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テキストマガジン「狂犬の本音」

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#失敗

失敗も成功も切り取ってはいけない

何事にも失敗も成功もありますが、それらは一体的な関係にあると思います。ある時を切り取れば成功は成功ですが、その後の失敗も含めればそれはすべてが失敗のようにも見える。一方で、失敗に見えるものもその後の成功があれば、必ずしも失敗とは言えないと思います。 むしろ失敗や下降している時こそ、次の山に向けた準備でもあり、あまりそこで腐らないことが何より大切だと思っています。 ◯ 波形で理解する、浮き沈み

昭和100年を生きる、大日本帝国企業たちの叫び〜対岸の火事ではないダイハツのブラック構造あるある〜

ダイハツの不正に関する第三者報告書の記載内容をとかをみても、「失敗の本質」が地で行ってて、まじで絶大な勝利の後に、とてつもない失敗の道を歩んでいく大日本帝国のような戦後工業の行く末を感じるところです。 あなたの組織も大丈夫ですか?! ◯ 地獄のダイハツは対岸の火事か?!

「1件も売れない」という深刻な意味

何事も事業には失敗はつきものですが、ときに全く理解できない不可解な失敗というものもあるものです。世の中失敗しないことなんて考えていたら何もできませんが、どのように失敗するか、どのように失敗から学ぶか、のほうが大切だと思っています。が、普通にやっていたら起こるはずもない失敗というものが定期的に起こるのが地域分野の醍醐味…w さて以前、不可解な失敗事例として以下のようなトンデモ特産品開発事業がありました。3900万円の事業費をかけて、結果として売上が9.8万しか上がらなかったと

起業準備って何よ?!

地域において「これから起業しようと思っているんですが、どういう準備をしたらよいですか」という質問を昔からよくもらいます。先日もVoicyライブタワーで質問募集をしたらしてくださる方が数名いたのです。 これにはそんな複雑な話ではなく、明瞭な回答があるのです。ほんと。 何より隗より始めよ、なんですよ。まちにも、ネットにも、さっさと始められる場は昔より圧倒的に増加しています。それらをまずは活用すること。やる人はさっさとやっています。 だから重要なのは気にするべきこと以上に、気

移住失敗をもう1つの視点から見ると、見えてくるもの。

昨日書いた地方移住の如何ですが、起きた現地の情報も入ってきたので書いておきたいと思います。結構影響あるかもしれませんね。今後。

目からウロコが落ちて満足したら終わり。

「目からうろこが落ちました」という定番の名文句がありますよね。まじでそういうこと言う人はほとんど何も考えていないのです。 ○ 目からウロコが落ちたということの実態

夏休みは親子ともに経済経験を蓄積する絶好の機会!

さて、夏休みが近づいてきていますね。夏期講習だの、受験なども結構なのですが、そもそもとして経済スキルを基本的に身につけることのほうが大切だと思っている私でございます。自分なりの経済的なスキルの基盤を持つと社会の見え方も変わり、その上で何を、どのように学ぶのか、ということと向き合うことになっていきます。 そういう意味では子供であろうと大人であろうと、自分で営業し、生活をしていくことが普通だった60年ほど前であればそれほど大きな問題ではなかったものの、9割が会社員公務員である現

約3900万円かけて売上9.8万円の奇跡の豆乳ヨーグルト案件、責任押し付け合い裁判がついに和解〜特別委員会資料から見える悲しい構図〜

墓標について関心の高い皆様であれば「あーあったよね、あれまだ争っていたのか」とおもうような、6次産業化墓標について掘り下げます。 関東圏でいえば山梨県南アルプス市の完熟農園という巨塔があります。こちらについては東洋経済オンラインに書いたこちらのコラムを。一年くらいでスピード破産したケースで潰れた理由もなかなか痺れます。 が、とはいえ1つの製品開発販売のプロジェクトとしてはなかなか痺れる「約3900万円を使って開発したのに9.8万円しか売上がなかった」奇跡の豆乳ヨーグルト案

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【まちづくり幻想】動画解説・失敗原因に潜む「成功要員と時代認識」の齟齬

久々のYoutubeチャンネル更新。 まちづくり幻想が150amazomレビュー超になり、翻訳も決定したりとか変動も合ったので改めて、失敗の原因としての思い込みの前提、時代背景への理解問題について整理して配信しました。 みなさんの周りでも、昭和脳を引きずった意思決定はありませんか? Youtubeチャンネル登録もぜひ。月に一度配信するちきりんさんとの対談など含めて、期間限定で非公開にするコンテンツなどもありますので、登録しておいていただけると良いかなと思います。 また

二度目の挑戦が本当の挑戦〜1度目はほとんどの人が失敗する〜

地域の取り組みにおいて、せっかく頑張ってきたのにうまく行かないこと、たくさんありますよね。私も毎年もう何度としてありますが、結局世の中のあらゆるスタートアップとかですら、初期の事業計画通りなんて行かないもので、むしろ柔軟に状況に合わせて事業計画を組み立て直すことによって成長を作れるんですよね。 私もそういう意味では初期の商店街の事業は失敗続き、役員報酬とるのに3年かかったというお話を本でかくほどへっぽこですが、まぁ粘り強くやったりしていると活路は見えたりするものだったりする

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なぜ雇用創出効果だけでは地方は活性化しないか〜地域内資金循環から見る、誘致型の限界と内発型の可能性〜

地方活性化においては、常に工場誘致、ショッピングモール誘致、そして最近ではホテル誘致、オフィス誘致といったものが様々な予算が費やされて展開されていたりします。世の中に入れた立派な会社がおらがまちに進出すれば大成功という話になりそうなところですが、どうにもこのような自治体が根本的に豊かになっているかといえば、かなり怪しいわけです。 短期的な成果はもちろんあり、先行地域のメリットもあります。つまりは初期段階ではいずれも結構効果が見られるわけですが、その数が増加していくと、徐々に

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なぜ地方自治体は全国で同じことをやるのか〜皆で同じことをやると確実に失敗するメカニズム〜

さて、今朝ちきりんさんが、非常に本質的な指摘をされていました。まぁほんとそうなんですよね、どこもかしこも同じことをやる怪奇現象のようなものがあるわけです。特に自治体は今はまさに「ワーケーション」推進であったり、「関係人口増加」といったようなことをどこもかしこもやるわけです。 もちろん先進的にワーケーションなんて言葉がない時代から、例えばリゾート地だけど、ちゃんとビジネスセンターがあって、ネットもバリバリつながるという宿泊施設とかは実質的にベンチャー企業とかの合宿がきたり、は

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なぜ「まずい特産品」はできるのか。

世羅町の第三セクターが運営している「せらワイナリー」のワインがなかなか売れない理由として、「まずいから」という発言をしたことで辞職勧告まで決議されたということで話題になっています。 せらワイナリーのワインはこれから飲むことにしていますので、本当にまずいのかどうか、は私としての判断は留保しますが、まずい、とか、まずくない、というのは主観もありますので、誰かにとって不味いものも、誰かにとってはうまかったり、その逆もまた然りでございます。 ただ、財務状況などから察するに売れて売

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失敗の原理と向き合い、成功に導くための「3つの壁」を理解しよう! 【1】

今日から少し過去に連載したコラムをもとにして、改めて伝えておきたい、失敗と向き合い、成功に導くための3つの壁という内容を数回にわけてアップしていきたいと思います。 課題にぶち当たった時、闇雲に解決に乗り出せばいいわけではありません。 1. 経営起点のまちづくり

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