日本人は○○%しか世界最強と言われるパスポートを持たない〜本当に若者は海外に行かなくなったのか?〜

さてさて、最近の若者は海外に行かない、みたいな話がなされたりします。しかし、これは統計的には罠があり、真実とはかけ離れています。最近の若者は、とかいう前にちゃんと事実見ようねというシリーズ。笑 今回は旅券ネタで参ります。

実は2017年、20代で出国した人の割合は過去最高水準だったのです。実は、もともと日本人口にはコブがあり、団塊ジュニア世代が20代だった頃は人数こそ多いので海外出国者数は多かったわけですが、割合でみれば以下のように過去最高レベルに海外に日本の若者はいくようになっています。そりゃこれだけ航空券も安くなり、行ける場所が多くなっているのですから当然ですね。

一時的に2000年代に出国数や旅券保有率が下がったのは、まさに就職氷河期など若者の雇用も不安定化し、収入も少なくなったからというシンプルな話のように思えますし、9/11とかテロの問題が世界で発生したというのも不安材料だったのかもしれません。

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とはいえ、昨今はこのトレンドも一転して増加に転じ、2018年は発行数がさらに増加し、30代未満は40%以上がパスポートを持つようになってきています。

んでもって、それでは全世代ではどうなのか。

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