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テキストマガジン「狂犬の本音」

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2023年5月の記事一覧

【対談配信告知:5/31 20:00-】坂田夏水さんと語る、パリ移住でわかったこと【2】

さて、月初に第一弾をお送りした夏水さんとの対談第二弾!! 前回は木下も海外移住したらいいじゃん、というネタで終わりを迎えました。 今回はさらに掘り下げて移住のリアルを聞いていきます。海外移住に必要なことって何か、より具体的にお聞きしながら、パリでのビジネスについてもより聞きたいと思います。 ○ 夏水組が関わる空間デザインに役立つ商品サービスも多くの人の生活満足度アップに参考になりますよもう夏水組での実績は多数ありますので、公式サイトをご覧くださいねー!! 賃貸でも部屋を

低層高密度、スカイライン、配色などのエリアプロトコル設計がもたらすもの【中東・欧州出張記 #5】

エリア単位での活性化などを考える上でも、また人口規模が都市圏でも自治体区分でも小さい場合にもやはり重要だなと思うのが、今回各地を回っていて「低層高密度、スカイライン、配色」だなと思わされます。 建築とか都市計画とかも、個別のエリアとか区画整理・再開発とかそういう手法ばかりで日本では未だに注目されるけど、まちとして、エリアとして、プロトコル(規則や手順)を定めるということの重要性を感じます。 地域活性化やエリア再生でビジョンをたてるみたいな話があるけど、正直ビジョンとか以上

活性化のための開発するとまちが早く死ぬ理由【中東・欧州出張記 #3】

ポルトガルに到達しています。ポルトガルは今や総人口が1000万人の国になっています。大航海時代、覇権国として植民地支配を世界でやっていたのも今は昔、数百年で落ち着いた国になっています。 そんなポルトガルのリスボンは、54万都市。観光地として大人気なのは、風光明媚な海のある街と共に、物価も安く、治安も安定しているからです。女性二人旅も多く、海産物が大好きな我々日本人にも馴染みあるタコ、イワシなどが食べられることでも人気です。 さてさて、そんなリスボンは大航海時代の大資産があ

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【中東・欧州出張記 #2】万博と未来博物館をみて思う、日本の本質的な強み

ドバイ滞在で今回は、ドバイエクスポシティと未来博物館にも行ってみたのですが、そこで感じた「日本の本質的強み」がすごいわかりますね。 日本は基本的にオタク体質なのですが、それって何かといえば「ディテールにこだわる力」と思います。オタクってそんなことまで知ってる必要ある?!ってくらい知っていたりするのですが、そういうオタクがいるので、適当なことができなかったり、はたまたオタクがいるから突き詰めて新しいものを創造できたりするわけですね。 地域の強みもある意味その地域にある分野に

【中東・欧州出張記 #1】10年で人口約1.8倍成長。資源ではないもので稼ぐドバイの戦略と実態

さて、ドバイにきています!! ものすごく暑いです。。。 あつすぎて日中は歩いている人はまちには見られず、完全なる自動車社会。そこを爆走するのは、トヨタとレクサス。日本人としては「ありがたやー」と感じさせられます。笑 日が落ちてからまちに出て、ドバイモールにも足を伸ばしましたが、びっくりしたのはこのモールの営業時間。深夜1時までやっているんです。物販店でも11時間までやっていて、昼間は暑すぎるからか、ナイトタイムエコノミーで動いている感があります。 ということで、中東・欧

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ORではなく、ANDの思考が求められる、プレミアム戦略の本質〜徳島阿波おどりVIP席を題材に〜

何をやっても揉める阿波の国。踊る阿呆に見る阿呆なんて明るいトークだったはずの阿波おどりが、普通に地域分断ネタになっているのが悲しいところですねー。ほんともう少し地域で協力しようって雰囲気にメディア含めて醸成できんのですかな。 そもそもとして1.5万なんてVIP席としては中途半端でしょぼいくらいで、これを高いとかなんだとか言い始めること自体が終わっているんですね。そもそもとして祭りか、興行か、なんて議論そのものが、終わっています。 阿波おどり自体は祭りだけど、桟敷席とか設け

ジジイガチャとポエマー地方創生の行き着く先

最近定期開催されすぎて若干食傷気味でもある、地域おこし協力隊絡みのトラブルですが、次は土佐市の案件がネットでバズっていますね。当事者の方は本当にご愁傷様という感じなのです。。。 ただ都市で生まれ育ち、地方で仕事をしたことがない方はご存じないのですが、この手の行政と地元団体の構図、この手の地域おこし協力隊制度の活用、この手のジジイガチャとかはマジで超絶あるある、「これ次のテストに絶対でるぞ」的なレベルではあるんですよね。 さらに、この手のセクハラ、パワハラやる、地元では知ら

話題よりも実益が大切。そして信用はさらに大切〜継続的事業で大切にしたいこと〜

なんだかんだで20年以上、全国各地のまちづくり会社を中心に様々な会社とお付き合いして来たことで、現地に行ってみてみると「あら、、、これは」と気づくセンサーがそれなりに身についております。 最近はSNSなど含めて発信メディアも多様化し、オンラインメディアも多数存在し、さらに「地方」というネタがある程度の話題になる時代にもなりました。だからなんとなくいろんなところ話題になることを追い求めがちです。 ただそれはそれで危険で、話題があっで実益伴わなければ、経営は成立しません。やは

【インタビュー告知:5/11 20:00-】フランス移住でわかった、日本とパリ生活と市場の違い / 坂田夏水さん

さてさて、もうかれこれ10年前くらいの北九州のリノベーションスクールでお会いしたのがキッカケの坂田夏水さん。インテリア業界ではちょー有名人なのですが、全く私はその分野はうといこともあり、何も知らずに話をしていて、なんか会社の話とかを屋台でしていた記憶があります。 そんな夏水さんがフランス人と結婚されて、移住し、パリで生活をするだけでなく、現地で内装のお店まで開店。お子さん2人も連れて移住してどうなのかなと思っていたら、やはりお子さんたちの現地化は早いようで、言葉もバリバリに

【海外出張記・タイ #3】エリアで変えるターゲティングと需給調整のビジネスモデル

日本の課題はカバレッジを広げる上で1つの平等にこだわるが故に取りこぼしている需要があること。もうひとつは需給調整のビジネスモデルをより意識していくことです。 日本は「一つのものですべての人をカバーする」という思想が強いように思います。これは一億総中流なんて言われた半世紀前くらいに確立され、戦後成長世代が持つ価値観と密接に関わっていると思います。ただ結果として、それが大行列を生み出して、ビジネス全体のスケールを広げることにはつながらなかったりすることも多いですね。 やはりこ

【海外出張記・タイ #2】タイの地方交通事情、個人事業集積、国立公園離島における入島税とネット環境

タイ滞在が続いております。今回色々と教えてくれている現地居住6年となったという日系企業駐在員の知り合いともあれこれ話をしていて、タイと日本の経済関係についても考えさせられるところがあります。 一発目の日本との産業関係など含めたタイの重要性については以下で解説。観光都市戦略もかなり多様で、地方分権というか、地方それぞれが考えて行動しているのが特徴的です。国に集客任せて、とかではないのがよいところですね。 が、そこはまた後日バンコクでも掘り下げるので、今日少し視点を変えてタイ