マガジンのカバー画像

テキストマガジン「狂犬の本音」

(ご案内)本マガジンはメンバーシップ版「狂犬の本音BASIC」に引っ越しました。以下のURLからメンバーシップ「狂犬の本音」をお申し込みください。「狂犬の本音+」のほうがエリアイ… もっと読む
本マガジン購読ユーザーは、その月分からのテキストコンテンツにアクセスできます。個別にコンテンツ購入… もっと詳しく
¥1,000 / 月
運営しているクリエイター

2023年6月の記事一覧

完売御礼・宿泊なしプランを追加【15組限定・狂犬ツアープレミア@鶴岡】スイデンテラスに泊まり学ぶ、ヤマガタデザイン解体新書

以前から告知をしていきた、7/29に開催予定の狂犬ツアープレミア@鶴岡の内容が固まりました。 全国有数のまちづくり成長企業たるヤマガタデザインについて徹底的に学ぶプログラムです。今回は坂茂設計の人気ホテル「スイデンテラス」の部屋を特別にご準備いただきまして、15組限定で宿泊付きで行います。恐らくすぐに埋まるので、お早めにどうぞ!! すでに完売しました! そのため、宿泊なしで現地参加プランをご要望があり追加しました。 ○ 今回のVIPプログラム今回の狂犬ツアーは「プレミア

フィードバックなき人生に未来なし〜社会関係資本を積み上げなければ仕事も人生も毀損する

さて、ちょいと最近何度か「ただで相談するくせにフィードバックを全くする習慣がない人」に遭遇することがありまして、そういう仕事しているとマイナスの螺旋階段を下ることになりますよ、と思ったのでFBに軽く投稿したらとてつもない反響を頂きましたので、より掘り下げて解説したいと思います。 これは単にフィードバックがないという話ではなく、そもそも仕事というものは「社会関係資本」をもとに成立している。いや、仕事だけではない、人生そのものが関係資本の積み上げによって充実感を左右されるという

終身雇用もいよいよ終わり。

戦後、日本型経営として長らく語られてきた「年功序列・終身雇用」もいよいよ終わりに向かっていく段階になりました。 そもそも2019年頃から経団連がもう終身雇用は無理だという発信をしていましたね。 で、いよいよ骨太の改革に終身雇用を前提にした、退職金税制などを変化させて中途での転職にインセンティブを与えていくことにするという話が盛り込まれましたね。 正直、就職氷河期とかの原因にもなったこの解雇規制も、終身雇用前提の税制とかもそのままにしてきていて、ほんとあまりに遅かったよう

【完売御礼!8/5・オガール祭り】5枠限定・定期購読者限定VIPプログラム〜オガールで体験的に学ぶラーニングジャーニー企画〜

公民連携事業でも注目され続けている岩手県紫波町のオガールプロジェクト。私も「これはちょっと厳しいで・・・」と思ったエリアでしたがw 今や日本において稼ぐ公民連携としてのベストプラクティスの一つになっています。 今回はそんなオガールで毎年恒例で行われきた「オガール祭り」も今年で10周年!!! そんな節目のオガール祭りということで、私のnoteとvoicy定期購読者限定のVIPブログラムを企画します。 限定5組の募集です!!→完売となりました! シンポジウムのみの一般参加

【Voicy】2023年上半期専門家ランキング第2位に!2年運営して感じる音声メディアのリアル

2021年7月やり開始したVoicyチャンネルですが、おかげさまで多くの方にお聞きいただけまして、2023年上半期専門家ランキングで第2位になりました!バチパチパチ。 noteの配信を本格的に開始したのが、2019年10月。テキストや写真を中心に取り扱いながら、動画解説などもやってきており、こちらもまた成長を続けています。 そしてコロナ禍中盤の2021年7月にVoicyを開始しまして、音声メディアに進出したのですが、驚いたのは市場の違いですね。noteでのテキスト、画像な

ポスト活性化時代の商店街解散・解体のリアル〜壊す公共事業最前線〜

商店街活性化という話はもはや久しく、むしろ最近では世代交代もあってそのキーワードすら薄らいできています。世代交代できたところは良いとしても、できなかったところはもはや廃墟化し、その取扱いについて都市問題化してきています。 廃墟は放置され、アーケードも老朽化しているけど撤去費用の責任すら誰も取らない状況で、市民からすると「危険ゾーン」として商店街が扱われる時代になってしまっています。活性化どころか、解散・解体とどう向き合うか、がかなりの数の商店街のリアルと言えます。 先日も

埼玉県プール規制にみる、公共財における排除問題-他人の生業権を軽視してはならない

酒を飲むな、とか、子供の声がうるさい、とかと同じクレーマー優先主義になってますが、さらに気に入らない仕事すら破壊せしめようとする一部の人たちが出てきました。 気に食わない、気持ち悪いとか思う人はいるのかもしれませんが、変な正義心を振りかざして他人の茶碗を割るのはちょっと一旦立ち止まってほしいところです。 ○ 問題の発端

急拡大局面の方法を、衰退局面で実行するとまちが死ぬ

衰退している地域において活性化事業の中身が、人口爆発時代に行われたようなインフラ投資、区画整理再開発をそのまま、人口減少時代に行うことで、活性化どころかまちの致命傷になる、ということが多々あります。 そういうことを決めてしまう人たちは「道具」のことしか考えていなくて、その道具がどういうときにはプラスで、どういう的にはマイナスなのかという「状況」を組み合わせて理解していません。 だから絶対にやったらいけない「状況」×「道具」の組み合わせを大規模にやってしまって、まちが爆発し

起業準備って何よ?!

地域において「これから起業しようと思っているんですが、どういう準備をしたらよいですか」という質問を昔からよくもらいます。先日もVoicyライブタワーで質問募集をしたらしてくださる方が数名いたのです。 これにはそんな複雑な話ではなく、明瞭な回答があるのです。ほんと。 何より隗より始めよ、なんですよ。まちにも、ネットにも、さっさと始められる場は昔より圧倒的に増加しています。それらをまずは活用すること。やる人はさっさとやっています。 だから重要なのは気にするべきこと以上に、気

行列と休業〜安すぎるプライシング問題と値上げで正常化するビジネス〜

常々私のnoteでは安くたくさんからの脱却の話をしてきていますが、またしてもそれに関連する問題が出てきました。 そもそも日本はこの30年が異常環境にありまして、「同じ商品はずっと同じ値段」であることが当たり前だと勘違いしています。戦後はずっと商品の値段はあがっていたのに、90年代以降の異常社会を「常識」だと思っているとどんどん貧乏になっていきます。 何よりメディアや世間の声とか無視して、ちゃんとお客様だけの声に耳を傾けて値上げしている会社が利益を出していっている事実につい

国内高付加価値化の勘違い〜横並び高付加価値の愚。競争構造を理解することが大切〜

コロナ禍においては高付加価値の国内サービスがかなり活況を呈していました。というのも、国内のお金を持っている層が海外に行けないかわりに、国内の高付加価値なサービスを求めて旅をしていたからです。 日本における高付加価値化は大切なのですが、それは画一的なものではなく ・地域のテロワールに即した独自性のあるもの ・直接の営業チャネルで集客できるもの という2点が踏まえられる必要があります。 しかしながら、日本は何でも横並びでもあり、補助金政策で「高付加価値化」を促進するという