていた。

今、自分の身の回りのもの、パソコンでもクルマでもバイクも家も・・・すべては人が造ったものであり、それらに「怠慢こいてもいい」要素なんて一つもない。

(めんどくせー)
という感情は(もっとも身近な、敵なのだ)と、俺は日々、自分自身に言い聞かせている。







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