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テキストマガジン「狂犬の本音」

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2021年11月の記事一覧

「新たな地域ファンド組成に向けて、地域事業における3つの金融課題」糀屋総一朗×木下斉

ここ数年お付き合いをさせて頂いている糀屋さんが立ち上げる地域事業向けのファンドについてあれこれと議論をさせていただいているのですが(こちについては近日プレスリリース予定)、それに先立って、対談コラムがアップされています。 様々な場所で貸しスペースを運営したり、大島でゲストハウスを仕掛けたりしてきている糀屋さんの経験の中と、各地での私なりの経験であれこれ議論しています。 人口減少はあくまで結果であって、地域衰退の原因ではありません。というか、そもそもそれを原因だと叫んだとこ

【amazonブラックフライデー】木下本、期間限定特別配信中&キノネットおすすめアイテム

巷はブラックフライデーでネットサービス各社があれこれとセール対象商品を展開していますが、私の本も期間限定割引の対象になっています。 まだ未読のものがあればぜひこの機会に年末のまとめ読み用にご購入いただければと存じます。 さらに最近ちょっと疎かになっているキノネットですが、紹介したアイテムでもイチオシが割引になっています。ボイシーでも触れているのでこちらにも貼り付けておきます。 以下のケーブルまとめアイテムは本当にいいです。 割引対象じゃないけど、今年のAnker製品で

100年人生に必要な「オーバーエクステンション戦略」、4つのポイント〜投資なくして成長なし〜

今週は兵庫県たつの市にきています。重伝建地区における民間主導型エリアリノベーションの好例です。昨年狂犬ツアーも開催したご縁もあって、資本提携もさせていただき、動いています。龍野中心部の実績物件などを回ったまち歩き動画などを収録した以下のnoteもご活用ください。 特に、同地域は歴史的建造物の小型物件について取得、再生、リーシング、利回り物件にしオーナーチェンジで売却するモデルを30棟ほど取り組んできているのですが、より自己資本調達をもってこれを経営基盤として持ち続ける新たな

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12/12開催。今年最後の「狂犬ツアー@流山」。なぜ流山は人気都市になり、維持できてきたのか。【定期購読者クーポン付き】

今年最後の狂犬ツアーは、流山市で開催します。すでに募集が開始になっておりますので、以下からご確認ください。 流山市は様々なメディアでも報じられているように、この20年で大きく変貌した首都圏郊外都市です。もちろんTX開業は大きな契機ですが、とはいえ数ある郊外路線、駅の中でなぜに流山が注目されるのか。流山おおたかの森を中心として都市形成などついても当日は切り込みます。 よくあるのは郊外都市でもいかに東京からきてもらうかばかり言う人がいるのですが、競争戦略としては東京が敵対では

子供への10万円支給で揉める前に、年間50兆円超の年金議論を〜求められる、年齢関係ない所得・資産合算に基づく社会保障〜

子供に10万配る配らない、配るなら所得制限がどうした、世帯の誰かの所得で制限するか、世帯合算にするか、、、というようにあれこれお話をしていますが、18歳以下全員に10万円を配ったとしても2兆円程度の予算と言われています。にもかかわらず、若いというだけでお金かもらえてずるい、子供がいない世帯はどうするんだ、というよくわからない議論すら出てきています。突発的に支払う1度きりの2兆円について、正しくどう配るか、なんて議論をしていますが、そんなことはさっさと決めてもらって、もっと本質

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エリアと物件にこだわりすぎない判断力が10年続くまちづくりに必要な理由

先日、とあるエリア再生の相談を都市経営プロフェッショナルスクールのOBから受けていた際に、私が一言いったのは「ここのエリアに、個人的にこだわり過ぎではないですかね」というお話でした。 しかもこだわる割に自分で所有する土地があるわけでもなく、自由になるものもそれほど存在せず、かなり役所とも面倒な調整をしながら、下手すると周辺の不動産オーナーにタダで使われているような節すらありました。ここをどうにか良くしたいという正義心は大切な一方で、事業的には投入しているリソースに対して、得

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キャンプ、グランピング消費構造からみる、地方が掘り下げるべき市場

先日、久々に琵琶湖周辺、しかも左岸エリアにいっておりました。なかなかあのエリアに行くことがないのですが、今回訪問したのは土曜日。行楽シーズンというのもありますが、ものすごい数のキャンプ客がきていて、沿線にあるグランピング施設も大人気でした。 コロナ禍になって昨年から人気を増しているキャンプ市場、グランピング市場ですが、本当にびっくりしました。グランピング市場については以下で解説をしていますが、キャンプ市場もすごいですね。 私が宿泊した白浜荘というのがオートキャンプ場もやっ

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昭和な拘束懲罰型管理は、リモートワークもある令和では通用しない〜いい人を退ける、オラオラマネジメント問題〜

私はずっと働き始めた高校時代からリモートワークが基本です。 自分の会社、若い頃チャンスに恵まれてその時々で(自由にw)働かせてもらったりした会社、財団法人、NPOなど様々なところで仕事をさせてもらってきたけど、全てそこに毎日いくみたいなことはなく、ふらふらしています。 なので、何時間働くとか、何をやって成果か、みたいなことを細かく管理したりせずに(そもそもできない)、会社組織としても、プロジェクトワークとしても、それぞれの自主性で納得いくことをやっていくチームで仕事をして

歩行空間の地場商業への影響を理解する〜データからわかるスペイン歩行空間における商業優位と実例〜

歩行空間化の流れというものは、国際的にも、そしていよいよ国内でも起こり始めています。なぜ歩行空間が都市にとってプラスになるようになってきたのか、これは単に歩行が優れているというよりは、自動車移動と歩行というものの供給量の変化によって需給が逆転した、と考えるほうが適切と思います。 ○ 立地希少性と特性〜接道されている土地はもはやコモディテ前提条件として、まず道路や接道されている土地はずーーーーっと供給されてきたので、もはやどこにでもあるものです。だから昔のように道路とか、道路

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出張でも負けない体力つくり〜まちづくりに必要な基礎体力〜

さて、本日は定期購読者限定コラムです。なんか私のnoteコラムは結構マニアックで難しいから集中して読まないといかんなんてことを言われたりするのでw 今日はラフな健康ネタです。 地域での事業、活動などが一気に再開してきて10月からとんでもない出張ラッシュとなっている木下です。まちづくりは肝臓でする、なんて笑い話がありますが、そんなことやっていたら肝硬変で死んでしまうのでw それも含めて、ちゃんと体調管理をしていかなくてはなりません。 幸いにして私も高校時代から諸先輩たちの健

長門湯本のまち再生【2】〜外部投資、行政投資、地元投資の三位一体、そして課題と提案〜

さて前回から解説している長門湯本のまち再生。 今回は施設再生や街路整備などのポイントなど細かなところを見ていきたいと思います。ここの場合にも街路などの社会資本整備は自治体がかなりの投資をしていますが、民間施設については民設民営で行っているものばかりであり、このあたりのメリハリはとても大切と思います。 公設公営、公設民営といっても指定管理料ありきでやっている、みたいな施設ばかりが世の中に跋扈していますが、できれば民設民営でできるものはちゃんと逆算してやりきるのが、単に個別施

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長門湯本のまち再生【1】〜歴史ある長門湯本の変革はどう始まり、進んでいるのか〜

5年ほどに長門湯本のまち再生についてお声がかかり、まちづくり会社設立時点での仕掛け、事業計画などについてAIAでサポートさせてもらいました。まち全体を見据えたビジョン、地域外からの投資、河川利用、地元事業者たちによる行政資産にしていた温泉の民営化など多様なハードルがあるプロジェクトです。 会社立ち上げと主力事業のシミュレーションがうちが関わっていたところなので、その結果については話は聞いていたものの、なかなかコロナもあって現地に行けていませんでした。 ということで、今回久

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大企業人材が地域に関わるべき理由

今度、newspicksさんとコラボで以下のような大企業人材向けのオンラインセミナーを開催します。地域活性化というのは、従来だと「地方のための」という視点が強かったのですが、社会の持続可能性と向き合うことが求められる時代になり、大企業などにとっても今となっては様々なプロジェクトフィールドとして活用することが必要な時代になってきています。 ○ 社会適合が必要な企業経営その意味でも、長く大企業分野において90年代から社会貢献から近年のSDGsやESG投資などの視点までを包括して