「このビデオはいつでしたか」はフィッシング詐欺です

昭和市場の関係者にもFacebookで「このビデオはいつでしたか」メッセージが届きました。これはウイルスではなく「フィッシング(なりすまし)」です。

クリックすると ↓ のような画面が現れますが、まさにこのページがフィッシングサイトです。注目はURL。facebookではないのが分かると思います。もう一点(C)表記の年も違います。

画像1

※このページは、実際Facebookで利用されていたページソースを利用されたものなので一見見分けは付きません。ここでメールアドレスやパスワードを入力すると、それはそのまま相手側に渡ってしまう、という流れです。

アドレスとパスワードが渡る、という事は「すべての情報(自身の非公開含む登録情報、友達リスト、fb友達の、友達限定公開情報や投稿、メッセンジャーのやりとり」が第3者に渡るということです。あわててパスワードを変更しても(ダウンロードされてしまえば)もう遅いのです。

上記詐欺サイトにひっかかってしまった瞬間に、これらすべての情報が「人質」としてとらわれている可能性も十分あります。そのまま公開されてしまうか、ランサム化して「それらの情報を1000ドルで買え。支払いはビットコインで。さもないと全員に公開するぞ」となる可能性さえあります。

これは自分自身だけの問題ではなく、自分の信頼を元につながっている人との個人情報をも奪われてしまう重大な事なのです。

「自分の身は自分で守るしかない」のですが、基本を押さえておけば十分防げるリスクです。また、これらにひっかかってしまう友人がいる場合は、「ソーシャルメディアディスタンス」をお勧めします。自身の情報を守るためにfbリンクを解除するか、「制限付きアカウント」にすることで自身の情報を保護することができます。もちろん友人は過失ですから、人間関係自体へは影響が起こらないよう寛容になれたらとも思います。ソーシャルメディアディスタンスを取らないと、自身の秘密情報が公開されてしまい、本当に人間関係も破綻してしまうリスクがありますのでくれぐれもお気をつけください。


今回のフィッシングサイトについて、ネット上では様々な情報が錯綜していますが、ほとんどが誤った(過剰な)対策です。
・クリックしただけで感染したかもしれないのでパスワード変更を
→クリックしただけでは感染しません。
・新手の詐欺です
→古典的なフィッシングサイトです

もちろんパスワード変更はするに越したことないですが、その労力や時間を考えると必要性は低いです。いま世界中でまんえんしているウイルスと同じ性質ですね・・・

昭和市場では、生活秘書と連携して常に最新のIT情報を把握しています。対策はもちろん、感染してしまった時のリスク説明や対応策なども提供可能です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?